こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と発掘良品の発掘⑬というテーマで

 

ホーリー・マウンテン(1973)

(原題:THE HOLY MOUNTAIN)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

強烈な視覚体験!

 

本作は、超カルト映画として有名な作品!!
 

カルト映画と言われている理由は、最初から最後まで強烈な映像表現によって作られたショッキングな内容の作品だから!

ですので、ご覧になる際には十分ご注意ください!

 

 

人によっては、最初の10分で気分が悪くなってしまうかもしれない作品なのです😨😨😨


という事は、悪趣味な見世物映画という事?

 

 

 

いいえ。

 

むしろ本作は、人間の生まれながらの罪(原罪)について深く考察した上で、そんな罪深い人間たちが、もし聖者になるために修行をしたとしたら人類を宗教的に救済できるようになるのか?というテーマを描いた、極めて哲学的な作品なのです…

 

↑罪深い人間は、聖者となる事ができるのか!?

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

「聖なる山」をめざす9人の男女の姿を描く。

製作はアレン・クライン、監督・脚本・音楽・出演は「エル・トポ」のアレハンドロ・ホドロフスキー、撮影はラファエル・コルキディが担当。出演はほかにホラシオ・サリナスなど。

 

…ザックリとした解説ですね汗汗

 

 

けれど、こんな説明になってしまうの仕方がない事!

 

本作の詳細を説明するのは至難の業である上に、本作はご覧になった方によって意見や感想が大きく異なる可能性がある作品であるため、断定的な解説が不可能に近いのです。

 

 

ですので今回の内容は、あくまでも私の視点での解説となってしまう事をご留意の上、以下をご覧頂ければ幸いです😊😊😊

 

 

映画の前半のテーマ

“この世は地獄だ!”

 

映画の冒頭キリストのような男が登場します。

彼は十字架にかけられているのでキリストと考えることにしましょう!

 

↑十字架にかけられ投石させられているキリスト(仮)

 

 

投石で目覚めた彼(復活したキリスト?)は十字架から降りて街へと向かいますが、街で彼が観た光景は地獄のような光景でした!!

圧政者によって殺される市民と、殺された人々を撮影して楽しむ観光客たち!

 

↑殺される人々と、彼等を撮影する観光客たち!!

 

 

街ではカエルとトカゲの見世物も行われていましたが、メキシコのマヤ文明の服を着ているトカゲは、ペイン人の征服者たちの服装をしたカエルの襲撃にあって全滅してしまいます…
 

↑平和だったトカゲ文明は、カエルの襲撃で滅亡します!

 

 

ここまでの展開は“磔から復活したキリストが見た人間界では、自分の死後も人間同士の殺し合いが延々と続いていた”という歴史的事実をビジュアル表現したものだと考えられます。

 

その後キリスト(仮)は、街で自分を模した像が大量販売されている(偶像崇拝)の知って大激怒!!

 

↑十戒で「偶像崇拝禁止!」って説明したよねむかっむかっむかっ

 

 

悔い改めない人類に絶望したキリスト(仮)は、天空高くそび達つ錬金術師の家へと向かいます。

 

↑キリスト(仮)、カリンの塔のような錬金術師の家へ!

 

 

家にいた錬金術師は、キリスト(仮)のウ〇コを金に変える術を披露し、喜んでいるキリスト(仮)に対して「お前のウ○コですら金になるのなら、おまえ自身が金になることも可能だぞ!」というちょっと意味不明の発言をしますが、私としては「キリストの死後もウ〇コのような生活をしている人類も、黄金の様に価値ある存在に変える事が可能だ!」という意味だと考えます😊

 

↑見よ!ウ〇コですら鍛錬で黄金になるのだから

 ウ〇コのような人類も、磨けば金になるハズじゃ!

 

 

…皆様、大丈夫ですか?

 

 

 

さて、錬金術師は一体どうやって、汚れ切った人類を浄化しようとしたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑さぁ、新たなる人類補完計画スタートじゃ!!

 

 

 

魂を取り戻した後で…

 

と、ここまでの解説で、本作がトンデモない作品だとご理解頂けたと思いますが、ここまではまだ序の口!!

 

本作の後半では、さらなる人類の悪行が語られた上で、それらを捨て去って無我の境地に至れば、人類は至高の存在となれるのかを描いて行きます!

 

↑人類でも類を見ないクズが浄化されれば計画は成功!

 選りすぐられた人類のクズはどんな人たち?

 

 

 

一見すると残虐でグロテスクでショッキングな内容の本作ですが、映画の内容が衝撃的なのは、キリストの死後も全く行いを改めない人類の行いが残虐でグロテスクでショッキングだから!!

 

本作を監督されているアレハンドロ・ホドロフスキー監督は、そんな原罪によって汚れ切った人類には、一体どんな救済があるのか?を3本の映画で提示された監督!!

 

 

本作より前に作られた「エル・トボ」という作品が、たとえ人が悔い改めたとしても、人類の行いが改まる事はないと突き放した「諦観編」だとするなら、錬金術や宗教などに頼れば人類は救われるのかを描いた本作は、もっと地に足を付て考えろ!という「叱咤激励編」となっているのです😆😆😆

 

 

 

そう。

 

人類とは罪を背負って生きている存在であり、その罪は安易に消す事なとできないのです…

 

 

 

では、罪を償う事などできない人類には、絶望しか残されていないのでしょうか?

 

という訳で次回は、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の原罪三部作のラストとも言える作品として

 

罪を背負って生きるとは?

というテーマで

 

サンタ・サングレ 聖なる血

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

※なお「ホーリー・マウンテン」については、以前「想像力と神と人との関係性」というシリーズで、ラストまで徹底解説した解析版のブログがございますので、もしネタバレを気にされないようてしたら、こちらもご参照頂ければ幸いです😊