インテルジェット4921便でハバナからメリダへ | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

昨日は、ハバナからメキシコのメリダへと移動しました。



カサから空港までは、バラデロへ行ったときと同じタクシーです。

カサのセリアさんにタクシーを依頼するとこうなるようです。

ホセ・マルティ国際空港には9時頃に到着しました。

搭乗するのは、インテルジェット4921便です。

インテルジェットのメキシコのサイトから予約し、3,231.42ペソ、2万円弱の運賃でした。

定刻12時15分発。

カウンターに表示はありますが、まだ搭乗手続きは開始されていませんでした。

すでに10人以上の列は出来ています。

11時10分発でカンクン行きの便があり、総出でそちらをさばいているようでした。

9時20分頃になって搭乗手続きが開始されました。

その後、出国審査で並び、荷物のセキュリティーチェックで並び、自由な身になったのは10時頃でした。

並ぶ度に、どこからか横入りする輩が現れ、そのいざこざを目撃しなければいけないという精神的苦痛も伴います。




まず向かったのは薬局です。

もっと早く行くべきだったかと思いつつ、下痢止めの薬を買いました。

CUC6.45、約740円。

裏には「強力」などといった表示もありました。

水も買って、早速服用しました。

薬剤師さんにおしえられたように、初回は2錠です。



余ったペソでいくつかの土産品を買った後は、ひたすら待合室で過ごしました。

アメリカン航空やデルタ航空も飛び立っていきます。

ひと昔前では考えられない光景です。



しばし待った後、搭乗開始。

機材はエアバスA-320型機です。

座席は3C。

3Cから見た窓側。

この後、窓側には女性客が来ましたが中央席は空席でした。

得した気分です。

続々と乗客が乗り込んで来ます。

LCCゆえ、すべてエコノミークラスなのですが、運賃により座席の列が異なります。

前方2列はプライオリティシートということらしいですが、乗客は一人だけでした。

飛行時間は1時間15分との機内放送です。

離陸後、スナック菓子と飲み物が配られます。

下痢を心配して水だけもらいました。

メキシコ・シティからハバナへのインテルジェットでも思ったのですが、本当にトイレに行く人が多いですね。

シートベルト着用サインが点いて着陸態勢に入っても行くのです。

皆、激しい下痢なんでしょうか?

それとも頻尿?

CAさんも注意しないので、そのあたりが日本とは違いますね。



驚いたのは、勝手に後方座席からプライオリティシートに着席して悠々と読書を始めた初老の男。

着陸前、さすがにCAさんに席に戻るよう注意されると、なんと自分の隣の空席に座ってきました。

窓側の女性共々、
「あんた、ここじゃないでしょー!」
と言ったのですが、我関せずの図々しさ。

日本語で、
「バカじゃねーの」
と、呟いてしまいました。



不愉快なのは、そればかりではなく到着時も。

着陸時に大きな拍手に包まれるのは微笑ましい、ということでよいでしょう。

しかし、機体が停止するかしないかで、まだシートベルト着用サインが消える前から隣の男も含めて我先に、と乗客が通路に殺到するわけです。

早く降機して早くイミグレーションを通過したいのはわかりますが、きちんと並ぶ、とか、順番、とかいう概念が日本とは大きく違うのだなあ、と今さらながらに痛感した次第です。

なんてストレスがたまるフライトなんでしょう。

自分も、もっと図々しく、他人のことなど気にせず、好き勝手にふるまえる無神経さがあったら、いちいち小さなことで悩んだりイライラしなくてすむのかな?などと思います。

まあ、そんな人にはなりたくはないのですが。



さて、メリダ。

一昨年12月以来の再訪です。

地方空港ながら、入国審査はかなり厳しく、旅程や航空券の提示なども求められました。

一人ひとりに対して費やす時間が長いのに、係員はメキシコ人用に1人、外国人用に2人しかいません。

自分は外国人の列の4番手で並べたのでかなり早く通過出来ましたが、後ろを見れば長蛇の列。

この現状を知っていたら、やはり早く降機したくなるかも、などと急に腹を立てた連中に同情したくもなりました。

ちなみに、他人を押し退けて早く降りるパワーがあっても、大きな荷物を引きずってノロノロ歩く肥満気味の連中を横目に、こちらはリュックのみで得意の早歩き、という正攻法でどんどん抜かしていきました。

日頃のトレーニングの成果?

正直者がバカを見ないでよかった。



インテルジェットが悪いわけではないのでしょうが、正直、二度と乗りたくありません。