こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~360までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画         224作品 (+2)
イギリス映画         023作品 
フランス映画         015作品 (+1)
香港映画           011作品 
伊・仏合作映画        005作品 
米・英合作映画        004作品 
イタリア映画         008作品 
フィンランド映画       003作品 
スウェーデン映画       008作品 
ソビエト映画         003作品 
伊・西合作映画        002作品 
伊・仏・西独合作映画     002作品 
伊・米合作映画        002作品 
英・仏合作映画        002作品 
西独・仏合作映画       002作品 
独・米合作映画        002作品 
イラン映画          001作品 
スイス映画          001作品 
スペイン映画         001作品 
台・米合作映画        001作品 
台湾映画           001作品 
デンマーク映画        001作品 
フィンランド・仏・独合作映画 001作品 
ブラジル・米合作映画     001作品 
ベルギー・仏・独合作映画   001作品 
ポーランド映画        001作品 
メキシコ映画         001作品 
伊・西・西独合作映画     001作品 
伊・仏・ベルギー合作映画   001作品 
英・伊合作映画        001作品 
英・仏・マケドニア合作映画  001作品 
香港台湾合作映画       001作品 
濠・英合作映画        001作品 
濠・仏合作映画        001作品 
西・メキシコ合作映画     001作品 
西ドイツ映画         001作品 
西独・英合作映画       001作品 
中・香合作映画        001作品 
日・英合作映画        001作品 
仏・独・ハンガリー合作映画  001作品 
仏・独合作映画        001作品 
仏・米合作映画        003作品 
米・英・伊合作映画      001作品 
米・英・仏合作映画      001作品 
米・西独合作映画       001作品 
芬・瑞合作映画        001作品 
カナダ映画          002作品 
米・カナダ合作映画      001作品 
メキシコ・米合作映画     001作品 
伊・カナダ合作映画      001作品 
典・仏合作映画        001作品 
伊・ソビエト合作映画     001作品 

米・南アフリカ合作映画    001作品 

スペイン映画         001作品 

仏・スペイン合作映画     001作品 

香港・台湾合作映画      001作品 (+1)

チェコスロバキア映画     001作品 (+1)

 

※(芬)蘭=フィンランド (瑞)典=スウェーデン (濠)太剌利=オーストラリア

 

★公開年での分類 (計360作品)

 

1940年代 000作品 
1950年代 016作品 
1960年代 038作品 (+2)
1970年代 106作品 (+1)
1980年代 085作品 (+2)
1990年代 088作品 
2000年代 025作品 
2010年代 002作品 

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       147作品 
サスペンス     095作品 (+2)
アクション     060作品 
コメディ      052作品 
犯罪        045作品 
ロマンス      027作品 
西部劇       015作品 (+1)
SF        021作品 (+1)
ミステリー     017作品 
スポーツ      008作品 
ホラー       021作品 (+1)
アドベンチャー   008作品 
ファンタジー    010作品 (+1)
戦争        008作品 
ミュージカル    003作品
パニック      006作品 
ファミリー     003作品
ギャンブル・賭博  002作品
青春        011作品 
音楽        006作品 
歴史劇       003作品 
伝記        003作品 
任侠・ヤクザ    001作品
料理・グルメ    001作品

エロティック    006作品 (+2)

学園        001作品 

モンド       003作品 

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        135作品 
サイコ         043作品 (+1)
社会不信        035作品 (+1)
群像劇         029作品 (+2)
スーパーエージェント  022作品 
法廷劇         008作品 
奇妙な愛        028作品 
女性の人生       006作品
テロリストとの対決   007作品 
モノクロ        030作品 
デストピア       016作品 (+1)
戦争の現実       014作品 
プリズンブレイク    005作品 
マカロニ・ウェスタン  005作品 
ワンカット       002作品
ユニーク        005作品 (+1)
コミカルホラー     006作品 

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「ブロブ/宇宙からの不明物体」

のように巨大アメーバに襲撃されるモルモットの画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第65弾~第66弾でセレクトされていた360~355作品になります。

 

作品No.361 プレイス・イン・ザ・ハート (1984)

(原題 PLACES IN THE HEART アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ

私のジャンル分類 : 人生哲学

監督 : ラルフ・ネルソン

 

冒頭の展開
 

・【前提】本作は1930年代の世界大恐慌下のアメリカを舞台にした作品です。

 

・ 主人公エドナの夫スポルティングはテキサス州ワクサハチーという小さな町の保安官でしたが、泥酔してフラフラしていた黒人青年に射殺されてしまいました。

 

泥酔していた青年は、空に向かって発砲した後

指をすべらしスポルティングを射殺!

