ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を選定するノルウェー・ノーベル委員会(Norwegian Nobel Committee)は、ノルウェー王国(Kingdom of Norway)の首都オスロ(Oslo)に於いて2024年のノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)に日本の日本原水爆被害者団体協議会(Japan Confederation of A- and H-Bomb Sufferers Organizations、日本被団協)を選定しました。
今回のノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)の受賞理由は、『核兵器のない世界を実現するための努力』と『核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきたこと』とのことです。
日本原水爆被害者団体協議会(Japan Confederation of A- and H-Bomb Sufferers Organizations、日本被団協)は、1956年(S31年)8月10日に結成された様で、1965年(S40年)には原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の分裂等を受けて同年6月14日に事務局を広島県に移転し、その後も紆余曲折が有って今日に至っている様です。
なお、日本に於けるノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)は、1974年(S49年)12月10日の佐藤栄作元内閣総理大臣(1901年(M34年)3月27日生-1975年(S50年)6月3日没、山口県熊毛郡田布施村出身)以来の50年ぶりとなります。
(佐藤栄作元内閣総理大臣(1901年(M34年)3月27日生-1975年(S50年)6月3日没、山口県熊毛郡田布施村出身)の受賞理由は、非核三原則(核拡散防止条約に署名)とアジアの平和への貢献であります。)
それと、日本人のノーベル賞(Nobel Prize)の受賞は、2021年のノーベル物理学賞(Nobel Prize in Physics)を授賞した真鍋淑郎様(1931年(S6年)9月21日生、愛媛県宇摩郡新立村出身)以来です。≫
(なお、真鍋淑郎様(1931年(S6年)9月21日生、愛媛県宇摩郡新立村出身)は、1975年(S50年)に日本国籍を離脱されアメリカ合衆国籍を取得・在住されています。)
ただ、このノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)は、過去には違法送金までして首脳会談をしたのに他方当事者はミサイル等開発に勤しんだり、『『核無き世界』に向けた国際社会への働きかけを功績』として受賞したものの自身は臨界前核実験を行っていたりと、政治色が強いので少し残念な気もします。
(それに、更に残念なのは紛争や力に依る現状変更を試みる輩が増えていることです。)