前田美咲バースディライブ2018[ライブ本編]@新宿ZircoTokyo(2/18) | ヒペラーファイター♪(舞台女優のミラっちょを応援するブログでした)

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前田美咲のブログより当日のセトリ一覧

 

 

11時半を少し過ぎて始まったライブはいきなり、Misaki(Dancing Doll/風光ル梟プレーイングプロデューサー)と美咲のコラボからのスタートであり、Misakiが周到に作り上げたトラックに乗せた2人のダンスは、パフォーマンスの中では踊りに一番の自信を持つ美咲ではあるものの、Misakiのダンスは美咲を遥かに凌ぐ鋭さがあって、私は軽くショックを受けながら2人の華麗な舞いを眺めていました。

 

 

そして美咲以外のStella☆Beatsメンバー3人がステージに飛び出して、いったんW misakiは袖に下がっていったのですが、「Glad to see」のイントロにスムーズに繋がったトラックまでが、全てMisakiの計算ずくだったようで感心しきりでいると、いざ美咲が舞台に戻りソロパートからパフォーマンスに加わったのは、高揚しきったテンションのせいもあったのか、続いていきなりサビパートへと突っ込んでしまうアクシデントがありました。

 

 

これは後のMCでも皆から弄られていたのですが、気合の入りすぎにも増して途中から歌に加わるといった、いつもとは異なる状況だったがゆえのミスに思われたものの、消えてなくなりたいなんなら帰ってもいい?と顔を赤らめていた美咲に対して、りこぴん(米満梨湖)が笑っていいのか真顔でスルーすべきなのか、対応に大いに苦慮したと語っていた一方で、あかり(藤田あかり)がただただ笑い転げていた事については、美咲から睨まれるのも致し方ありませんでした。

 

 

続いて新曲からc/wの「Season」がパフォーマンスされたのですが、表題曲である「冬、マスカレード」の披露が当日なかったのは、セトリを全て考案した美咲のささやかなる抵抗だったように思えて、「Season」は美咲とあかりの絶妙なコンビネーションを前面に押し出し、今後進んでいくべきステラビを占う重要な意欲作として期待を集めていたものの、突然にあかりの3月卒業が決った事によって、ユニットの指針は再度の練り直しを余儀なくされており、このチョイスには美咲からあかりに向けての、餞別がわりといった意味が込められていたのではないでしょうか。

 

 

MCの中では当日に皆が揃えて着ていた、美咲がデザインした生誕Tシャツの話になったのですが、美咲自身は腕や肩の部分を大胆にカットして、相当なアレンジを加えていたのが目を惹いたところ、続いてMisakiがステージに呼び込まれて、美咲がMisakiに出演を依頼したエピソードが語られた中では、ふとMisakiの事を思い立ったのが深夜であり、LINEでメッセージを飛ばしたのが夜中の3時だったんだそうで、それでも快く受諾し準備に多くの時間を割いてくれたMisakiは、次に自身の生誕ライブがあれば必ず美咲に出演してほしいんだと、熱烈なオファーを出していたのはこのように公の場で発言しておくと、スタッフさんにもアピールが出来て実現する可能性が高まる事を狙ってのものでした。

 

 

 

 

次はカバー曲のコーナーへと移ったのですが、ステラビの生誕ライブでは今までカバーの披露は、メンバー達の負担を少なくする為に、当人と他のメンバーとのDuo(2人)スタイルを採用するのが常だったものの、今回は美咲の要望で全てを4人全員でパフォーマンスする形になっていたのは、歌詞にカタカナが多かった事もありメンバー達の苦労は絶えなかったようで、コーナーを終えた後にはあかりが「めっちゃ覚えたんだから!」と、目を見開いて猛烈なるアピールをしていたのが可笑しかったです。

 

 

「雪のカケラ」は2016年冬に発売されたステラビとキラフォレの合同企画シングルであり、この曲におけるファン達によるコールの大きさが際立っていたのは事実だったものの、純粋なるカバー3曲ではそれぞれの楽曲を熟知するファン達が沢山いて、負けじと盛大なコールがそれぞれで飛んでいたのは、私個人としては「運命ビッグバン」が殆ど馴染みが無い楽曲だっただけに、色々と興味深い光景が見られたのが楽しかったです。

 

 

そしていよいよ美咲の3年下の妹こんちゃん(前田好美)の登場となったのですが、2人きりでステージに立つのは今回が最初で最後かも知れず、呼び入れの際には美咲が緊張してガチガチの妹を、気遣う場面すら見られたものの、お互いにハロプロが好きで℃-uteの楽曲を続けた2人は、コンビネーションもピッタリで微笑ましいステージを繰り広げて、ファン達のコールが終始「まーえだ!(前田)」で統一されていたのが可笑しかったところ、「都会っ子 純情」のラストセリフ「心の中を見抜いてほしい」が、ユニゾンでバシっとキマッたところが私は特にぐっときました。