 
・未亡人となってしまった2児を抱えるエレナでしたが、今まで専業主婦だったエレナは働いた事がない上に、家計がどのような状況なのかも全く把握していなかったのです!

 

父の死を幼い子供たちに伝えるエレナ。

お母さん、私たちどうなっちゃうの…

 

★一口ポイント 本作は不慮の事故で夫を亡くした2児の母親のエレナが大恐慌下で自宅を守ろうと奮闘する、運命との戦いを描いた作品。
 ですがエレナの奮闘記は孤独なものではありません。

 エレナは何度も絶望しそうになりますが、そんな時に彼女がこれまで助けてきた貧しい人たちが立ち上がり、エレナと子供たちに救いの手を差し伸べてくれたのです!

 

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作品No.362 見えない恐怖 (1971)

(原題 SEE NO EVIL イギリス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス
私のジャンル分類 : サイコ
監督 : リチャード・フライシャー

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作と作品No.362の「10番街の殺人」は、発掘良品第4弾にセレクトされている「絞殺魔」という映画を撮られたリチャード・フライシャー監督の作品であり、何の罪もない人間を殺害した実在の犯罪者の姿を描いた「絞殺魔」同様、本作と「10番街の殺人」もまた、怨恨のない人間をターゲットにする無差別殺人鬼を描いた作品です。

 

・映画の冒頭、殺人鬼が映画館から出て来ますが、彼の容姿を私たち観客が見る事はできません。何故ならば彼の顔は映画のラストまで画面には映されないから。本作のタイトル「SEE NO EVIL (見えない悪)」というテロップが出た時にも、画面に映っているのは彼の履いている星の付いたカウボーイ・ブーツだけです。

 

タイトルと共に映るのは殺人鬼の足だけ!

 

・映画を観た後、武器の玩具、戦争コミック、残虐な新聞記事や暴力番組が蔓延している夜の街を通り過ぎた殺人鬼は、夜道で水たまりを通った車にブーツを濡らさた事で、車の所有者を殺害しようと決意したのです。

 

………(よし、殺すか!)

 

★一口ポイント 無差別殺人鬼描写を得意とするフライシャー監督が本作で描いているのはアクティブな殺人鬼。

 恐らくですが実録映画でもある「絞殺魔」でリチャード・フライシャー監督を製作する際、ボストン絞殺魔について綿密に調査をした結果、特定の人物に対する怒りや怨恨から殺人を犯す人間とは別に、自分が気にくわない人間を身勝手に標的に定めて殺害する人間が存在するという事実を認知し、本作では、そのタイプの殺人鬼を映画化したのではないかと思われます。

 

カフェで足を椅子に乗せエロ雑誌を読む殺人鬼!

もし店員が彼を怒鳴りつけていたら

標的は店員になっていたかもしれません…

 

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作品No.363 10番街の殺人 (1971)

(原題 10 RILLINGTON PLACE イギリス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス 犯罪

私のジャンル分類 : サイコ

監督 : リチャード・フライシャー

 

冒頭の展開

 

・【前提】「絞殺魔」はノンフィクション映画であり「見えない恐怖」はフィクション映画ですが、二つの作品に登場する殺人鬼の共通点は、自ら標的を物色するアクティブな殺人鬼であるという事。ですが本作に登場する殺人鬼は、加害者が自分のテリトリーに侵入して来るまで自分からは行動しないパッシブ (反アクティブ)な殺人鬼。本作は1949年にイギリスで起こった「エヴァンス事件」をベースにした実録系殺人事件映画です。

 

・本作に登場する殺人鬼クリスティは、イギリスのリリントンプレイス10番地に住んでいる心の歪んだ男。クリスティの手口は医師だと偽って自分が所有しているアパートの一室に若い女性を家に連れ込み、喘息の治療のフリをして一酸化炭素ガスを吸引させて昏倒させた後、首を絞めて殺してしまうというもの。

 

・尚、クリスティは独身ではなく妻帯者であり、彼は妻と同居しながら妻に知られる事なく殺人を繰り返していたのです!

 

ガスで意識を失わせた後に暴行して絞殺。

妻と同居しながら殺人を繰り返すクリスティ!

 

★一口ポイント 本作で最も恐ろしいのは、殺人鬼クリスティの顔に感情の変化がほとんど確認できない事。彼が唯一人間らしい表情を見せるのは被害者を罠に誘い込む時だけであり、被害者を捕えた時も、暴行している時も、殺害している時も、彼は一切喋りませんし感情を現しません。

 そしてその無表情は、クリスティが妻から向けられていた表情でもあったのです…

 

妻はクリスティに対して徹底的に無感情。

もし家族から無視し続けていたら

人はどうなってしまうのでしょう?

