想像力と子供の環境（その26）「トールマン」（絶望的環境にて…）

こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
＼(＾▽＾)／
 
 
 
 
 
本日も
 
想像力と子供の環境
 
というテーマで
 
トールマン
 
 
という映画を
 
ご紹介させて頂ければと思います。
 
 
 
 
 
 
子供の環境をテーマにした本シリーズも

まもなくおしまい。
 
 
 
 
 
 
残りは５作品を予定しています
 
ヽ(=´▽`=)ﾉ
 
 
 
 
 
 
本日ご紹介するトールマンは
 
タイトルもポスターも怖い作品なのですが…
 
↑別ポスター①
 
 
↑別ポスター②
 
 
 
 
 
 
なんとホラー映画ではなく
 
子供と環境をテーマにした問題提起的な作品
 
なのです。
 
 
 
 
 
 
このシリーズで
 
本作品を選ばせて頂いた理由は３つ。
 
 
 
推薦理由①
子供の環境問題に対し
地域住民は、どのように関与すべきか
という問題提起がされた映画だから
 
 
 
 
 
本作の舞台は
 
鉱山が閉鎖となった炭鉱労働者の町。
 
 
 
 
 
 
仕事がなくなり
 
じわじわと崩壊しつつある町に
 
不気味な事件が多発していたのです！
 
↑人もまばらな鉱山都市。
 
 
 
 
 
それは
 
トールマンという謎の男による
 
子供の誘拐事件。
 
 
 
 
 
 
誘拐された子供たちは
 
二度と帰って来る事はなく
 
子供を持つ親は不安に怯えていました。
 
↑小さな子供たちが次々と失踪…
 
 
 
 
 
 
主人公のジュリアは

そんな町の診療所で働いている看護師。
 
 
 
 
 
 
ジュリアの夫は優秀な医師でしたが
 
死亡してしまい
 
彼女は看護師なりに必死になって
 
町のために尽くしていました。
 
↑医者のいない町なので
看護師のジュリアが赤ちゃんを取り上げます。
 
 
 
 
 
 
けれどある晩

ジュリアの家にトールマンが侵入し
 
子供を攫ってしまうのです！







ジュリアは暴行にもめげず
 
必死にトールマンを追いますが
 
トールマンは森の中へ消えてしまいます。
 
↑必死で子供を追いかけるジュリアに
襲い掛かる犬！
 
 
 
 
 
血だらけになって意識を失ったジェシカは
 
保安官に助けられ
 
酒場へと運び込まれますが
 
何故か酒場にいた街の住人達は
 
ジェシカを捕えようと、襲いかかってくるのです！
 
↑こんな姿になるので子供を追ったジェシカが
どうして町の人に襲われるのでしょう？
 
 
 
 
 
子供を救おうとしたジェシカが
 
なぜ町の人たちに追われたのでしょうか？
 
 
 
 
 
それは是非、皆さん自身の目で
 
ご覧になって頂ければと思います。
 
 
↑トールマンは誰なのか！
 
 
 
 
 
 
この作品は
 
大どんでん返しがある映画なので
 
観る楽しみを奪ってしまうため
 
あまり細かく解説できないのですが
 
少しだけヒントを書くと
 
トールマンが出現したのは鉱山が閉鎖してから！
 
↑トールマンは鉱山が閉鎖した後に現れ
子供を攫うようになりました。
 
 
 
 
 
 
鉱山都市で閉山となるというのは
 
町の人々の生活基盤が失われるという事。
 
 
 
 
 
夢も希望もない町で
 
ぼんやりと生きている大人たちは
 
絶望の住人です。
 
↑家も荒れ放題。母親は飲酒。父親は暴力。
 
ここは、そんな絶望の町…
 
 
 
 
そう。
 
 
 
 
この町の人々は
 
子供が攫われるから絶望するのではなく
 
最初から絶望しているのです。
 
 
 
 
推薦理由②
大人が絶望する環境でも
子供は生まれる
 
 
 
 
 
では、そんな環境で生まれた子供は
 
どうやって希望を見出せば良いのでしょうか？
 
 
 
 
 
 
町で暮らしている
 
言葉がしゃべれない少女ジェシーは
 
トールマンを見た時に
 
私を連れ去って欲しい！
 
と願うのです。
 
↑絵心のあるジェシーの描いたトールマン。
 
 
 
 
 
子供を攫うトールマンに
 
連れ去ってもらいたいという環境って
 
どんな生活なのでしょう。
 
 
 
 
 
 
彼女がなぜ喋れないのかは
 
映画では詳しく説明されません。
 
 
 
 
 
 
けれどもし
 
ジェシーの家庭環境が原因で
 
彼女が喋れなくなってしまったのだとしたら…
 
↑家から逃げようとするジェシー。
なぜ！？
 
 
 
 
 
ひょっとすると
 
荒廃した家庭環境こそが
子供にとって最も絶望的な世界
 
かもしれないのです…
 
 
 
 
推薦理由③
子供の劣悪な環境は
子供自身が選べないからこそ
時には逃避するという
選択をすることも大切かもしれない
 
 
↑町に居続ける事が幸福なのか？
それともトールマンに攫われた方が幸福なのか？
 
絶望的な環境では
留まることが正しいとは言い切れないのです…
 
 
 
 
 
 
と言う訳で次回は
 
袖振り合うも多生の縁
 
というテーマで
 
Dear フランキー
 
という映画を解説してみたいと思いますので
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
 
↑ちなみに「トールマン」をネット検索すると
こんな感じの不気味な叔父さんの画像が出てきますが
こちらは「ファンタズム」に登場する
地獄の死者のトールマン！
 
子供の頃の悪夢を映像化したファンタズムは
一度見るとトラウマになる
不気味でシュールな映画なのです！
 
 
 
 
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