関西電力(株)は、福井県三方郡美浜町に在る関西電力美浜発電所3号機の冷却系統の配管に微小な穴明きが発見されたと発表しました。≫
関西電力(株)に拠ると、この冷却系統の配管とは原子炉を冷却する系統で、海から汲み上げた海水を通す直径Φ60㎝の配管で、10月5日(土)の夜の巡回パトロールで配管表面の2か所に塩が付着しているのを発見したとのことです。
1号機 | 2号機 | 3号機 | ||
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定格電気出力 | 34万kW | 50万kW | 82万6,000kW | |
営業運転開始 | 1970年(S45年)11月28日 | 1972年(47年)7月25日 | 1976年(S51年)12月1日 | |
原子炉型式 | 加圧水型軽水炉 Pressurized Water Reactor | |||
2015年(H27年)4月27日付け廃止。 |
電力会社名 | 原子力発電所の保有数 | 稼働状況 |
関西電力 | 3か所 11機 | 6機稼働中 美浜発電所 大飯発電所 高浜発電所 |
九州電力 | 2か所 6機 | 3機稼働中 玄海原子力発電所 川内原子力発電所 |
※ 参照≫
因みに、関西電力美浜発電所3号機に於いては、2004年(H16年)8月9日に発電用タービンの復水器と蒸気発生器を繋ぐ復水管が破裂して超高温の蒸気が噴出して5名が犠牲となる大事故を起こしていました。
この時も、配管内のエロージョン(侵食)やコロージョン(腐食)が原因とされており、今回も配管の肉厚減少が原因と言われており同様の事故を繰り返している感じがします。