こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
2017年アーカイブ
というテーマで、1月にご紹介した
想像力と子供の環境
というシリーズで選んだ作品を
総括してみたいと思います。
本日は、選ばせて頂いた30作のうち
後半15作をご紹介させて頂ければと思います。
⑯永遠の僕たち
親との死別は子供の心に
どのような傷を残すのでしょう?
両親と共に事故に遭い、意識不明の時に
両親を埋葬されてしまった少年が
死というものを受け入れられるようになるには
死と向っている人がいるという事を
認識する必要があったのです…
永遠の僕たちの回はコチラ
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⑰ライオット・クラブ
特権階級の家に生まれた子供たちは
責任を感じる事無く
特権を振りかざすようになるかもしれません。
オックスフォード大学の
選ばれた人間だけが入れる秘密クラブは
人間性を磨く場所ではなく
選民思想を肥大化させた若者たちが
特権を振りかざす事を覚える
人間性が欠如した共同体の形成だったのです。
ライオット・クラブの回はコチラ
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⑱ジョニー・マッド・ドッグ
治安の極端に悪い国の子供の環境は
どんな状態なのでしょう?
本作の舞台は内戦が続いていた
アフリカのリベリア。
長年の戦禍によって
子供たちの親は死亡しており
孤児たちは遊軍の兵士となっていきます。
何も知らないからこそ
恐怖も残酷さも死も分からずに
銃を持った少年たちは
街を占拠すべく行進していきます。
まるで地獄ような光景は
演者の子供たちがリアルに体験した
リベリアの日常なのです。
ジョニー・マッド・ドッグの回はコチラ
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⑲橋
戦意を高揚させると
子供たちは戦争に参加したくなります。
第二次世界大戦末期
ドイツ軍が敗北間近だと知らない
ドイツの少年たちは
武器の扱い方も知らないにも関わらず
徴兵されて大喜び!
そんな彼らを哀れんだ上司は
戦場になるはずのない
小さな村の橋を防衛する任務を与え
彼らを戦場から遠ざけますが
ドイツ軍の敗退が予想以上に早かったため
彼らが守っていた橋に
連合軍の舞台がやって来てしまいます。
純粋な子供たちは
連合軍に絶望的な特攻を開始します。
守る価値のない橋の防衛のために…
橋の回はコチラ
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⑳消えた声が、その名を呼ぶ
国内で紛争が起こり
家族がバラバラとなってしまった場合
子供はどうなるのでしょう?
第一次世界大戦中にトルコで起こった
アルメニア人を排撃するための虐殺行為によって
ナザレット一家は離散してしまい
二人の娘も行方不明となってしまいます。
彼らに限らず、他国に住む異邦人とは
一旦政治の状況が変われば
住んでいる国から
排除される可能性がある存在なのです…
消えた声が、
その名を呼ぶの回はコチラ
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㉑エヴァとステファンとすてきな家族
父親と母親が喧嘩をし
家族がバラバラになったとしたら
二度と元には戻れないのでしょうか?
これは難しい問題ですが
一度徹底的に家族という関係を破壊した方が
再生できるのかもしれません。
エヴァとステファンの父母は
子供の意向を無視して
それぞれの道へと突っ走りますが
その先に待っていたものが
幸福な新生活ではないと気づいた時
家族再生のきっかけが生まれて来るのです。
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㉒ミス・メドウズ
悪魔なのか? 天使なのか?
子供の頃の出来事は
人格形成に大きな影響を与えます。
では、強烈すぎる出来事を
子供時代に体験してしまった子供には
どんな影響が出るのでしょう?
母の助言に従わない娘のように見える
ミス・メドウズですが
実は母ヘの深い想いを胸に秘め
ずっと生きていたのです!
ミス・メドウズ
悪魔なのか? 天使なのか?の回はコチラ
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㉓なんちゃって家族
家庭環境というのは
肉親しか形成できないものでしょうか?
マフィアに脅されて
メキシコから麻薬の密輸を強要された男は
通関をごまかすために
ニセの家族を結成しますが
彼らと旅しているうちに、家族ではなくても
家族の役割を担えることに
ニセ家族全員が気づいていのです!
なんちゃって家族の回はコチラ
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㉔海よりもまだ深く
崩壊した家族と
上手くよりを戻してハッピーエンド!
これって理想的な事ですが
それは実現可能なものなのでしょうか?
全ての事を楽天的に考える男は
仕事も、未来も、家庭も全て失っていますが
それでも何とかなると思っています。
けれど、全てを望むなら
全てを失ってしまうのだという現実を
嵐の夜に悟る事となるのです。
海よりもまだ深くの回はコチラ
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㉕スーパーバッド 童貞ウォーズ
男の子たちにとって親友との関係は
家族よりも深いもの!
けれど、そんな関係にも
いつか終わりを告げる日が来るのです。
高校の卒業は、楽しいようで寂しいもの。
そんな日の一夜が終わった次の日に
ずっと一緒だった親友は
昔、親しかった懐かしい友達へと
変わっていくのです。
スーパーバッド
童貞ウォーズの回はコチラ
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㉖トールマン
絶望的な環境にいる子供たちには
救いはないのでしょうか?
ホラーやサスペンスに見えますが
本作は問題提起型の映画。
次々と子供が攫われていく過疎の町で
一体何が起こっているのでしょう?
トールマンの回はコチラ
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㉗Dearフランキー
子供の事を思い
暴力的な夫から逃げ続けている母親。
けれど父の正体を知らせたくない母は
父は船乗りだと嘘をついて
架空の手紙で息子と文通を続けています。
真実を言わない母の愛だけでなく
見知らぬ家族を助けようとする優しい男の愛。
そして母を深く思う息子の愛。
誰もが多くを語りませんが
みんなの愛によって
辛い日々は終わりを迎えるのです。
Dearフランキーの回はコチラ
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㉘プリンセス・ブライド・ストーリー
子供にとって
家族との楽しい思い出の一つが
読み聞かせをしてもらった懐かしい日々。
ゲームやTV漬けだった男の子は
おじいちゃんの話してくれた昔話を聞くうちに
家族と会話しながら話を聞く楽しさに
気づいていくのです。
プリンセス・ブライド・ストーリー
の回はコチラ
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㉙父を探して
小さな子供の視点で世界を俯瞰すると
どのように見えるのでしょう?
ブラジルの貧困地帯における出稼ぎ
過酷な労働、ゴミ問題、そして環境破壊を
子供の視点で描いた本作は
子供時代の暖かさと
大切なものを失っていく寂しさが同居する
いつまでも心に残る名作なのです。
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㉚ルーム
過酷な環境というは耐えがたいもの。
けれど過酷な環境であろうと
満ち足りていようと
子供にっても最も大切なのは
見守っている家族がいる事なのです。
拉致監禁された部屋でも
子供にとって幸福を感じれる時があり
自由な世界にいる時でも
孤独に苛まれる時もあるのです。
人生というのは
ずっと部屋にいるようなもの。
だとしたら、どんな状況下でも
部屋で同居している家族とは
幸福な状態を保っていたいものですね。
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と、2017年の1月までで
30本の映画を紹介する事ができました
(*´∇`*)
もし同じテーマで行うとしたら
今度は園子温監督作品のような
想像力と
絶望の家族映画
というテーマで
行ってみたいと思っています。
↑愛のむき出し!
↑紀子の食卓!!
↑ヒミズ!!!
と言う訳で次回は
2月にご紹介させて頂いた
想像力と天使とデート
というシリーズを総括したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