こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と隅っこみっこぐらしというテーマで
ドニー・ダーコ
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本日の隅っこは、学校にも家にも居場所がないドニー・ダーコという少年。
少年は悪人ではないのですが、他の人とは異なる自分の感性を持て余して、息苦しさを感じていたのです…
↑ああ。生きているのが苦しい…
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
…随分淡泊な解説ですね
主人公のドニー・ダーコは変わった少年。
以前、衝動的に他者の家に火をつけてしまった過去があるドニーは、精神が不安定なため安定剤を飲んだり、カウンセラーにかかっていますが、あまり良くなっている気配がなく、家族は腫物を触る様に彼に接しています。
↑他の人との会話にイラつき、トゲトゲしくなり勝ちなドニー。
ある晩そんなドニーの家に、飛行中の飛行機のエンジンが落下し、ドニーの部屋を直撃しました。
…という事は、ドニーは死亡したの
いいえ。
自己の晩、夢遊病の症状もあるドニーは、外を歩いておりゴルフ場で寝ていたところを発見されたのです!
↑あれ?ここはどこ??
おおっ!
ドニーは超幸運の持ち主ですね😄
けれど、ゴルフ場で目覚めた時、ドニーの目の前に不気味な巨大ウサギが現れ、世界の終わりまで残された時間は28日と6時間42分12秒だとドニーに告げていたのです!
↑28日と6時間42分12秒…って何??
さて、一体なぜドニーの目の前に、巨大なウサギは現れたのでしょうか?そして28日と6時間42分12秒後に、一体何が起こるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑28日と6時間42分12秒には一体何が!?
本作はやや難解な映画ですので、少しだけ映画を読み説くヒントを解説させて頂くと…
①ドニーは、現実社会に居場所がない人間である
↑社交的な妹は、学校でも家庭でも楽しく暮らしています。
②ドニーは卓越した読解力や人の本質を見抜く力を持っている
↑ドニーが授業中に喧嘩を売った自己啓発の先生は、
後に、視野狭窄で狭量な人間だと分かってきます…
③ドニーは、近所に住む元教師の老婆が描いた
時間超越の本に、強い興味を持っている。
↑タイムトラベルの哲学という本を熟読するドニー。
④ドニーの部屋に落下した飛行機のエンジンは、
落とした飛行機が見つからない謎の落下物である。
⑤ウサギは、次に起こる行動を視覚化できる
↑あ。妹の行く先が見えてるぞ…
ここまでの解説させて頂くと、勘の良い方はお分かり頂けると思うのですが、ドニーは精神が不安定なのではなく、未来予知のような超能力を持っている青年!
けれど彼自身は、その能力の使い方が分からず、結果的に変人として扱われてしまっていたのです。
↑ウサギが見えると言えば変人扱いですが…
ウサギは未来を見通し警告してくれています。
そして、次に起こる行動を視覚としてみる事ができたドニーが、28日と6時間42分12秒後に見えたものが想像もできない位悲しい出来事だと知ったドニーは、その未来を変えるために、タイムトラベルの哲学を応用して、悲劇を未然に回避しようとしますが、それには別の犠牲が必要だったのです…
本作は、誰も知られない隅っこ暮らしの超能力者が、大切な人を救おうとするラブストーリー。
けれどその行為は、誰にも知られるは事なかったのです…
↑28日と6時間42分12秒後に起こる事が分かるなら
28日と6時間42分12秒前に、その悲劇を終わらせよう!
という訳で次回は折角ですので
本作の着想の参考になったと思われる映画として
見えないウサギ
というテーマで
ハーヴェイ
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
ドニー・ダーコ Blu-ray
4,180円
楽天 |