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プリンシペ・オリエンタルのブログ

誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

おとといの木曜日、

墓参りに行った。


都内にある霊園までは、

成田からクルマで2時間半あまり。


ラジオから流れてくる

1980年代や90年代の懐かしい曲を耳にしながらの道程だった。




お盆にもお彼岸にも行くことなく、

3カ月近くものご無沙汰となってしまった。




この夏の長雨も影響したか、

もはやお墓とは思えない惨状だった。




墓守失格。


せめては故人たちから人間失格の烙印を押されぬよう、

1時間ほどかけて草木を刈り、

なんとかきれいな状態にできた。




花、線香、カップ酒。


手を合わせた後、

近くに腰かけて休んだ。


ここに眠る人たちの顔と声を

意識的に思い出してみた。


しっかりと、

鮮明に見えるし、聞こえた。


祖母、

おば、

父、

おじ。


存命の母、姉も含め、

年に一度だけ、

皆でここを訪れていたころが懐かしい。


ほとんど毎年、

「体育の日」だった10月10日に実施される

秋の恒例イベントだった。


幼い自分にとっては、

大きな楽しみでもあった。




今では独り静かな墓参り。


秋晴れの青空の下、

虫が鳴き、

多くのトンボが飛び回っていた


やがて、

墓を見守るかのように一匹のトンボが羽を休めた。


監視塔のようなこの場所には、

代わるがわるにトンボが去ってはまた現れる。




接写。


こんな顔をしていたのか、

とあらためて知った。




昔から変わらず、

甘い金木犀の香りもほのかに漂ってくる。


自分にとっての墓参りは、

お盆でもお彼岸でもなく、やはり秋だ。




帰りもまた。

2時間半以上の時間を費やして帰宅した。


往路の車中で耳にした曲の中に、

長渕剛さんの「とんぼ」もあったと気づいたのは、

その帰り道でもあった。




きょうは10月10日。


旧「体育の日」。


きょうも朝からきれいな青空が広がっている。