 

 

3曲目に「ママへ」が披露されたのは、当日観覧に来ていたお母様に向けてのもので、バレないように密かに練習していたそうなのですが、涙をぐっとこらえながらの熱唱は実は事前にお母様には察知されていたんだそうで、パフォーマンス後の2人によるトークでは、美咲がちゃんと喋る事が出来る妹の姿に感心する場面があったものの、こんちゃんはSO.ON projectではTEAM ONE HEARTのキャプテンを務めており、Kawaiian TVの番組内では立派にMCをこなしているのを、私はSO.proの現場にこそ足が遠ざかっているものの、定期的にしっかりと画面で確認をしていました。

 

 

ちなみにライブ後の特典会においては、特別企画として姉妹チェキなるものがあり、これに対する行列がとんでもない事になっていたのですが、サイン入れ無しの流れ作業ではこんちゃんと話す時間も少なく、3年近くもご無沙汰している気恥ずかしさを感じる暇もありませんでした。

 

 

そしてラストブロックではステラビのオリジナル楽曲に戻って、チョイスされた「星空シンフォニー」についてはこの楽曲が、美咲がステラビに加入したのがこの曲発売の直後であり、おそらく一番最初に覚えた思い出の曲であったがゆえの披露だったように思えて、逆に今回はそれ以前のシングル曲「この恋はとまらない」「Fantastic Traveller」が除外されていたのが、なんとなく理にかなっており頷けるものがありました。

 

 

本編のラストが「初恋Mayfly」で締められたのは、ステラビで一番人気の楽曲でありこれは誰もが納得の流れだったところ、卒業したまなてぃ(星野愛菜)のメインパートをきいちゃん(新穂貴城)が、しっかりと丁寧に引き継いでいるのがとても好ましく、前夜に思いもかけず聴けたフレベジバージョンの同曲と比較しながら、私は色々な思いに耽る事になりました。

 

 

アンコールではまず美咲以外の3人が登場して、それぞれが美咲に対する思い出や印象を語ってくれたのですが、あかりは美咲の準備の早さや要領の良さを褒め称え、りこぴんは今のメンバーでは一番付き合いが長いので、お互いにしっかりと通じ合う関係が構築されている事を言った一方で、きいちゃんが喋り出す頃にはドレスに着替えた美咲が俄かに登場した為に、ただ一言「卍」と口走っていたのが可笑しかったです。

 

 

そして美咲がソロの歌唱としてチョイスしたのが、SO.ON projectのステージラストで全員により歌われる機会が多かった「夢のpiece」だったのは、メンバー達とファン達全てにこの歌詞を伝えたいという意図があったようで、歌い終わるとあかりから「ちょっと、待った!」というコールが発せられて、可愛いデコレーションが施されたケーキや花束などがステージに運び込まれて、一連のセレモニーが終わった後には美咲の「マジ!」に対し皆が「卍!」で応え記念撮影が行われました。

 

 

美咲のブログより

 

 

この後先程はただ「卍」一言に終わった機会を挽回すべく、きいちゃんが美咲に宛てたメッセージを読む事になったのですが、胸元に隠し持った手紙は汗でぼとぼとになっており、自身が泣き虫であるのに対しどんな状況でも涙をしっかり堪える美咲を讃える一方で、そこかしこにきいちゃん独特の言い回しが挟まれていた事によって、緊張と弛緩が交互にやってくる妙な時間にもなっていました。

 

 

そして最後は敢えてセトリから外そうかとも考えたものの、やはりラストで盛大に巻き起こる「前田コール」を欲しがった美咲は、「さあ共に!」をチョイスして当日一番の盛り上りを見せたのですが、美咲が加入して初めて自分が参加したシングル曲であり、この曲を外す美咲の生誕ライブはどう考えてもありえませんでした。

 

 

ちなみにラストのドレスはOSM(大阪スクールオブミュージック)の後輩吉村かほの制作であったことが最後に発表されたのですが、彼女は現役女子校生がアイドルパフォーマンスを披露し日本一を決定するイベント「第1回Highdol(ハイドル)2015~夏休み~決定戦」で優勝した経歴を持ち、現在はアイドル衣装を数多く作る仕事をメインに行っているんだそうで、事前に美咲が描いた絵コンテを遥かに上回る出来映えだったのは、美咲も大いにご満悦だった様子で確かに凄く似合っていました。