こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と教えて!ChatGPTというテーマで

 

To-y トーイ(1987)

(原題:TYKHO MOON)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

教えて!ChatGPTとは

近年発展著しいAI (人工知能)。映画の中でも、人類をサポートしてくれたり、破滅させようとしたり、管理しようとしたりしたAIも、いよいよ我々にとって身近な存在へとなりつつあるよう思われます。


本シリーズでは、AIの一つであるChatGPTに映画の解説をしてもらい、解説された内容について考察してみようと思います。果たしてChatGPTの映画解説は、人間を凌駕するのでしょうか?

 

 
本作をセレクトさせて頂いた理由

 

本作は1987年に発売されたオリジナル・ビデオ・アニメ(OVA)という販売及びレンタル・ビデオでの貸出を目的として作られたアニメ作品。

 

つまり本作は映画ではありませんので、映画の解説をしている本ブログとしては主旨が異なるのですが、本作は前回のご紹介させて頂いた「ティコムーン」と同様、過去に大ヒットした作品にも関わらず、今ではあまり語られなくなってしまった作品の一つ。

 

90年代らしいスタイリッシュな

映像が楽しめる作品です!

 

 

ですので本稿では、80年代後半から90年代のポップカルチャーの忘却問題についてもChatGPTに尋ねてみたいと思います。

 

90年代の多くの映像コンテンツが

忘れられつつあるのは何故なのでしょう?

 

 

教えて!ChatGPTさん

 

ChatGPTへの質問と回答は以下の通り。

 

質問:1987年に発売された上條淳士原作の「To-y」というOVAについて、400文字程度で解説をお願いします。

 

 ChatGPTの解答 


「To-y」とは、1987年に発売された上條淳士原作のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)で、監督は飯島正勝が務めました。
 

物語は、絵本作家のトーイが、自身が描く絵本の中で登場するキャラクターたちと、謎の少女・ヨー子との出会いを経て、現実と非現実の境界線を超えた旅を繰り広げるという内容です。

トーイが描くキャラクターたちが現実に姿を現し、そのキャラクターたちと共にトーイとヨー子が過ごす中で、哲学的なテーマや心理的な葛藤が描かれます。
 

本作品は、抒情的な雰囲気、斬新なアイデア、そして緻密な画面表現が話題となり、アニメーション界に多大な影響を与えました。特に、トーイが描くキャラクターたちが現実に現れるというアイデアは、後に多くの作品に影響を与えたと言われています。
 

また、ジャズやポップスを取り入れた音楽も本作品の魅力の一つであり、本作品の音楽を手掛けた編曲家の高橋洋子は、後にアニメ音楽界で活躍することになります。
 

「To-y」は、当時のアニメーション制作に大きな影響を与えた作品であり、現在でも多くのアニメファンから高い評価を得ています。
 

ええっ!?

 

何から何まで間違っている謎解説ですねあせるあせる

 

 

ですがこれは「ティコムーン」に対する回答の時と同じですので、やはり80年代後半から90年代の映像作品の多くは、歴史のミッシングリングとなりつつあるよう思われます😅

 

 

 

一応、私なりに添削させて頂くと以下の様になります。

 

※正しい内容は〇、やや異なっている内容は△、間違っている内容は×、観た人によって感想が異なる部分については●とさせて頂いております。

 

 ChatGPTの添削 

 

 「To-y」とは、1987年に発売された上條淳士原作のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)で、監督は飯島正勝(正 浜津守監督)が務めました。


× 物語は、絵本作家のトーイが、自身が描く絵本の中で登場するキャラクターたちと、謎の少女・ヨー子との出会いを経て、現実と非現実の境界線を超えた旅を繰り広げるという内容です。(間違ってます)

× トーイが描くキャラクターたちが現実に姿を現し、そのキャラクターたちと共にトーイとヨー子が過ごす中で、哲学的なテーマや心理的な葛藤が描かれます。(間違ってます)


 本作品は、抒情的な雰囲気、斬新なアイデア、そして緻密な画面表現が話題となり、アニメーション界に多大な影響を与えました。

× 特に、トーイが描くキャラクターたちが現実に現れるというアイデアは、後に多くの作品に影響を与えたと言われています。(間違ってます)

 

× また、ジャズやポップスを取り入れた音楽も本作品の魅力の一つであり、本作品の音楽を手掛けた編曲家の高橋洋子は、後にアニメ音楽界で活躍することになります。(間違ってます)

 

 「To-y」は、当時のアニメーション制作に大きな影響を与えた作品であり、現在でも多くのアニメファンから高い評価を得ています。

 

AIが解説しているのは「To-y」ではなく、「ジョジョの奇妙な冒険」という作品に登場する「ボヘミアンラプソディー」というスタンド能力か「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」みたいな作品ですねあせる

 

絵本の中のキャラが現実に現れる能力?

