こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~255までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画         181作品 (+2)
イギリス映画         014作品 
香港映画           011作品 (+1)
米・英合作映画        003作品 
フランス映画         010作品 
伊・西合作映画        002作品 
スウェーデン映画       002作品 
イタリア映画         002作品 
伊・西・西独合作映画     001作品 
伊・仏合作映画        001作品 
伊・米合作映画        001作品 
英・伊合作映画        001作品 
西独・英合作映画       001作品 
仏・米合作映画        001作品 
独・米合作映画        002作品 
スペイン映画         001作品 
スイス映画          001作品 
西ドイツ映画         001作品 
香港台湾合作映画       001作品 
イラン映画          001作品 
英・仏合作映画        002作品 
英・仏・マケドニア合作映画  001作品
ベルギー・仏・独合作映画   001作品 
西独・仏合作映画       002作品  
伊・仏・西独合作映画     002作品 
フィンランド・仏・独合作映画 001作品 

仏・独・ハンガリー合作映画  001作品 

中・香合作映画        001作品 

西・メキシコ合作映画     001作品 

ソビエト映画         002作品 

メキシコ映画         001作品 

伊・仏・ベルギー合作映画   001作品 (+1)

ブラジル・米合作映画     001作品 (+1)

 

★公開年での分類 (計255作品)

 

1940年代 000作品 
1950年代 006作品 
1960年代 023作品 
1970年代 074作品 (+2)
1980年代 052作品 (+1)
1990年代 077作品 (+1)
2000年代 022作品 (+1)

2010年代 001作品 

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       104作品 (+4)
サスペンス     066作品 
アクション     044作品 (+2)
コメディ      037作品 (+1)
犯罪        036作品 
ロマンス      022作品 
西部劇       012作品
SF        013作品 
ミステリー     012作品 (+1)
スポーツ      007作品
ホラー       009作品 
アドベンチャー   006作品 
ファンタジー    007作品 
戦争        005作品 
ミュージカル    003作品
パニック      004作品 
ファミリー     003作品
ギャンブル・賭博  002作品
青春        006作品 
音楽        005作品 (+1)
歴史劇       003作品 
伝記        002作品
任侠・ヤクザ    001作品
料理・グルメ    001作品

エロティック    002作品 

学園        001作品 

モンド       001作品 

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        094作品 (+1)
サイコ         029作品 
社会不信        027作品 
群像劇         020作品 
スーパーエージェント  012作品 
法廷劇         008作品
奇妙な愛        016作品 (+2)
女性の人生       006作品
テロリストとの対決   006作品 
モノクロ        012作品 
デストピア       010作品 (+1)
戦争の現実       009作品 (+1)
プリズンブレイク    005作品 
マカロニ・ウェスタン  004作品
ワンカット       002作品
ユニーク        003作品 
コミカルホラー     005作品 (+1)

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「料理長(シェフ)殿、ご用心」のように

爆弾ケーキを作るパティシエ・モルモットの画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第38弾と第39弾でセレクトされていた256~260までの5作品になります。

 

作品No.256 バベットの晩餐会 (1987)

(原題 BABETTES GESTEBUD デンマーク映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ

私のジャンル分類 : 人生哲学

監督 : ガブリエル・アクセル

 

冒頭の展開
 

・本作はデンマークのの寂れた漁村を舞台にした物語。
 

・何もない痩せた土地で、我欲を捨てて暮らしていた二人の姉妹と、彼女たちの元に身を寄せたパリから亡命してきた家政婦は、人生の晩年に、誰も想像しえないような奇跡の一夜を生み出してゆきます。

 

※本作は素晴らしい良作なので、予備知識なしにご覧頂いた方がより感動を味わって頂けるような気がいたしますので、解説も極小とさせて頂きます。

 

デンマークのの寂れた漁村を舞台にした奇跡とは?

