こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
＼(＾▽＾)／
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマで
ナッシュビル
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ようこそカントリーの国へ！
本作は、アメリカのカントリー・ミュージックの本場
ナッシュビルを舞台にした群像劇！
カントリーと言えば、聴衆の心の琴線にささる
郷愁を誘うアコースティックミュージック！
↑カントリーは心にジンワリ来る、アメリカのソウルミュージック！
（例：マール・ハガードの「Misery and Gin」）
けれど歌詞は、酒飲みだったり
ふられたり、独りぼっちだったりする人を歌った
もの悲しいものが少なくないのです。
本作は、そんなカントリーの本場ナッシュビルに
集まってきた歌手たちの群像劇！
↑カントリーの町ナッシュビルに集まる人々！
映画の冒頭の大渋滞は
様々な人々がぶつかり合う本作の内容を
予見させるような雰囲気です。
そして、カントリーを歌う彼ら自身の人生も
なんだか少しもの悲しいのです…
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作の解説は以下の通り
アメリカで最も保守的な町といわれ、
一方ではカントリー＆ウエスタンのメッカとして有名な
テネシー州の首都ナッシュビルに集まった
24人の5日間の行動を通してアメリカの素顔を描く。
…２４人！？
(￣Д￣；；
そう！
本作は、様々な理由でナッシュビルを訪れた
２４人もの人間の人生が交差する
上映時間159分の長編映画！
全員の面識がある訳ではないので
画面はどんどん切り替わり
様々な人の短いエピソードが描かれながら
ストーリーが進行しています！
？？？
人々が交流しないのに話が進むの？
(-"-;A
はい。
そこが本作のすごいところ！
本作の主人公は人ではなく
カントリーの故郷であり
歌手を夢見る人たちが集まってくる保守の町
ナッシュビルという町そのもの！
↑主人公はナッシュビルです！
そんなナッシュビルに集まって来たのは
純粋に歌を歌いに来た人気のカントリー歌手。
↑ファンの為にカントリーを歌う人気者の彼女は
政治家には利用されたくない人！
無邪気に成功を夢見る音痴な女の子。
↑私、ナッシュビルで夢を掴むわ
白人音楽のカントリーに挑戦している黒人歌手。
↑黒人だけどカントリーのハートは持ってるぜ！
次々と女性と関係を持つ浮気性な歌手。
↑来るものは拒まずが、俺の信条…
叔母の見舞いに来たはずなのに
酒と歌と歌手の町で遊び惚けるヒッピーの子。
↑妻の見舞いをしないヒッピーの姪っ子に
ヤキモキする叔父も登場！
そして、ナッシュビルで行われる
大統領候補の応援イベントのために奔走する
キャンペーンを企画する男…などなど！
↑通りすがりのバイカーもいます！
さて、そんな色々な人が集まるナッシュビルで
一体何が起こるのでしょうか？
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
夢に群がる人々の喜悲劇
そんな７０年代のアメリカで生きる人々の
人生模様が描かれながらも
ラストで当時を象徴する衝撃的な事件が起こり
やるせない気持ちになる本作は
きっと将来を夢見て今を生きている
現代の人々の姿にも通じると思います。
ナッシュビルは、そしてカントリーソングは
夢を抱いて集まって来る人たちに
悲喜交々の様々な夢を見せてくれるのです…
↑本作の上映時間が長い理由は
実在の歌手のカントリー・ソングが収録されているから！
そういう意味では本作は
歴史的な価値のある映画でもあるのです
ヽ(=´▽`=)ﾉ
という訳で次回は
折角ですので、発掘良品から少し離れ
本作を撮られたロバート・アルトマン監督の
もう一つの人気作である
Ｍ★Ａ★Ｓ★Ｈ
マッシュ
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①人ではなく場所が主人公になっている
群像劇に興味がある方へ…
②アメリカのもう一つのソウル・ミュージック
ブルースに興味がある方へ…
③ロサンゼルスの街が主人公の
人種対立の群像劇に興味がある方へ…
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