こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/

 

 

 

 

 


本日も


想像力と全滅のとき
 

というテーマで
 

ホステル
 

 

という映画を
 

解説させて頂ければと思います。






自分たちが全滅させられるという状況は
 

忌まわしい出来事ですね!






けれど逆に
 

憎い相手を全滅させる時の気分とは
 

一体どんな感じなのでしょう?






ひょっとするとそれは
 

胸躍る高揚感がある瞬間かもしれないのです…
 

 

 

 



このシリーズで


本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。



推薦理由①

人間は時と場合によって

残虐性を禁忌したり

歓迎したりする生物である事が

描かれた映画だから

 

 

 

 

 

 

本作は容赦ない残酷描写で有名な作品。

 

↑とても痛い描写が多いので

ご覧になる際は、十分にご注意ください。

 

 

 

 

 

ストーリーは極めてシンブルで

 

オランダに羽目を外しに遊びに来た若者3人が

 

現地の若者から

 

スロバキアのブラティスラヴァという町に

 

すごく開放的な場所があるという情報に入手します。

 

 

 

 

 

 

何が開放的かといえば

 

美人の女の子たちが

男子との出会いを待っている!

 

という意味

 

↑彼の持っていたカメラには

裸の女の子の写真がいっぱいでした!

 

 

 

 

これは絶対行かなくっちゃ!

 

と決意した3人は

 

早速ブラティスラヴァへ行き

 

紹介されたホステルに行ってみると…

 

 

 

 

 

そこは彼らにとって

 

夢のような場所だったのです!

 

↑ちなみにホステルとは宿泊所の事です。

 

 

 

 

 

 

相部屋ですよと言われて行ってみると

 

そこにいたのは美人の2人組!

 

↑は~い。私たちが相部屋ラブラブ

ねぇ一緒にスパに入りにいかない?

 

 

 

 

 

 

大満足の一夜を過ごしたはずの3人でしたが

 

朝になると、なぜか

 

一緒に旅行をしていた友達の一人が

 

行方不明となっていたのです。

 

 

 

 

 

ホステルの店員は

 

朝早くチェックアウトしたと言うのですが

 

今までずっと旅してきたのに

 

当然いなくなるなんて、なんだか変です。

 

↑相部屋の彼女たちに尋ねてみましたが

彼の行方は知らないようです。

 

 

 

 

 

二人は釈然としない気持ちで

 

二日目の夜を迎えますが

 

彼女たちと酒場へ飲みに行った後

 

二人とも気分が悪くなり

 

一人はホステルへ戻ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

もう一人は、間違って入ってしまった

 

酒場の倉庫に閉じ込められ一夜を過ごしますが

 

ホステルに帰ってみると

 

昨日帰って来ていたはずの友達も

 

チェックアウトしたと言われてしまうのです。

 

↑ぐったりして酒場の倉庫で寝てしまい

起きると一人ぼっちに!

 

 

 

 

 

 

さすがに変だと気づいた青年は

 

相部屋の女の子に

 

友達二人の居場所を問い詰めます。

 

 

 

 

 

すると彼女は彼を案内してくれました。

 

 

 

 

 

 

二人が拷問されて殺された場所へ…

 

↑ここが、友達のいるところよ!

 

 

 

 

 

彼らが宿泊していたホステルは

 

なんと殺人者の獲物を捕らえるための場所!

 

 

 

 

 

 

彼らは、最初から罠に嵌められて

 

殺人が趣味の金持ちたちの餌食と

 

なってしまったのです!

 

↑相部屋の美女も、ホステルを紹介した若者も

旅行者を捕える役目をしていたのです。

 

ようこそ、拷問の館へ!!!

 

 

 

 

 

友達二人は既に殺されていましたが

 

最期の一人は

 

果たしてどうなってしまうのでしょう?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑縛られた青年の前には

拷問道具を持ったアブノーマルなおじさん!

助けてくれ~!!

 

 

 

 

 

本作は、主人公たちに対する

 

観客の心証がどんどん変化していく作品。

 

 

 

 

 

映画の冒頭の彼らは

 

麻薬を吸い、女の子遊びに興じている

 

あまり素行のよくない青年たち。

 

 

 

 

 

最初に行方不明になった男に至っては

 

6歳の子供までいるのに

 

夜の帝王と名乗って遊びまくりでした!

 

↑一時の父親としてどうなの、この人あせる

 

 

 

 

 

 

けれど、彼らが殺されていくと分かると

 

観客の心は、彼らへの嫌悪感を忘れて

 

なんとか彼らが助かって欲しいと願うようなります。

 

↑うわぁぁぁ。

何とか助けてあげられないのあせる

 

 

 

 

 

 

そして最後の一人の反撃が成功し

 

彼らを罠に嵌めた人々を虐殺してく後半では

 

観客の心は彼らを応援し

 

そうだ!どんどん殺っちまえ!

 

と快哉を叫ぶようになるのです。

 

↑街で再開した相部屋の女を車で跳ね飛ばす男!

その時、観客の心理も

 

よし!この性悪女にとどめを刺せ!

 

という感じで虐殺を容認してしまうのです。

 

 

 

推薦理由②

虐殺は忌むべき行為だ

というのは

普遍的な価値観なのか?

 

 

 

 

 

 

本作を監督したのはイーライ・ロス。

 

 

 

 

 

 

彼の作品の多くは

 

人間の心の奥にある残虐性

 

をテーマにしています。

 

 

 

 

 

 

人間は常に倫理的に正しい存在とは言えず

 

状況が変わってしまえば

 

残酷にも非道にもなれてしまうのです…

 

 

 

 

 

推薦理由③

君子危うきに近寄らず

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

無視される全滅

 

というテーマで

 

血槍富士

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑イーライ・ロス監督のノック・ノックも

人間の心の奥底にある残虐性について描いた作品。

 

観客は、主人公の行動に対して軽蔑したり

同情したりするのです。

 

ノック・ノックの回はコチラ