先週、1泊の旅をしてきました。
行き先は、三島。
熱海から東海道線で2駅、約13分。
運賃は片道320円です。
旅は口実から。
1月末で有効期限を迎える、株式会社共立メンテナンスの「株主様ご優待割引券」8千円分を使うためにに行くことに決めました。
当初は東京のスペインバルででも使おうかと思っておりました。
しかし、予約を試みて電話をする度に「その日は貸し切りです」と断られ続けているうちに、有効期限が迫ってきてしまいました。
その日の朝、ふと、三島にも共立メンテナンスのホテルがあることを思い出しました。
ホームページを見れば、宿泊料金は7,990円。
お釣りの出ない8千円分の券を使うにはこのうえない料金です。
電話で予約をしてから旅支度を進めました。
まずは熱海税務署で、この季節ならではの書類を提出する、というきわめて現実的な行動をとりました。
その後、東海道線に乗車し、三島で下車します。
何度も乗り換えたり街を歩いたりはしてはいますが、いつも時間に追われており、気ままなカンジで訪れたのは初めてかもしれません。
三嶋大社へと歩く途中、水路の脇に純和風のカフェを発見し、入ってみました。
大正末期に建てられた建物で、もともとは番傘を作る職人さんの家だったそうです。
手染めの衣類や陶器など趣味の良いものが展示、販売されており、奥の座敷が喫茶スペースになっていました。
客は誰もおらず、静かにコーヒーとチーズケーキをいただきました。
ホテルへと歩く途中、昔ながらのパン屋さんを発見してしまい、菓子パン3個を買いました。
明日の朝食にでもしよう、と思いました。
そして、この日の宿「ドーミーイン三島」にチェックイン。
実質無料で宿泊するので、ありがたいことです。
線路が目の前、という2階のトレインビューの部屋でした。
洗面所が別というのは使いやすい造りです。
大浴場があるのでバスタブがなくシャワーだけですが、ホテルではシャワー派の自分にはこれで充分です。
夜は沼津で吞もう、と企んでいました。
それまで、まだ時間があります。
パン屋さんで買った菓子パンをリュックから取り出し、デスクの上に出しました。
朝食用、と思って買ったのですが、酒を呑む前に1個は食べておいた方がよいだろう、と急きょ指針を変更します。
旅のみならず食もまた、まさに口実、といったところでしょうか。