こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

太平洋の地獄



という映画を通して

想像力と
男と男の争い

というテーマについて

考えてみたいと思います。





この作品は

前回ご紹介させて頂いた

北国の帝王でナンバーワンを演じた

リー・マーヴィンの映画。

↑戦う男リー・マーヴィン!





この映画で争うお相手は

三船敏郎です!

↑こちらも戦う男、三船敏郎!





ストーリーは

ものすごくストレートな展開

\(^▽^)/






第二次世界大戦の末期。

無人島に漂着したアメリカ兵と日本兵。





彼らは

全く言葉が分らない上

どちらも戦う男だったのです!

↑用心棒の三船敏郎 VS


↑ポイント・ブランクのリー・マーヴィン!








先に漂着していたのは日本兵。



貯水する施設を作ったり

魚を捕まえるワナなどを開発して

暮らしていましたが

ある日、そんな彼の島に

アメリカ兵が流れ着いて来たのです!


↑むぅ!
誰かがこの島に!?





もし皆さんが無人島で孤独に暮らしていて

漂着者に出会えたとしたら

どんな気持ちになるでしょうか?





久しぶりに人間にあえた!

嬉しい!!

(≧∇≦)






という感情になるのでは

ないでしょうか?






けれど

この映画に登場する日本兵もアメリカ兵も

そんな普通の反応ができない男たち

だったのです!






彼らは戦う男たち!




だから出合った瞬間

二人の頭の中では

お互いが殺しあうシーンを想像します。


↑出会い!



↑日本兵の脳内シミュレーション!
(敗北して死亡)





シャドーボクシングのような

感じですね。








二人はお互いに

自分が負けて殺されてしまうのでは

というイメージを抱き

容易には近づけなくなるのです!


↑近づいたら殺すぞ!!

言葉も通じないのに
相手に殺意があるコトは理解します!







漂着したばかりのアメリカ兵は

飲み水がなくフラフラ状態







水が欲しくて

日本兵の貯水施設に近づきますが

そう簡単に

水を渡す訳にはいきません!


↑水くらいよこせ!
いっぱいあるだろうが!!



↑この水泥棒!叩き殺してやる!!






言葉が通じないどころか

お互いの名前も分らない二人の男は

無人島サバイバルではなく

お互いの命をかけた男と男の争いを

繰り広げるのです!



↑アイツを絶対、殺してやる!






さて、そんな

男と男のサバイバルデスマッチは

一体どんな決着を迎えるのでしょうか?






それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。







先ほども書きましたが

この映画二人の男は

戦う男!






リー・マーヴィンも三船敏郎も

実際の戦争に従軍していた俳優さんです。

↑リー・マーヴィンは海兵隊として
戦争に参加した俳優です。






彼らにとって目の前の敵は

倒すべき存在!





だからこそ二人は

誰もいない無人島でも

死力を尽くして戦うのです!







けれど…



戦いが終った後

彼らは、どうしたら良いのでしょう?






殺せば満足なのでしょうか?


↑米兵を捕えたぞ!
殺せば勝利なのでしょうか!?





そう!



男と男の争いは

戦うこと自体に意味があり

倒した後に
どうすれば良いのかは

意外と考えてなかったり
するのです!


↑形勢逆転して日本兵を捕えたぞ!
殺せばいいの?





男と男が争う理由
その⑦

戦うしか分らない…
そんな不器用な人間だから!






二人の男は

まるで引力に引かれるように

戦い続けますが

どちらかが勝利しそうなると

今度は助けるようとするのです!


↑二人はお互い憎み合っていますが
殺すことはできないのです。






と言う事は

その後、仲良くなるの?

(*´∇`*)







いいえ。




彼らはまた

コトある毎に争い続けます!

↑一緒に船を作って
無人島から脱出することにしても
二人はずっとケンカです!





彼らにとって争いは

引力のようなものなのですが

戦いが終ると

今度は斥力のように

相手との距離をとります。



↑よし!一緒に島を脱出するぞ!

…けど、この後すぐにまたケンカです
(-_-;)





映画のラストまで

彼らが心から仲良くなることは

ありません。






戦うしかできない男は

戦う以外の選択肢を見つけられない

不器用でかわいそうな人たち

なのかもしれませんね。





という訳で次回はいよいよ

先生と生徒の争い

というテーマで

コーチ・カーター

という映画を解説してみたいと思います。







ではまた(*^ー^)ノ


↑敵同士が試練を超えて
次第に仲良くなっていく映画は
数多いのですが

この映画の場合
二人は最後まですれ違います。

戦うことが宿命の男たちは
最後まで己の道を突き進むのです。

なんだか寂しいですね…