 

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ここから第66弾

 

作品No.364 死刑台のメロディ  (1971)

(原題 SACCO E VANZETTI イタリア・フランス合作映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ 伝記 犯罪

私のジャンル分類 : 社会不信 群像劇

監督 : ジュリアーノ・モンタルド

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作は「死刑台のエレベーター」と混同しやすいタイトルだと思われますが、原題が「SACCO E VANZETTI (サッコとヴァンゼッティ)」という人名にもかかわらず、邦題が「死刑台のメロディ」となのには、ちゃんとした理由が存在します。

 

・本作は1920年にアメリカで起こった「サッコ・ヴァンゼッティ事件」の顛末を映画化したもの。

 サッコ・ヴァンゼッティ事件とは、サッコとヴァンゼッティというイタリア人活動家が微罪で逮捕された後に、別の事件の関係者だと断定されて裁判にかけられた事件。

 

・真夜中に仲間たちと一緒にイタリア人の自宅の前をうつろいていたサッコとヴァンゼッティは逮捕されますが、尋問を受けた2人での返答があやふやな上に銃を所持していた事か発覚した事で、1ヶ月に発生した、製靴工場を襲撃して2人が射殺された事件の犯人ではないかと疑われてしまったのです!

 

深夜、仲間と別れ電車で逃走していた

サッコとヴァンゼッティは

警察に捕らえられてしまったのです!

 

★一口ポイント サッコ・ヴァンゼッティ事件とは、サッコとヴァンゼッティというイタリア人活動家が微罪で逮捕された後に、別の事件の関係者だと断定されて裁判にかけられた事件であり、2人が死刑に処せられた事に反発した全世界の人たちによる抗議が発生し、死刑台に送られる彼らの死を悼む歌をジョーン・エバンスが歌った事から付けられた邦題だと推察されます。

 

サッコとヴァンゼッティの死刑に抗議する

人々が訴えたのは「裁判の公正さ」であり

世界的な問題となった事件は

「勝利への賛歌」という歌にもなりました。

 

 

本作の邦題は、この歌を意識して

付けられたものだと思います。

 

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作品No.365 回転 (1961)

(原題 THE INNOCENTS イギリス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ホラー サスペンス

私のジャンル分類 : モノクロ サイコ

監督 : ジャック・クレイトン

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作の原作は「The Turn of the Screw (ねじの回転)」という古典的な怪奇小説ですが、よくある古典的なホラーとは異なる一癖ある展開の作品です。

 

ヘンリー・ジェイムズ著「The Turn of the Screw」

 

・主人公のミス・ギデンスはフローラとマイルスという2人の子供の家庭教師として、地方のお屋敷に派遣される事になった若い女性。ギデンスに仕事を依頼したブライ卿にとってフローラとマイルスは実子ではなく甥と姪。甥や姪の世話に全く興味がないブライ卿は、2人の教育をギデンスに任せようと考えてたのです。

 

・はじめて家庭教師をする事になったギデンスは、期待と不安を抱えながらブライ卿のお屋敷へと向かいますが、到着してみるとそこは、広大な庭もある昔ばなしのお姫様が住むような大豪邸でした。

 

・ギデンスは屋敷で暮らしていたフローラとすぐに仲良くなり、寄宿舎制の学校で暮らしているマイルスが休みに帰って来るのを待つ事にしますが、その直後に学校からマイルスを素行不良により退学にさせるという衝撃的な手紙を受け取ったのです!

 

はじめまして先生!どうぞよろしく。

素直なフローラに好感を抱いたギデンス。

 

その後出会ったマイルズも

とても良い子に見えたのですが…

 

★一口ポイント 原作の「ねじの回転」というタイトルは、原作者のヘンリー・ジェイムズが「ただのホラー話をもう少しだけ怖くするために何が必要か?」という話の中で「幽霊話に子供が登場すると、ただの幽霊話よりもグッと怖くならないか?」という提案を受け「だとしたら、登場する子供を二人にしたら、ねじ回しを使ってねじを二回転させたくらい怖くなるぞ!」という会話から名付けられたもの。
 本作は親を亡くした2人の子供が幽霊と会話をしているホラー映画。
 子供たちは幽霊話の怖さを引き立たせるための触媒のようなものなのですが、子供たちと関りを持っている幽霊が、とてつもなく悪意に満ちた存在だと明らかになった時、本作は観客をゾッとさせる極上のホラーである事がご理解頂けると思います!

 

とても恐ろしい幽霊話です…

 

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という訳で次回は発掘良品第66弾~第68弾のラインナップから

 

作品No.366 ユーズド・カー

作品No.367 ジプシーのとき

作品No.368 黒猫・白猫

作品No.369 スキャンダル

作品No.370 ヤコペッティの大残酷

 

という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。