 

★一口ポイント 本作は人間の善性にはどんな価値があるのかを映画で見せてゆく素晴らしい作品。ネタバレのような感じもしますが、デンマーク語の原題も「BABETTES GÆSTEBUD (バベットのごちそう)」ですので人生で最高の料理とはどんなものかを考えるキッカケとなる映画としてもおススメできる気がいたします。

 

観て損はない傑作です!

 

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作品No.257 水の中のナイフ (1962)

(原題 FNOZ W WODZIE ポーランド映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス
私のジャンル分類 : 人生哲学 モノクロ
監督 : ロマン・ポランスキー

 

冒頭の展開

 

・本作は自家用ヨットを所有している裕福な夫婦が、ヒッチハイクをしていた青年を誘って週末クルーズに出かける映画。ですので登場人物は夫婦と青年の3人だけです。

 

・ヨットを停泊させている港へと向かっていた夫婦は、ヒッチハイクをするために強引に道に飛び出して来た青年を轢いてしまいそうになりました。運転していた男は激怒しますが、青年が教養がない貧乏な若者だと知ると、週末自分たちと一緒にヨットに乗って遊びに行こうと誘って来たのです。

 

・誘った理由はハッキリとは描かれませんが、態度から察すると裕福な男は大胆な態な行動でヒッチハイクを成功させた青年に、なんとなく劣等感を感じ、見返してやりたいと考えた結果、自分が得意とするヨットの船上で青年に劣等感を抱かせたいと考え、彼を誘ったようなのです。

 

道路に飛び出した青年に

慌てた男を見て楽しんでいた青年。

「ハハ、大丈夫おじさん!?」

 

そんな青年にマウントを取る男。

「ハハハ、ヨットは難しいだろ~!」

 

★一口ポイント ロマン・ポランスキー監督の映画で描かれているのは人間の心の奥底に蠢いている闇!!
 傲慢な金持ちの中年男は、ヒッチハイクで拾った貧乏な青年が無教養で貧乏な若者だと知ると、週末、自分たちと一緒にヨット遊びに行こうと提案します。
 男は金と教養がある自分の姿を青年に見せつようと考えヨット遊びに誘ったのですが、対する青年もまた、中年男性になんて負けないと考えている自意識過剰な若者でした。
 そんな承認欲求の強い二人が乗った緊張感漲るヨットの船内では、一体何が起こるのでしょうか?

 

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作品No.258 反撥 (1965)

(原題 REPULSION イギリス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ サスペンス

私のジャンル分類 : サイコ モノクロ

監督 : ロマン・ポランスキー

 

冒頭の展開

 

・主人公のキャロルは、過度に神経質な女の子。男性に耐性がないキャロルは、街で男性の視線を感じただけでも恐怖を感じてしまう内向的な女の子でした。

 

・そんなキャロルは姉と二人暮らしでしたが、ある日そんな姉が恋人と一緒に2週間の海外旅行へ行ってしまいました。

 

・一人暮らしをする事となったキャロルは、外出はもちろんの事、家の中でさえ誰かに襲われるかもしれないという強迫観念に襲われてしまい、暗い部屋の中、一人恐怖に震え始めるのです…

 

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…

 

★一口ポイント 本作は、後に「ローズマリーの赤ちゃん」や「テナント/恐怖を借りた男」など、映画を観ている観客が神経衰弱になってしまうような精神の危うさを描いた作品を得意とするロマン・ポランスキー監督の真骨頂とも呼べる、心の中狂気を描いた作品なのです。

 

キャロルの心の中に見ていた光景とは…

 

 

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作品No.259 袋小路 (1966)

(原題 CUL-DE-SAC イギリス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス

私のジャンル分類 : 奇妙な愛 モノクロ 群像劇

監督 : ロマン・ポランスキー

 

冒頭の展開

 

・全財産を投げ打って孤島の古城を買い取ったインテリの中年男は、若い妻との新婚生活を謳歌していました。

 

