昨夜は某病院に1泊してきました。
睡眠時無呼吸症候群の精密検査のためです。
宿泊を伴う入院は、人生において今回が2度目です。
ちなみに前回は、1997年9月のこと。
プロレス修行中のグアテマラからの一時帰国で赤痢が判明し、都内の病院で2週間近く隔離入院させられたのでした。
それから比べれば、今回は検査入院でもあり、気楽なものです。
希望したわけではないのですが、4人部屋の1人使用。
窓からは木々の緑と、その先には山々も眺められます。
看護師さんから、
「お酒を呑んでもいいですよ」
と言われ、驚きです。
「いいのですか??」
「いいですよ。なるべく普段と同じように過ごしていただいてかまいません」
それなら、と、外出許可書を提出し、病院近くのコンビニへ買い出しに出かけました。
なんだか、旅行気分になってきます。
病院で晩酌が出来るとは、想ってもいませんでした。
食事は2食付きで、部屋へ運ばれます。
つまりは、ルームサービス。
病院なら当たり前ですが、ここをホテルと考えれば、贅沢なものです。
と、ここまではわりと気分良好だったのですが、18時近くになって運ばれてきた夕食を見て、いっきに気が沈みました。
こちらがメニューです。
白飯はしっかり盛られている以外、おかずは極めて少量です。
いや、これが本来の適量なのかもしれませんが、日ごろの食生活と比べるとガッカリな内容です。
500mlの缶ビールは進まず、おかずが少ないので白飯も進まず、と、大層侘びしい夕食となりました。
食後、検査技師さんが2人現れ、さまざまな装置を頭、鼻、身体、腕に取り付けられました。
情けない姿を自撮りしてみました。
違和感ありありなまま、21時の消灯を迎えました。
多少まどろむも23時過ぎには目覚めてしましました。
暑さやベッドの狭さや、なにより身体の違和感からなかなか眠れぬまま時間だけが過ぎ、未明になって浅い眠りと夢を何度か繰り返しているうちに朝を迎えました。
「眠れましたか?」
「眠れませんでした」
「そうですよね」
そんなやりとりを看護師さんと交わしました。
こんな眠りで、検査になっているのか、正直不安もあります。
シャワーを浴びた後、朝食です。
朝食が終われば、あとはいつ帰ってもよい、と言われています。
会計は昨日、すでに済ませています。
いつまでもいるような場所でもありません。
8時過ぎには、病院を後にしたのでした。
ちなみに、今回は1泊2食付き28,770円。
平日でしたら、それなりの旅館にも泊まれそうな金額でした。
やはり、健康がなによりも大切だ、と実感した一夜でもありました。
検査結果は、約1か月後に郵送で知らされるそうです。
「判定不能のため、再入院してください」
そんな通知が来ないことを祈ります。