「マギー」(創造力と家族のこわい映画 その6)

こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
＼(＾▽＾)／





本日も
 

想像力と
家族のこわい映画
 

というテーマで
 

マギー
 

という映画を

ご紹介させて頂ければと思います。





 ゾンビ映画に非ず 


本作はゾンビ映画。






今時ゾンビ映画は山ほどありますので
 

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の本作ですが
 

リリースされた時に
 

あまり話題にはならなかったような気がします。





けれど本作はゾンビ映画にもかかわらず
 

ゾンビはあまり登場しない作品！





？？？

(-"-;A

ゾンビ映画なのに、ゾンビが出ない？

では何の映画なの？






本作は、死を迎えようとする娘と
 

それを看取らなければならない親の心情を描いた

切ない家族の映画なのです！







 アバウトなストーリー 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば

 本作の解説は以下の通り

「ターミネーター」シリーズの

アーノルド・シュワルツェネッガーが

プロデュース＆主演したゾンビ映画。

最愛の娘がゾンビ化するウイルスに感染した時、

父親が下す決断とは。

娘マギーを「ゾンビランド」の

アビゲイル・ブレスリンが演じる。

付け加えるなら、アビゲイル・ブレスリンは

リトル・ミスサンシャインの子！

↑こちらの方が有名ですね！

ちなみに本作では、ポッチャリ役ではなく

１６歳の少女マギーの役！

↑かなり雰囲気変わって良かったですね！

けれどそんな彼女は

ゾンビウィルスに感染していたのです！

本作のゾンビは、感染すると

食欲がなくなる　→　生肉を欲しがる　→　ゾンビ化する

という段階で病状が悪化し

助かる可能性は全く存在しません。

ですので政府は、地域の安全を守るため

感染が判明した人間は

強制的に隔離施設するよう行政に命じており

マギーも隔離対象となってしまいます。

↑マギーは感染が判明した後

診療所から逃げ出しますが捕まってしまいます…

けれど、マギーの父親のウェイドは

マギーを施設に送る事を拒否し

自宅で最期まで面倒見ようとするのです！

↑行方不明となった後

ずっとマギーを探し続けていたウェイド。

街の人たちから信任厚いウェイドですが

自宅で感染者と暮らすのは、とても危険なの事！

もし万が一、決断を誤ると

家族を巻き込む悲劇が待っています。

↑ウェイドの家の近所の住人は

幼い娘が感染したことを秘密にして噛まれ

結果、共ゾンビ化した姿で発見されたのです…

その事はウェイドも十分理解しており

マギーを帰宅させた後

マギーの妹弟は親せきの家に避難させ

ウェイドとマギーとマギーの義理の母親とだけて

暮らすことにするのです。

マギーの義理の母は、ウェイドの後妻ですが

二人の関係を尊重して

とても優しくマギーに接し続けてくれますが

マギーの病状が悪化していくと

施設にいれるようウェイドに頼むようになりますが

ウェイドは頑として施設を拒否し

遂にウェイドとマギーだけで暮らすようになります。

↑目が白濁し、食事も食べなくなるマギー。

↑ゾンビに噛まれた腕は化膿して真っ黒い血が

流れ始めました…

こんな危険な状況にもかかわらず

ウェイドは一体どうして

マギーを施設に入れようとしないのでしょう？

そして二人に待っている運命は？

それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。

↑確実に訪れるマギーの最後の時、

ウェイドは一体どんな決断をするのでしょう？

 悲しくてやりきれない 

本作はゾンビ映画というより

最愛の子供の終末医療の在り方を問うような

とても切ない作品。

しっかり者のマギーは

まだ１６歳にもかかわらず死を覚悟して

気丈に振る舞い続けます。

↑二人で笑える日も、あと何日か？

そして、ウェイドにとってマギーは

最愛の娘であると同時に、亡き前妻の死に際に

マギーを必ず幸せにすると誓った

命に代えても守らなくてはならない存在だったのです。

↑お前を守れないなんて、、俺は、、、、、

収容所ら入れてしまえばマギーは

ゾンビ化した人間たちと殺し合って死亡します。

けれど、自分で守ったとしたら

ゾンビ化した時、ウェイドがマギーを殺すが

自分も死ぬかを決断する事となります。

そして恐らく、どれを選択しても

ウェイドの心の悲しみは消える事がなく

永遠の苦悩を味わうのです…

↑後妻との子供もいるウェイドにとって

マギーと一緒に死ぬという決断もできないのです。

まるでフォーククルセイダーズの

「悲しくてやりくれない」という曲の歌詞のように

今も、これからもウェイドの心は

悲しくて悲しくて、とてもやりきれない

救いのないむなしさが漂い続けるだと思います。

↑いろいろな方が歌っておられる名曲ですが

消える事のない心の悲しみを歌った

矢野顕子さん版の「悲しくてやりきれない」はコチラ！

そして、もしウェイドと同じ状況が

自分の身に起こったとしたらと考えると

とても悲しく、そしてこわい状況だと思うのですが

皆さんはどう思われますか？

↑シュワルツェネッガーの目から涙が落ちた時

私たち観客も、悲しくてやりきれない気分になるのです…

そして人は、この喪失感から

立ち直れる事ができるものなのでしょうか？

という訳で次回は

息子か夫か

というテーマで

僕の大切な人と、

そのクソガキ

という映画を解説してみたいと思いますので

どうぞよろしくお願いいたします。

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

おまけ

①ゾンビになった側の心の悲しみに

興味がある方へ…

コリン LOVE OF THE DEADの回はコチラ

②子供の喪失を実感させる教育に

興味がある方へ…

告白の回はコチラ

③子供を喪った行き場のない怒りに

興味がある方へ…

激怒の回はコチラ

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