成田からのJAL771便でシドニーに着いたのは、昨日の朝。
入国手続きの後、トイレの個室にこもって制汗スプレーを吹きかけたり着替えたり、ついでに荷物整理もしました。
落ち着いたところで、到着ロビーにあらためて戻りました。
朝から、相当に賑わっています。
適当なベンチに座ってほどなくして、約束通り、現地在住の友人Kがこちらを見つけて声をかけてきてくれました。
Kは、新卒で入社した外資系金融関連企業の同期の中で一番仲の良かった友人です。
もう20年の付き合いです。
今では奥様と3人の娘さんと共にこちらに住んでいるのですが、毎年日本に一時帰国する折には吞み語る友でもあります。
昨日は金曜日だったのですが、わざわざ仕事を休んでくれました。
悪いなー、と思ったのですが、本人いわく、休むきっかけが出来て良かった、とのことでした。
週末もこちらに付き合ってくれるとのことで、家族の皆さんに悪い、とも思ったのですが、普段充分に家族サービスをやっているから、文句を言われる筋合いはない、とのことでした。
いずれにせよ、好意に甘えることにします。
昨日は、おまかせ。
ただし、人混みは嫌いだから、自然に浸れてのんびりした雰囲気のB級あるいはC級スポットに行きたい、というリクエストだけはしておきました。
空港から車は南へと向かいました。
オーストラリアは2度目ですが、前回のシドニーではシティ中心部を歩いた程度なので、郊外は今回が初めてです。
まずは、こんな景勝地へ。
そうです、こういうポイントを望んでいたのです、といったカンジです。
さすが、長い友人は、こちらの偏屈な嗜好も熟知しているようです。
西伊豆の景色に似ている気もしました。
更に南へと走り、ウロンゴンという街まで来ました。
昼時となり、海を眺めながらのランチ。
地ビールが何種類もある店で、運転手役のKには悪い気もしましたが、ビールもいただきました。
寝不足、満腹、ビールで、シドニーシティ方面へと戻る車内では助手席で何度か眠りに落ちかけ、これまたKには申し訳なかったと思いました。
途中、ローカル色の強いビーチを散策し、眠気覚ましのコーヒーも飲み、なんとか睡魔から脱しました。
水着、持ってくればよかったー!
もう秋だと思っていたのですが、昼間の日差しは強烈で暑く、まさにビーチ日和なカンジでした。
娘さんたちのお稽古ごとの送迎に車を使うとのことで、Kの住むタウンハウスに寄った後、電車で一緒にシティへ向かいました。
タウンホール駅で下車し、ホテルに行きます。
近所の居酒屋を18時に予約してくれているとのことで、部屋で待ってもらうことにします。
部屋はスイートなので、リビングルームで適当にくつろいでもらい、こちらはシャワーを浴びました。
汚い話、前日朝に弘前のホテルで浴びて以来、およそ1日半ぶりです。
心身スッキリ!
案内されたのは「ますや」という店でした。
カジュアルな雰囲気ながら、味はなかなかでした。
少なくとも、ウィーンで食べた日本料理の3倍以上は美味。
Kは日本酒好きでもあり、店の選択の要素としては日本酒のラインナップもあったようです。
一つ残念だったのは、料理のボリュームがどれも凄まじく、呑む、というより、食べる、がメインになってしまったことでしょうか。
もっとも、かなり有り難い話ではあるのですが。
充実のオーストラリア初日でした。
Kに感謝です。
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