先日、茨城県龍ケ崎市で会食する機会があった。
隣県ながら、まともに訪れた記憶がない街だ。
「トラットリア アルベロ」というイタリアンの店での夕食だった。
クルマだったので、酒なしディナーである。
ノンアルコールのスパークリングワインを注文して、やや沈んだ気分での夕宴開始だった。
しかし、
料理はどれもとても美味しかった。
ワインを欲しつつも、アルコールを摂取できないことで逆にそれぞれの料理の素材の味をしっかりと感じることができた。
あらたな発見のような気もした。
ニンジンベースの身体に良いというスープから開始。
客は他におらず、貸し切り状態のままデザートまで進んだ。
隠れ家的な一軒家のレストランである。
オーナーシェフだろうか、独りで調理とサービスをしてくださったのだが、個人的にはとても快い応対をしていただき大満足である。
世の中、知らないことだらけだ。
良い経験をさせてもらえた。
今度は龍ケ崎市内にでも宿を取り、タクシーで再訪しようかと冗談抜きで思っている。
前菜盛り合わせの時点で、ビール、白ワイン、赤ワインをまとめてテーブルに並べて味わいたい、と思ってしまったからだ。
そんな究極の願望をオーナーシェフ?氏に話したら、そういう客も多いらしく「ぜひ!」と言ってもらえた。
しょぼくれて日々を浪費している場合ではないようだ。