12/24に春吉INSAで訪問したAQUA PLANET(アクプラ)の「塩崎愛奈BIRTHDAY LIVE」は、REBIRTHに続いて登場したacro-A(アクロア)が私の初見だったのは、福岡メロディアスエモロックアイドルを標榜する3人組で、次にライブを主催したAQUA PLANETの6人がステージに登場しました。
アクプラのバースデーライブはケーキやプレゼントが登場するセレモニーであったり、ドレスに着替えたりといった演出は特別に用意されていなかったのですが、アクプラの持ち時間50分の中であいちゃん(塩崎愛奈)の組んだセトリが、続けて披露される合間のMC内で順次、皆で「ハッピーバースデー」を合唱して祝ったり、メンバー達があいちゃんにメッセージを寄せたりする趣向だったのは、その中でも私が一番注目していたのはソロ歌唱のコーナーで、あいちゃんがセレクトしたのは高松瞳(=LOVE)の歌う「僕のヒロイン」でした。(写真はあいちゃんのツイートから)
あいちゃんは2年前のバースデーライブで、乃木坂46の「Sing Out!」を力強い歌声で披露しており、今回のチョイスから嗜好がさほど変わっていない事を理解したのですが、フレッシュで明るく弾むような歌唱からは、表現力の上達がひしひしと感じられると、17歳の抱負は大人の女性となって、皆から「あいなさん」と呼ばれるように成長を遂げたいとの事で、冬休みの期間限定だったとはいえ、髪の毛の色を思い切って染めていたのも、そのような意識の表れだったようです。
それでも17歳という年齢はユニットの最年少で、この後のライブで生誕祭が催された、同じメンバーの相宮えまとは年の差が6つもあり、背伸びをしたがるあいちゃんが制されるシーンもあったのですが、クリスマスのプレゼントとして欲しいものを、メンバー達が次々と答えていった際に、冬服やコスメや遠征で使うキャリーバッグなど、実用的なグッズが大半だった中で、あいちゃんは皆からお誕生日おめでとうの言葉が欲しいと、殊勝な発言が飛び出していたのはあっぱれでした。
最後にメンバー達からあいちゃんに寄せられたメッセージは、あいちゃんのステージパフォーマンスに対する賛辞が多かったのは、小学生の頃からライブに出演し活躍を続けている、経験の積み重ねの賜物に他ならなかったのですが、落ち込んでしまった時に励ましてくれたり、精神面でもあいちゃんが頼りになっているエピソードが語られていたのは、あいちゃんの人間的な成長が伺えてとても頼もしかったです。
アクプラのパフォーマンスではカバー曲として唯一、Appare!の「アッパライナ」が演じられていたのですが、他のオリジナル曲はこの楽曲と同様の作りが多く、やや一本調子となっているのが私には物足りないところなのですが、特典会であいちゃんに訊くと高校を無事に卒業したあかつきには、上京して更に高いステージに挑む考えもあるんだそうで、今後のチャレンジについても続けて見守っていきたいと考えています。
当日の予約特典として準備されていたのは、あいちゃんがファンそれぞれに向け個別に書いたメッセージカードで、そこに記されていた踊るような文面が私はとても嬉しかったのですが、この日のライブは代金が後払いになっており、実際には半分近くの無断キャンセルがあったんだそうで、あいちゃんの多くの手間が一部で無駄となってしまったのは至極残念でした。