 

もしくは絵本の中に行ってしまう話?

 

 

ですので実際の「To-y」という作品について少しだけ解説を付け加えさせて頂くと、本作の主人公はアマチュアのパンクバンド「GASP」のボーカル藤井冬威(トーイ)。

 

 

映画のオープニングで最前列で演奏を座って観ていた観客を殴りつけているトーイは、伝説のパンクバンドのシド・ヴィシャスを目指しているようなパンク青年ではないかと推察されます(シドは観客と乱闘をしたベーシスト)。

 

スキンヘッド、モヒカン、

スパイクヘアが集まるGASPの中で…

 

一番スタイリッシュな容貌のトーイ!

 

 

そんなGASPのソリッドな演奏は、インディーズ・バンドを熱狂させており、アマチュアバンドでありがら日比谷野外音楽堂でのライブのチケットは完売!!

 

「GASP野音に来る!」の報に

バンドマンたちは熱狂!!

 

 

野音へのコンサートに向けて意気軒昂だったトーイですが、そんなトーイのスター性を見抜いた芸能事務所の剛腕プロデューサーの加藤が、トーイをGASPから脱退させてアイドルに転向させようと画策し始めます。

 

アイドル事務所のプロデューサー

加藤か志子はトーイの才能に目を付けます。

 

 

加藤の取った作戦は、アマチュアバンドにありがちなGASPメンバーの内部分裂による空中分解!

 

大手芸能事務所のチカラで、GASPの野音ライブの同日に、自分がプロデュースをしているアイドル哀川陽司のコンサートをねじ込む事で、強制的にGASPのライブを中止させた事で、GASPのベーシストのイサミは怒り狂って、加藤と会っていたトーイに疑惑の目を向けて大喧嘩になってしまったのです!!

 

イサミはGASPで一番パンクな男!

トーイが裏切ったせいで

ライブ中止になったと激怒します。

 

 

さて、念願の日比谷野外音楽堂ライブが中止になってしまったGASPは、果たしてどうなってしまうのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

ところで、この女の子は誰😸

 

 

【私の感想】コンテンツ爆増の功罪

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作の原作はパンク・ミュージシャンのマインドを漫画として表現する事に成功した伝説的な作品!

 

作者の上條淳士先生は「To-y」の少し前に、北斗の拳のような世界でパンクな若者が暴れる「ZINGY」という作品を描いているのですが、この作品は原作付きの作品であり、パンクマインドを持つ上条先生としては、次作となる「To-y」は完全オリジナルのパンクバンド作品で勝負をしたかったのではないかと思われます…

 

「ZINGY」の表紙にも

「NEW WAVE KIDS COMIC」という

バンキッシュなメッセージが!

 

 

ですが、パンクバンドの漫画を映像化するのであれば、作中でバンドが演奏するパンクな曲は、どのように表現したらよいのでしょう?

 

 

 

そう。

 

絵の中で演奏された歌は、観客の心の中で奏でた自分が想像したメロメディー。

 

 

だからこそ、小説や漫画を原作とした映像作品には、「自分がイメージしていたのとは違う」という違和感を感じさせてしまうのです。

 

 

ですがこの事を熟知していた上条先生は本作を作るにあたり、OVA製作者側に「歌唱シーンはボーカルレス」と条件を付けており、結果として本作は、CBS・ソニーと小学館の共同作品であるに関わらず、主人公トーイの歌は存在しないという離れ業をやってのけているのです!

 

「TO-Y Original Image Album」

オリジナル・イメージ・アルバムという
よく分からないアルバム名になっているのは

トーイの歌が入っていないから!

 

 

そしてこの目論見は成功し、本作は原作ファンを失望させなかっただけでなく、トーイやGASPのメンバーの日常シーンに「PSY・S」や「GONTITI」「楠瀬征四郎」といった80年代後期の新感覚派のミュージシャンたちの曲を後世に残す「イエローサブマリン」のような雰囲気に仕上がっているのです😄

 

 

 

 

まだCGかない時代の手書きアニメで

このクオリティ!!

 

 

では、そんな伝説的なOVAであるはずの本作は、なぜ「ティコムーン」同様、語られなくなってしまったのでしょうか?

