こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と発掘良品の発掘⑪というテーマで
ダイヤモンドの犬たち
原題は「THE DIAMOND MERCENARIES(ダイヤモンドの傭兵)」
または「KILLER FORCE(殺人部隊)」(1975)
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本日の作品は、アフリカの砂漠地帯にあるダイヤモンド採掘会社を舞台にしたアクション映画。
見渡す限りの砂漠地帯は無人の荒野は、高価なダイヤモンドの原石を独占できる魅力的な場所であると同時に、死者が出ても警察などが関与する事ができない無法地帯でもあったのです…
↑誰も近づく事ができない砂漠の採掘場は
採掘会社が生殺与奪の権利を持つ無法地帯だったのです…
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
難攻不落のダイヤモンド地下金庫?
はい。
先ほどもご説明いたしましたが本作の舞台は、砂漠の中にあるダイヤモンド採掘会社!
ダイヤモンドの原石を採掘する会社ですから、日々砂漠の中でお宝を掘り起こしており、当然ですが、採掘したダイヤを奪おうとする人間たちから常に狙われていたのです!
↑採掘場にセスナで近づくダイヤモンド強奪者!
もちろん採掘会社側は、そんな強奪者からダイヤを守るための厳重な警備体制が構築しており、採掘現場はレーダーやヘリコプター、そして重火器を配備した傭兵たちによって幾重にも防衛網が張り巡らされた難攻不落の要塞と化していたのです!
↑あっ。飛行物体による侵入者発見!!
↑勝手に施設内に侵入した者は殺害されてしまうのです…
本作の主人公はねそんな採掘会社で2年間の間、警備の副隊長を担当していたマイク・ブラッドリー。
警備隊長から深く信頼されており、タフで機転も利くブラッドリーはある日、他の職員たちにも内密の特殊任務を命じられます!
↑ブラッドリー。極秘任務を任せたいのじゃ!
その極秘任務とは、ダイヤモンド強奪を計画して暗躍しているいる謎の傭兵グループを潰すために、ブラッドリーが囮として仲間入りして欲しいというものだったのです!
↑世界中の戦場で傭兵として働いていた5人の猛者が
難攻不落の採掘場を狙っていたのです!!
…けど警備の副隊長のブラッドリーが、いきなり傭兵グループの仲間入りする事なんて可能なの😟
はい。
だからこそこの計画は、味方にも内密の極秘任務!!
隊長の描いたシナリオは…
①ブラッドリーが秘密裏に
会社のダイヤを持ち逃げする
②それに気づいた会社側の追手が
ブラッドリーを襲撃する
③警備内容を熟知している
ブラッドリーの情報が必要な傭兵たちは、
ブラッドリーに仲間入りを持ちかける
④傭兵の仲間になったブラッドリーは、
彼らの情報を逆に警備隊長に報告し、
傭兵たちを壊滅させる
というもの!
えっ。
でも警備の副隊長が抜けてしまった会社に、ブラッドリーを追い詰められるような人間は存在するの??
はい。
この計画にリアリティを求めるなら、ブラッドリーを絶体絶命に追い込むような人材は必要不可欠!!
そして幸いなことに、ウェッブというその任務に適任の本社の警備部長が、傭兵たちの噂を聞きつけて、最近着任していたのです!
↑ダイヤを盗むヤツは問答無用で殺す冷酷な男ウェッブ!
さて、果たしてブラッドリーは、優秀なハンターであるウェッブの手を逃れ、無事に会社から脱出して、傭兵たちに接触する事ができたのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑警備部長からの情報でブラッドリーを追ったウェッブは
会社からダイヤを持ち逃げしたブラッドリーが
リゾートの土産屋のイミテーションダイヤに偽装させて
恋人にプレゼントした本物のダイヤを即座に見抜きます!
↑味方から追われる事になったブラッドリー!!
果たしてこの極秘任務は果たせるのでしょうか?
本作は、勧善懲悪のアクション映画ではなく、ダイヤを守るためには人殺しも辞さない採掘会社と、何としてもダイヤを強奪しようとする冷酷な傭兵たちが激突するピカレスク・ロマン!
ピカレスク・ロマンとは悪漢たちが、正義のためではなく自分の私欲や、組織の命令に従って戦うような展開の作品!!
人を殺す事を一切躊躇しないウェッブや傭兵たちの中では、人のよさそうなブラッドリーは、なんだか頼りない存在に見えてしまいます😅
↑ブラッドリーが連絡役に使った娼婦を襲う傭兵の一人は
なんとクリストファー・リー!!
ドラキュラ伯爵(またはサルマン)がドアの前に😨😨😨
けれどブラッドリーだって、伊達に2年間もの間、警備の副隊長を任されていた訳ではありません!!
ブラッドリーの真の実力が明かされた時、本作は単なるアクション映画ではなく、多くのプロフェッショナルの方々が、目的を達成させるために日々黙々と準備をし続けているのと同じ感覚を味わう事ができる"プロフェッショナルの流儀"の映画!
そう。
プロフェッショナルとは、望んだ結果を出すまでの苦難の日々を受け入れ、研鑽を積んでいく人!
ブラッドリーは、不可能だと思われていたミッションをやり遂げる事ができる真のプロフェッショナルだっのです!!
↑プロだらけの本作では、半端な人間は太刀打ちできません!
そんな本作は、本格的なアクション映画ではありますが
会社や組織で勝ち残るプロフェッショナルの映画でもあるのです😊
という訳で次回は
仲間の大切さ
というテーマで
マイ・ボディガード
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
「眼には眼を」
「太平洋の地獄」
「007/黄金銃を持つ男」