世は、シルバーウィーク。
日ごろは世間に逆らった生活を送っている自分ではありますが、これだけの連休はやはり魅力ではあります。
そんなわけで、旅に出ました。
くしくも、母がまもなく75歳の誕生日を迎えるので、それを口実として、母、姉との3人旅です。
旅に出ようと決めたのは、2か月ほど前。
「主役」である母に「どこに行きたい?」と問えば、「由布院に行ってみたいわー」との返答で、即行き先が決まりました。
ただし、すでに多くの旅館は満室の状況。
唯一空いていたのが、今宵の宿である「草屋根の宿 龍のひげ/別邸 ゆむた」でした。
しかし、こちらも1泊だけで、残りの2泊は別府の宿をとりました。
かくして、「おんせん県」で温泉三昧を企む旅が決まったのです。
きょう、羽田から昼過ぎのJAL便に搭乗し、空路大分入りしました。
大分空港からはレンタカーでひた走ること、およそ1時間。
町外れの宿に到着しました。
部屋は離れです。
和室には、すでに3人分の布団が敷かれていました。
まだ15時半過ぎで、寝るまでには時間があるのですが……
居場所は、こちらのリビングスペースのみ、ということになります。
部屋はとても清潔でキレイなのですが、どことなく殺風景な印象も否めません。
気になる温泉ですが、大浴場などはなく、部屋に大きな半露天風呂が付いています。
無味無臭の単純温泉と聞いていますが、なぜかとても鉄臭い香りがしていました。
しかし、源泉掛け流しとのことなので、母&姉コンビと交代でありがたく湯に浸かりました。
風呂からは、山々が眺められ、気分は上々です。
風呂上りにテラスに出れば、気持ちよい秋の風。
しかし、改修中だかの離れを覆ったブルーシートが、旅情をかなりぶち壊してくれます。
でも、静かな自然の中に身を置けるだけでも幸せなこと。
由布岳の夕暮れも眺められました。