 

私見ですが恐らくその理由は、80年末以降の日本は、全てのジャンルのコンテンツが異様な数で発信する文化の円熟期に突入してしまったから!!

 

 

50~70年代までは、情報量が少なく「現代ファッションを俯瞰する」とか「全ての漫画に目を通す」とか「今流行っている音楽をチェックする」という事が可能だったのですが、80年代末期頃から、それぞれの文化が更に細分化し始め、同じカテゴリーのジャンルでも、全てを把握する事が事実上不可能となってしまったからだと思います。

 

例① 月に漫画が30冊程度しか発刊されていなかった70年代なら、その気になれば全ての漫画に目を通す事ができましたが、月に100冊発刊されると、一年間で1200冊となりますので、全ての漫画を把握している人はいなくなります。

 

例② ファッション誌が「anan」と「Non-no」くらいしかなかった80年代初頭までは、今どんな服が流行っているのかを把握するのは比較的簡単でしたが、「JJ」「CanCam」「Ray」「VIVI」「seven teen」「KERA」「sweet」…と雑誌が増えてよくと、全てのファッション誌に目を通す事は不可能になります。

 

 

そして膨大なストックとなったコンテンツは、やがて新しく生まれて来た情報に押し流されるように忘れ去られる事となり、現代においては、1990年代以降の映画やアニメの多くが数年後には忘れ去られてしまうという悲劇に見舞われるようになってしまっているのです…

 

膨大なコンテンツは忘れ去られるのみ…

 

 

 

…ですが本当にそれで良いのでしょうか?

 

 

そうだ!

 

折角ですのでChatGPTに、90年代以降の膨大なコンテンツをどうやって知識として記憶させられる事ができるのかについて質問してみましょう!(今回は映画バージョンで!)

 

 

質問:90年代以降膨大に増え続ける映画作品を、後世の人に効果的に伝えてゆくにはどのような方法があると思いますか?

 

 ChatGPTの解答 


90年代以降の映画作品を後世に伝えるためには、以下のような方法が考えられます。
 

 1.デジタル化された映画データベースを作成する。 映画のタイトル、監督、出演者、ストーリー、制作年などを含む、

  完全な映画データベースを作成することができます。このデータベースは、映画ファンや研究者が映画作品を検索し、

  研究するのに役立ちます。

  1. オンラインストリーミングプラットフォームで配信する。 現在、多くの映画作品はオンラインストリーミングプラットフォームで配信されています。後世に伝えるために、これらのプラットフォーム上で映画作品を提供することができます。
     

  2. 映画博物館や映画館での上映イベントを開催する。 映画博物館や映画館での上映イベントを開催することで、多くの人々が映画作品を楽しむことができます。また、イベントには、映画監督や俳優などを招待し、講演会を開催することもできます。
     

  3. 映画関連の書籍や雑誌を出版する。 映画作品を伝えるために、書籍や雑誌を出版することができます。これらの出版物には、映画作品に関する記事やレビュー、撮影現場の舞台裏などが含まれます。
     

  4. 映画音楽のライブコンサートを開催する。 映画作品の音楽は、非常に印象的であることがあります。映画音楽のライブコンサートを開催することで、映画作品を楽しむことができます。また、このようなコンサートには、映画音楽を手がけた作曲家や指揮者を招待することもできます。

以上の方法を組み合わせて活用することで、後世に映画作品を効果的に伝えることができます。

 

なるほど!

 

2.は、我々のような実際に作品をご覧になった人たちの情報を元に「90年代の映画が観れる配信サービス」を構築するれば良いかもしれませんし、3.はもう少し考え方を発展させて国や地方自治体で、定期的に古い作品を鑑賞したり、解説したりする環境を整えていけば良いのかもしれませんね!

 

 

そう。

 

絶望しない限り、人類の文化は前に進んでゆく事ができるのだと思います😊

 

To-yは死なず!

過去の名作たちもまた死なず!

尚「To-y」は2021年に

ようやくBlu-ray化されております。

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

歴史は変更される

 

というテーマで

 

アミューズメント・パーク

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たいバンド・デシネ作品
「ロボット・カーニバル」

 

アニメ発展の歴史には

短編アニメが欠かせません!!

本作は80年代を代表する

アニメーター達の

ショートフィルムによる競作!

売れ筋の作品ではなく、

監督それぞれが新しい表現を模索して

作られた斬新なアニメたちは、

今なお、世界中の人たちに

影響を与え続けているのです😆