プリンシペ・オリエンタルのブログ

プリンシペ・オリエンタルのブログ

誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

お金やモノは盗まれても、経験は盗まれない!


せっかくの人生、迷ったときは自分にとっておもしろい道を選択したいと思います。

悔いのない一生を送るべく、日々奮闘中。


中途半端な幅広さが個性かと思われます。



たとえば、


✔覆面プロレスラーとしてメインイベントの試合で戦う

✔キャバクラのボーイとして働く

✔非常勤講師ながら大学で授業を担当する

✔ファーストクラスで世界を巡る

✔酔った勢いで思い付きで予約してしまい、翌朝海外旅行に旅立つ

✔場末の安宿に泊まってみる

✔キリマンジャロに登頂する

✔ミシュランの星付きレストランで独りでディナーをする

✔赤提灯系の居酒屋のおじさんに顔を憶えられる

✔ホテルのバーでボトルキープをする

✔酔った勢いで地方のホテルのバーでボトルキープし、その後吞みに行かない

✔ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに独りで行ってみる

✔クレジットカードの一括払いでイタリア車を買ってみる

✔25万円の中古車を買って乗ってみる

✔大型自動車第二種運転免許を取得する

✔47歳にして路線バスの運転士になる

✔通信教育で教員免許状を取得する

✔赤痢で2週間近く隔離入院させられる

✔目覚めたら、金や時計が盗まれていたことがある

✔山手線の駅チカマンションに住んでみる

✔リゾートマンションに定住してみる

✔約35年間、ほぼ毎日日記を書き続けていてアリバイは完璧

(順不同)

などなど。


気ままな日常(=非日常?)を綴っています。

先週、伊東温泉の「やまだ屋」に泊まった。

 

クルマは3連泊した「ホテル日航成田」の駐車場に置いておいた。

 

14日間は駐車場無料である。

 

伊東へは、空港第2ビル駅から「成田エクスプレス18号」と「踊り子11号」を東京駅で乗り継いで行った。

 

 

 

ホテルから成田空港へは会員特典で無料のタクシーで送ってもらったのだが、

 

「これからどちらへ行かれるのですか?」

とタクシー運転手さんに訊かれた。

 

「伊豆です」

と正直に返答したところ、

 

「伊豆?!」

と絶句された。

 

「取材で、パリへ」

などと言うべきだったか。

 

 

 

15時前にパリ、ではなく伊東に着いた。

 

「やまだ屋」は昨年8月以来で、自身4度目となる。

 

今回は連泊、かつ素泊まりだ。

 

どちらも初めてである。

 

 

 

伊東駅から歩いて2、3分の距離にあり、隣はマンションとマックスバリュというロケーション。

 

鯉が泳ぐ池もある庭を通って離れの客室へ歩く。

 

昨夏と同じ「寿老人の家」だ。

 

6畳間には布団が敷かれていた。

 

こちらの4畳半を居間とする。

 

冷房が効いてホッとする中でお茶をいただく。

 

宿泊客は自分独りだけらしい。

 

「夜のお出かけ」など気になっているようだったので、早めの夕呑みをしたら早々に戻ることをお伝えした。

 

翌日も食事以外は出歩く予定がないので、清掃の必要がないことも告げる。

 

 

 

部屋の浴室は源泉かけ流しの温泉で、いつでも入れる。

 

 

 

 

 

 

 

少ししてから、散策と夕呑みに出かけた。

 

伊東の街は平日ということもあるのだろうが、とても静かだった。

 

シャッターが閉まる店も多かった。

 

人通りが本当に少ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若者やグループ客が闊歩して賑やかな温泉街よりも、個人的にはこのくらい閑寂とした雰囲気の方が落ち着く。

 

ましてや毎度の独り旅である。

 

 

 

迷った末、こちらの「お食事処 菊」に入ってみた。

 

店内に客はなし。

 

瓶ビール、刺身3点盛り、釜揚げしらすを注文した。

 

