またまた加満田(かまた) | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

先日、奥湯河原温泉の加満田に宿泊しました。

このブログでも何度か紹介している宿です。

初めて訪れてから、15年。

記録によれば、今回は16回目の宿泊だったようです。

前回誘った呑み仲間のYも気に入ってくれたようで、今回も一緒に行きました。

東京から来るYとは湯河原駅で待ち合わせ、まずは「トルティーノ」でランチを楽しみました。

サラダのボリュームに圧倒されます。
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ソースが絶品のチキン料理。
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チーズとミートの下には、パスタが!
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ワインも進み、気分良好となりました。

湯河原駅前からバスに乗り、終点の奥湯河原で下車します。
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昔から変わらず風格ある佇まいです。
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通された部屋は桧垣。

10畳の本間に6畳の次の間が付いた立派な部屋です。
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広縁からの新緑の眺めは見事でした。
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入浴の後には、庭園を散策しました。
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野趣あふれた空間で、もう少しすれば蛍も見られる自然環境です。

お楽しみの夕食は、もちろん部屋でゆっくりいただきます。
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派手な演出など一切なく、季節の食材を使った料理が運ばれてきます。
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酒は三千盛。

温燗が進みました。
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食後には、事前にお願いしておいたワインとチーズを味わいました。
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女将さんが選んでくれた品です。

その女将さんとのお喋りもまた、この宿での楽しみの一つなのです。
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スッキリした気分で迎えた朝。

朝風呂を堪能した後、朝食も部屋でゆっくりといただきます。
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かくして、加満田での一夜が終わりました。

快適に、ストレスなく過ごせるひと時。

かつては、多くの小規模旅館がこんなだったのかもしれませんが、いつしか時代は変わりました。

朝夕食共に部屋食、ということ自体、かなり珍しくなってしまいました。

インカムをつけた黒服の若いお姉さんに案内され、個室料亭風の食事処に出かけなければいけない「高級旅館」も少なくありません。

和室にローベッドが置かれ、ホテルライクな「旅館」も増殖しています。

利用者の嗜好が変わってきたのかもしれませんが、日本旅館の文化は変えてほしくないと個人的には思います。

そういった意味では、加満田にはまだ昔からの日本旅館の気概が変わらずに残っています。

だからこそ、何度も足を運んでしまうのです。

女将さんは
「高級民宿でございます」
などと冗談交じりに謙遜されていました。

しかし、今の世の中にあふれる「インチキ高級旅館」などよりも確かな日本旅館の原点を感じられるのが加満田です。

これからも奥湯河原通いは続きそうです。