こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマで
ブロードウェイと銃弾
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
ミュージカルに非ず
タイトルで内容を誤解されてしまう映画って
ありますよね!
↑タイトルで内容を誤解されがちな映画の例①
「イカとクジラ」(THE SQUID AND THE WHALE)は
海洋生物の映画ではありません!
↑タイトルで内容を誤解されがちな映画の例②
「ファーゴ(FARGO)は
ファーゴという町で起こる事件の映画ではありません!
本作はタイトルだけでみると
ミュージカル映画やアクション映画だと
誤解されてしまう作品!
けれど本作は
ブロードウェイで成功を夢見る脚本家の
人生残酷物語であり
ミュージカルでもアクションでもないのです…
↑こういう映画ではないのです!
(「シカゴ」より)
アバウトなストーリー
主人公のデビッドは若き無名の劇作家!
彼は、評論家に絶賛されるような
芸術的作品を作りたいと望んでいたのですが
なかなかチャンスに恵まれず
辛い日々を送っいました。
↑畜生。俺の真の実力を発揮したい!
そんなある日、デビッドはマネージャーから
彼の作品に出資したいと
申し出てくれた資本家がいると教えられます。
喜び勇んで挨拶に行くと
出資者はマフィアの親玉ニックという男。
彼がデビッドの作品に出資する事を決めた理由は
愛人の自称女優のオリーブが
私は、世間が評価するような作品に出たい!
と、わがままを言ったから。
だからニックは、出資する条件として
主演女優をオリーブにしろと言ってきたのです!
↑演劇なんてやったことがないオリーブですが
女優になりたいとわがままを言い
嫌われたくないニックは
デビッド作品の製作権ごと買い取って
主演女優を指名したのです!
この条件では
ろくな作品が出来ないと驚いたデビッドは
ニックの出資を断ろうとしまが
相手は強面のマフィアですので言い出せず
オリーブを主役に
作品を作る事を承諾せざる得なくなります。
↑えっと…分かりました!!
彼女を主役に、大ヒットするような演劇を
完成させましょう
さて、思わぬ形で
芸術的評価を夢見ているデビッドの新作は
一体どうなってしまうのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑あ、あの~。彼女、ものすごく短いセリフも
覚えられないんですけど…
才能の渦に溺れて
デビッドは、自分には芸術的センスがあると
自称していましたが
実際に舞台稽古を始めると
彼が出演を希望した
プライドが高いベテラン女優のヘレンが
脚本のリライトを要求してきます。
↑あのね監督さん。
ここ展開は、ちょっと変えた方がいいと思うの。
ヘレンの大ファンであるデビッドは
一も二もなく承諾し
脚本はどんどん変更されるため
練習は遅々として進まず
作品は暗礁に乗り上げそうになっていきます。
↑ああ。ヘレンが一人で悦に入ってるけど
この作品はどうなっちゃうんだ…
けれど、そんな危機的状況は
オリーブのボディガードとして同行していた
マフィアの構成員のチーチが
解決してしまいます!
チーチは、舞台にも演劇にも全く興味のない
イタリア系の殺し屋でしたが
恋愛における心理をよく理解しており
恋愛下手のデビッドより
ずっとリアリティのあるセリフを提案し
デビッドも役者たちも
彼の新しい脚本に納得してしまうのです!
↑おい脚本家さんよ。このセリフはねぇだろ?
…わぁお。真の天才がいた
芸術とは何か?
才能とは何か?
ヒットする舞台とは何か?
そして恋愛とは何?
観客に、そんな哲学的な問いを
シニカルに投げかる本作はウディ・アレン監督作品!
↑ねぇ。おいしい生活って何??
人生に対するシニカルな問いかけをするのが
ウディ・アレン監督の持ち味です。
ヘロヘロになっていくデビットを笑いながら
そんな哲学的な問いに対して
自分ならどう答えるのかを考えさせられる本作は
あまり知られていない隠れた名作なのです
ヽ(=´▽`=)ノ
という訳で次回は
正義と俺流
というテーマで
殺人調書Q&A
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①ウディ・アレンの恋愛って何?
に興味がある方へ…
②ウディ・アレンの価値観って何?
に興味がある方へ…
③ウディ・アレンの贖罪って何?
に興味がある方へ…
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