こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

「ホーリー・マウンテン」
 



という映画を通して

想像力と
神と人との関係性

というテーマについて

考えてみたいと思います。






このテーマも本作で最後。





神と人との関係性

という

高尚なテーマは

若干荷が重かったので

ちょっホッとしています

(*´∇`*)







最後の作品である

「ホーリー・マウンテン」


超カルト映画として
有名な作品






カルト映画なので

観る人によって

感想が異なる映画だと思いますが

神と人との関係性

というテーマで観ると

なかなか鋭い
メッセージが込められている

よう思えますので

私なりの解釈で解説してみたいと思います。






注意!

この映画には、グロテスクなシーンや
際どい表現が数多く登場します。
ご覧になる際には充分ご注意下さい!







映画は

前半・中盤・後半・ラスト

の4つのパートに分かれており

それぞれ

強いメッセージを発しています。






【前半のテーマ】

この世は地獄だ!




映画の最初に

キリストのような男が登場します。





彼は磔にされているので

キリストと考えることにしましょう。


↑キリストっぽい人



磔から自由になった男は

街へと歩き始めます。




そして彼が観た光景は…




地獄のような世界

だったのです!





人が殺されても

それを平然と観ている人々!





カエルとトカゲの見世物も

行われています。




トカゲは

メキシコのマヤ文明の服を着ています





そこへ、大量のカエルがやって来ます!




カエルはスペイン人の征服者たちの服装

兵士もいますが僧侶もいます。




トカゲたちの土地は

なすすべもなく

カエルたちに占領されています。





そして…




大流血と爆発が起こり

カエルもトカゲも

木っ端微塵に吹き飛びます!






ここまでの展開は

磔から復活したキリストが見た
人間界では

キリストの死後も
人と人との殺し合いが
延々と続いている

ということを

ビジュアルで表現したよう思えます。





また

キリスト大安売りと書かれた民芸品が

二束三文で売られていたり



キリストに似た青年が

寝ている間に石膏で型を取られ

起きてみると

自分のソックリの人形が

大量生産されていたりします。


↑キリスト人形は大量生産され
乱雑に放置されています。







彼はものすごく怒り

人形を壊してしまいます。






これは

現代では
神の権威が失墜してしまった

ことを描いている気がします。


↑ヒドイ扱われようのキリスト!
これこそ
「神は死んだ」世界ですね。







復活したキリストが見た世界は…

絶望に満ちている

のです。






そんな世界を彷徨ったキリストは

錬金術師に出会います。


↑不思議な建物の奥深くには
賢者の研究所が!




錬金術師は

錬金術で黄金を作ります!


↑黄金を作る装置



それも

黄金の原料は

キリストのウ○コ!





完成した黄金を見て

嬉しそうな顔になるキリストに

錬金術師は言うのです。





もっと金が欲しいか?



お前のウ○コですら金になるのなら

おまえ自身が金になることも可能だぞ!






( ̄_ ̄ i)

もうちょっと上品な
例え話はできませんか…






つまり

地獄のような現実世界でも

自分を磨くことによって

金のように
価値ある存在になれるぞ!



↑さあ、共に
黄金のような存在になれるよう
修行しようじゃないか!






これって

宗教の教えみたい

ですよね


\(^▽^)/






という訳でキリストは

錬金術師に従って

金を生み出せる存在になるための

修行をすることになるのです。




↑先生!
オレ、がんばります(*゚▽゚)ノ








( ̄Д ̄;;




頭がクラクラする展開ですが

これで前半が終了!







ここから先は

キリストと共に

錬金術師に従う仲間たちの紹介へと

話は移っていくのです。






という訳で

映画の中盤、後半、

そして衝撃のラストについては

次回説明させて頂ければと思います。






ではまた(*^ー^)ノ




乱れた世界で栄光を求めて集まってくるのは
世俗の欲にまみれた人々なのです!