 

 

せっかくなので、もう1軒。

 

隣りの「阿於㐂食堂」に入った。

 

店内に客はなし。

 

またも瓶ビール。

 

次いで餃子。

 

以上でこの日の夕呑み終了とした。

 

 

 

翌朝は海辺まで歩いた。

 

7時半から営業しているとリサーチ済みだったこちらの「杉国商店」に入った。

 

干物店が営む食堂である。

 

朝から生ビールを欲した。

 

アジの干物とご飯セット。

 

とても美味しかった。

 

 

 

食後のコーヒーは、宿のすぐ近くにあるこちらの「ベーカリーカフェレストラン SAZANKA」でいただく。

 

 

 

この後、宿に戻って部屋シゴトをした。

 

いつもは1日2食生活なのだが、この日は3食に挑戦すべく昼過ぎに再び街へ出た。

 

入ったのはこちらの「五十番」。

 

かつて一度だけ来たことがある店だ。

 

先客が何組かおり、店主一人で切り盛りしているようで、忙しそうだった。

 

瓶ビールを注文すると、おつまみでメンマも来た。

 

餃子。

 

2個は焦がしてしまったとのことで、後から来た。

 

時間はあるので、いいのです。

 

メンマラーメン。

 

メンマと細麺好きとしてはご機嫌な昼食となった。

 

 

 

食後の散策中、たたずまいが気になる店を発見した。

 

こちらの「三木洋菓子店」に入る。

 

宿に帰っておやつにするケーキを買おうと思った。

 

1個は申し訳ないから2個買おうかと思った。

 

レモンパイと半生シュークリーム。

 

半生シュークリームは「サービス品」で破格の物もあったので2個買ってしまい、計3個。

 

カロリーオーバー必至。

 

それでも、旅の例外としてきょうはよしとする。

 

宿に戻り、さっそく半生シュークリームを一つ、お茶とともに味わった。

 

 

 

そして、夕刻到来。

 

夕呑みはこちらの「寿司の海女屋」に入ってみた。

 

店内に客はなし。

 

静かでいい。

 

瓶ビールから。

 

ほどなくして中国語を話す8人グループが来店し、いっきに店内は騒然とし始めた。

 

こちらはおとなしく、もずく。

 

刺身3点盛りは、さわら、かます、わらさ。

 

日本酒のラインナップはかなり豊富で嬉しい。

 

まずは静岡の開運。

 

いさきの塩焼きが来た後には酒は福井の黒龍に替えた。

 

ほとんど野菜を口にしていないなあ、と気にしつつも、満足の1日だった。

 

 

 

翌朝。

 

9時過ぎ、宿に近いこちらの「たか丸食堂」に入った。

 

朝刺定食に納豆を追加。

 

とても素晴らしい朝食だった。

 

刺身も、今回の伊東で一番美味に感じられた。

 

 

 

10時前、宿を発つ。

 

「不自由はございませんでしたか?何もできず、心配で」

などと、宿の女将さんに言われた。

 

温泉宿で素泊まりの経験は今までにほとんどなかった。

 

だが、伊東のように宿の周りに呑んだり食べたりできるような店がある街なら、これもよいと思った。

 

温泉は部屋で存分に堪能できた。

 

豪華な夕食を望まない昨今においては賢い選択だったのかもしれない。

 

 

 

前日同様にコーヒーを飲んだ後、伊東駅に行く。

 

到着時に気づけばよかった。

 

 

 

「やまだ屋」でいただいたお土産。

 

帰宅後にお茶とともに味わう。

 

甘すぎない上品な味わいだ。

 

 

 

糖分過剰摂取の不安がよぎらないでもない。

 

半生シュークリームとレモンパイは、宿滞在中に平らげた。

 

帰宅後もしばらくはこのいでむし羊羹。

 

 

 

旅の余韻と思い出は甘いものだと考えることにしよう。