こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力とおうちでグラインドハウスというテーマで

 

キャビン・フィーバー

 

原題も邦題と同じ「CABIN FEVER(2002)

 

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

21世紀のグラインドハウス系監督作品!

 

本日の作品は2002年に作られたグラインドハウス系の作品!

 

 

 

えっあせる

 

21世紀にグラインドハウス系の映画を作る監督さんなんて存在するの😵😵😵

 

 

はい。

 

もちろんたくさん存在します!!

 

 

本日の作品のイーライ・ロス監督は、クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督のグラインドハウスという作品の中で、架空のグラインドハウス系映画の予告編を公開した事もある筋金入りのグラインドハウス系監督!!

 

↑これが21世紀のグラインドハウス映画だ!!!

 (「Don't ! ドント!」のフェイク予告編)

 

 

↑こちらがフェイクの予告編!

 

 

そんなイーライ・ロス監督の作品は、ご家族や恋人の方と一緒に観るには相応しい作品とは言えませんが、何気に社会問題を鋭く追及したような考えさせられる内容となっているのです😊

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

森の中の小屋に遊びにやってきた5人の若者が謎のウィルスに感染し、発病してゆく姿をスプラッター描写たっぷりに描くホラー。監督は、これがデビュー作となるイーライ・ロス。音楽を「マルホランド・ドライブ」の作曲家アンジェロ・バダラメンティが担当する。

 

…謎のウィルスに感染して発病汗

 

 

はい。

 

本作は今年観ておくべきウィルス感染映画の一つ!

 

 

ただし防疫側の攻防を描いたアウトブレイクやコンテイジョンとは異なり、本作で描かれているのは考えなしに行動する人たちによって広がるウィルスの怖さ!!

 

 

仲良しの5人組が、週末キャンプ地に行って恐ろしいウィルスに感染してしまうというのが、本作のおおまかな粗筋!!

 

↑男性3人女性2人の5人組です。

 

 

けれどウィルスに感染したのは彼らに落ち度があったからではありません!

 

映画の冒頭1分で描かれるのは、森の中で腐乱している一匹の犬!

 

つまり5人とは関係なく、彼らの遊びに行った森の中にウィルスが存在していたのです!

 

↑森に転がる犬の死体…

 

 

5人はよくあるホラー映画のように、キャンプ場に来て大はしゃぎ。

 

思い思いに楽しい時間を過ごしていたのですが、そんな時、一人でリス狩りをしていたバートという男子が、犬のウィルスに感染して血だらけになっていた男を、リスと見間違えて狙撃してしまったのです!!

 

↑おっ。リス発見!ズドン!いてー!!!

 

↑何で撃つんだよ!そっちこそ何でそんなとこに!?

 

 

 

さてバートは、病気に感染しているように見える怪我した男に対して、どのように接したのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑バートは5人の中で最も不誠実でいい加減な男!

 果たして彼のとった行動とは!?

 

 

 

凡人が5人集まっても…

 

諺に3人寄れば文殊の知恵というものがありますが、本作の場合、5人の若者たちが集まっても事態は全く解決できません!

 

5人のキャラクターは…

 

純真で誠実なカレン

 

カレンに恋している善人のポール

 

↑カレンとポール

 

 

自分の意志で行動できる強キャラのマーシー

 

マーシーの恋人で潔癖症のジェフ

 

↑マーシーとジェフ

 

 

そして怠惰で不誠実なバート

 

 

 

彼らは悪人ではありませんが、感染者に対する適切な処置や、注意すべき事項などを何も実行しないため、事態は想像し得る最悪な状況へと陥っていきます…

 

たとえ凡人が何人集まろうとも、冷静で適切な行動がとれるかどうかなんて、事態が起こってみなくては分からないのです!!

 

 

 

本作を観ている最中、観客はきっと不誠実なバートや利己的なジェフに怒りを覚えると思いますが、では、誠実で善人の主人公キャラのポールは、一体何をしたのでしょうか?

 

彼はオロオロと事態の推移を見ているだけ!

 

その上、最愛のカレンが病気を発症すると、感染の拡大を阻止するという名目で、カレンを納屋へと閉じ込めてしまいます!!

 

 

そう。

 

 

善人というのは、いざという時になると、善人ではなくなる可能性がある。

 

 

 

これは、イーライ・ロス監督作品の「ホステル」や「ノック・ノック」などにおいても繰り返し描かれている善人のアンチ・ヒーロー像!

 

ラストまで一切いいところなしのポールを観てイラッとしたあなたは、是非、映画の最初の15分をもう一度ご覧になってみて下さい。

 

 

ひょっとすると彼らの中で最も早くウィルスに感染していたのはポールかもしれないという、驚愕の疑惑が浮かび上がって来るのです!

 

↑ちなみにそれは、森の近くに住んでいる子供に

 ポールが手を噛まれるシーンではありません…

 

 

善人=ヒーローという訳ではないというのは、現実社会でも同じなのではないでしょうか…

 

↑カレン大丈夫??

 恋人を軟禁する決断をしたポールが見たものとは?

 無能な善人は、残酷な事を平気でするかもしれないのです…

 

 

 

 

という訳で次回は引き続き

 

知らぬ間にパンデミック

 

というテーマで

 

キャビン・フィーバー2

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

合格おまけ合格

 

①「ホステル」という映画に興味がある方へ…

ホステル

 

 

②「ノック・ノック」という映画に興味がある方へ…

ノック・ノック

 

 

③「グラインドハウス」という映画に興味がある方へ…

プラネット・テラー in グラインドハウス