こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

「ミスト」
 



という映画を通して

想像力と
神と人との関係性

というテーマについて

考えてみたいと思います。




★神と人との関係性シリーズ★
バックナンバー









人は

神に頼れない状況
の時

何に助けを求めれば良いのでしょう?







もちろん

いろんな対応があると思いますが

その中の一つに

新しい神(導き手)
を望む

という場合も

あるかもしれません。







本日の

「ミスト」


怪物が登場するホラー映画







けれど

この映画で

本当に怖いのは
怪物よりも人間

なのです!






舞台は湖畔の田舎町







大嵐の翌日、

山から大量の霧が

町へと降りてきています。









主人公は

息子と一緒に町のスーパーに

買出しに来ていたお父さん。







レジに並んでいた時

霧の中から逃げてきた老人が

スーパーに飛び込んできます。







そして叫んだのです!

霧の中に化け物がいる!

と…


↑霧の中に何かがいる!!






霧は

どんどん深くなり

スーパーは霧に囲まれて

しまいます。



↑なんかヤバイ雰囲気ですね…







さて

怪物は本当にいるのでしょうか?

そして

主人公たちは

無事にスーパーから

脱出できるのでしょうか?




というお話です。






ストレートな展開ですね


\(^▽^)/







もし

このスーパー内に

「ポセイドン・アドベンチャー」

のスコット牧師がいたとしたら

きっと

右往左往する人々を激励し

生き残るための道を示し

行動してくれたと思います。



↑強い意志と
神に対抗できるカリスマ性を持つ
スコット牧師







けれど残念ながら

このスーパーにいたのは…





地元育ちで
大学出の有名画家


NYの金持ち弁護士
町ではよそ者


地元の職工さんたち


休暇中の兵隊。
ただし全員2等兵


スーパーの店員


学校の女性教員


そして

いつも
この世の終わりの話ばかり
している
ちょっと危ないおばさん。


などだったのです。







( ̄_ ̄ i)



なんだか

頼りないですね。






導き手となるリーダーが
不在の中

スーパーに取り残された人々は

思い思いの勝手な行動

をはじめます。






主人公グループは

正義感はあって能動的ですが

行動は場当たり的!


↑やる気はあって頑張ったとしても
必ず良い結果に結びつく
とは限りませんよね。






弁護士グループは

荒唐無稽な
怪物の存在を認めず

仲間割れをして
店の外へ!


↑怪物?バカじゃないの?!
常識で考えろよ。




↑俺たちは外に出るぜ!






…そして




一部の人たちは

これが
世界の終わりよ!

と叫び

黙示録を読み上げる
おばさんに
近づいて行くのです


↑遂に週末の時が来たのよ!

普段は「変な人」ですが
この状況が
彼女の発言に説得力を与えます。







さて

この状況であれば

私たち自身は

どのグループに

ついて行くのでしょうか?







刻々と事態が悪化していく中

どっちつかずの人々は

次第に終末論を唱えるおばさんへと

集まってきます。


↑おばさんは
どんどん信者を増やしていきます!






おばさんが
少しおかしい

ということは

誰もが
知っていたこと!



↑人を指差して非難するって
あんまりやりませんよね…






けれど

頼りになる人がおらず
神さえも頼れない状況だと

人は
神を語る怪しい人

にでも

すがりたくなる

ものなのかもしれませんね。。



↑とうとう怪物たちを鎮めるために
生贄を求め始めるおばさん!

神を信じていた人が
自らが神となった瞬間です!





↑霧の中には怪物!


↑けれど
店の中にも怪物はいるのです!









という訳で次回は

神の敵である
悪魔の存在理由を

「オーメン」

という映画で考えてみたいと思います。







ではまた(*^ー^)ノ





↑ちなみに、この映画の
「ものすごくイヤな人間関係の描き方」
が評価され
監督のフランク・ダラボンは
「ウォーキング・デッド・シリーズ」の
製作総指揮を担当することになりました。




↑映画史上屈指の
「後味の悪いラスト」として有名なこの映画。

どんなラスト?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。