こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
第八弾
というテーマで
5つの銅貨
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ミッシング・リングの映画化
本作はレッド・ニコルズという
ジャズのコルネット奏者の半生を描いた映画。
彼の活躍していた時代は1920年代!
まだ蓄音機の時代に生きていた
伝説のミュージシャンが
まだ存命してた時代に作られた本作は
映画としてだけでなく
音楽史という視点で観た場合にも
とても貴重な作品なのです
ヽ(=´▽`=)ノ
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作の解説は以下の通り
1020年代に一世を風びした
バンド・リーダー、レッド・ニコルズの
半生に基づく音楽伝記映画。
…えっと
1020年代ではなく1920年代ですね
(;^_^A
レット・ニコルズは
天才の部類に入るミュージシャン!
彼は、卓越した技術力と
即興で音楽を生み出せる才能を持って
ユタ州からニューヨークにやって来た
若きコルネット奏者でしたが
そんな彼の欠点は
感性が古いミュージシャンと接していると
反抗心がうずき出して
たとえそれが自分の雇い主だとしても
命じられた演奏を放棄して
自分の音楽を演奏し始めてしまう事!!
↑俺の演奏の方が絶対いいぞ!
おい!ちゃんとやらないならクビにするぞ😡
けれど、彼の天才性は
サッチモ(ルイ・アームストロング)も認める
天賦の才能!
↑ニューヨークに上京したばかりの時から
サッチモを仰天させた
レッド・ニコルズのコルネットの腕とビックマウス!
様々なトラブルにもめげず
頭角を現していったレッド・ニコルズは
やがてファイブ・ペニーズというグループを結成し
ジャズ業界の風雲児となっていきます!
↑俺のサウンドを聞けば、誰でも踊り出すぜ!
ファイブ・ぺニーズは
ベニー・グッドマンやグレンミラーなどの
後のレジェンド・ミュージシャンが参加している
超実力派ジャズ・バンド!
良きメンバーに恵まれたニコルズは
歌い手のボビーと結婚し
ドロシーという可愛い娘も生まれ
人生は、彼の奏でる音楽のように順風満帆!
↑ニコルズとボビーとドロシー。
幸せいっぱい!
…けれど、そんなニコルズはある日突然
大好きなジャズを辞め
ファイブ・ぺニーズの仲間に別れも告げす
ひっそりと引退してしまい
港湾労働者として働きだしてしまうのです!
↑ファイブ・ぺニーズのツアーを途中キャンセルし
どこかへ消えてしまったニコルズ!
さて、一体なぜレッド・ニコルズは
大好きな演奏を辞めて
音楽業界を去ってしまったのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑演奏ツアーが忙しくなり
ドロシーを寄宿舎制の学校に入れた事で
ニコルズは、取り返しのつかない後悔をするのです…
才能は人生を救う
本作はレッド・ニコルズの生き方を知る事で
ジャズの魅力が伝わって来る映画!
言葉では伝わりにくい
ジャズの即興性(インプロビゼーション)や
スウィンギングなメロディ!
そしてジャズならではのアレンジの魅力などは
ニコルズの軽妙洒脱なキャラによって
誰にでも親しみやすい形で観客へと伝わっていく
最高のジャズ入門となっているのです!
↑ジャズって最高じゃん!
ちなみにフアイブ・ぺニーズとは
レッド・ニコルズが、劇中ドロシーに歌った
子守歌のような曲の名前。
この小ちゃな銅貨には
「願い」を叶える力が有るんだよという歌い始めで
5つの銅貨一つ一つに
「願い」、「夢」、「踊り」、「笑顔」、
そして「愛」が詰まっているという歌詞には
ジャズが聞き手にもたらすものを
表しているだけでなく
演者であるジャズメンにもたらすものである事が
映画の最後に明かされます!
そう。
ジャズを愛したレッド・コニコルズは
失ったはずの幸福を
ジャズという至福の銅貨を見つける事で
取り戻していくのです…
↑レッド・ニコルズの没年は1965年。
本作が作られたのが1959年ですので
彼は、自身の人生を映画で観る事が出来た後に亡くなった
とても幸福なミュージシャンでもあるのです…
という訳で次回は
われ思う故我アリ
というテーマで
殺し屋たちの挽歌
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①伝説のミュージシャン
チャーリー・パーカーの映画に興味がある方へ…
バードの回はコチラ
②ジャズを極めようとする人間同士の
憎しみを超えたミュージシャンとしての繋がりが
描かれた映画に興味がある方へ…
③天才ミュージシャンとは
どんな存在なのかが描かれた映画に
興味がある方へ…
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