・けれどそんな二人の楽しい新婚生活に、強面な男が闖入して来ます!
 闖入して来た男は負傷したギャング。瀕死の仲間と自分を救出してもらうために、中年男の住む古城に電話を借りにやって来たのです。

 

・負傷しているとはいえ男はギャングですのでインテリの中年は抵抗できず、男は古城を占拠して、ボスが迎えに来るのを待つ事にするのですが、いくら待っても男を救出する仲間がやって来る気配がなく、なんとなく共同生活を送っていた3人には微妙な空気が漂い始めるのです。

 

お互い喧嘩をする理由はないので、

とりあえず共同生活を始めた3人ですが…

 

★一口ポイント 本作の原題は「CUL-DE-SAC(クル・ド・サック)」。2つもハイフンが入る奇妙な言葉ですが、これはフランス語で行き止まりや袋小路を意味する名詞。
 ただし本作の場合このタイトルには心理学的なメッセージが含められており、フランスの海岸沿いにある古城を購入し、若い妻と幸せ一杯の新婚生活を送っているように見えた男の心が、次第に袋小路に追い詰められていく姿を描いて行きます。
 ポップな映画のように見えて、実はアイロニカルなラストを迎える本作もまた、ロマン・ポランスキー監督の心理描写が冴える逸品なのです😊
 

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ここから第39弾

 

作品No.260 眼には眼を (1957)

(原題 OEIL POUR OEIL 仏・伊合作映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス

私のジャンル分類 : サイコ

監督 : アンドレ・カイヤット

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作はシリアの病院に勤めていたヴァルテルというフランス人の医師が、現地人の男に復讐される物語。ですが復讐と言ってもヴァルテルは恨まれているシリア人から暴行を受けたり、暴言を吐かれる事は一切ありません。

 

・ヴァルテルが男に恨まれた原因は、彼の妻の診察を拒否したから。ですがヴァルテルが診察を拒否した理由は、難手術を終えた直後で疲労困憊していたからでした。車に乗ってヴァルテルの自宅にやって来た男は、休養していたヴァルテルに具合の悪い妻を診てもらいたいと願い出たのです。

 

・自宅では患者の治療ができません。ですが病院に行けばヴァルテルの部下の研修医もいますし、病院までの道程は車でわずか20分。だからヴァルテルは男の頼みを断り車で病院に行くよう伝えて寝てしまいましたが、ヴァルテルの家を出た直後に男の車が故障してしまったために男は病気の妻を6時間歩かせて病院へと向いますが、到着した時には手遅れで死んでしまったのです…

 

深夜に自分を訪ねて来た男がいるのを

ヴァルテルは知っていましたが

疲れていたので依頼を断る事にした結果

男の妻は死んでしまったのです…

 

★一口ポイント 本作は、古本屋の奥にひっそりと置かれている恐ろしい怪談本のような、あまり知られていないけれど一度でも目にしてしまうと一生忘れられないトラウマになるようなシンプルで怖~いサスペンス映画!
 聖書やハムラビ法典にも記載がある有名な言葉である「眼には眼を」は、「害を受けたら復讐して良い」という意味ではなく、「受けた害以上の復讐をしてはいけない」という加害者に過度な報復や刑罰を与えることを禁じた法。
 では、急病になった妻の治療を拒否して死に至らしめた、不親切な医師には一体どんな復讐が相応しいのでしょうか?
 眼には眼を。不親切によって妻を殺された男は、妻を見殺しにした医師に対して、想像を絶する不親切で復讐したのです!

 

自分を怨んでいる男と2人だけで

砂漠でゴンドラに乗る…

考えただけで恐ろしい状況です!

 

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という訳で次回は発掘良品第39弾と第40弾のラインナップから

 

作品No.261 わが青春のマリアンヌ

作品No.262 奇人たちの晩餐会

作品No.263 メルシィ!人生

作品No.264 合衆国最後の日

作品No.265 戦場のメリークリスマス

 

という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。