JAXA(Japan Aerospace Exploration Agency、宇宙航空研究開発機構)の種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)から打上げられたH33号機は、予定高度約600㎞に達し、打上げは成功した様です。
今回のH33号機は、午後0時06分頃に種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡南種子町)から発射され、約16分34秒後に搭載されていた地球観測レーダ衛星『だいち4号(ALOS-4)』の分離にも成功したとのことです。≫
この地球観測レーダ衛星『だいち4号(ALOS-4)』は、夜間や悪天候でも地表を観測出来るレーダーアンテナを備えており、災害時の被害状況の把握や地殻変動の観測なども可能となっている様です。
ただ、H3ロケットは、2月17日(土)の模擬衛星などを搭載した2号機の打上げは成功したものの、2023年(R5年)3月7日(火)の初号機の打上げには失敗しており、成功率はまだ67%と低く、H2Aロケットの打上げ成功率97.9%には程遠い状況です。
(H2Aロケットの打上げ失敗は、2003年(H15年)11月29日の6号機のみ。失敗したからと言って気後れすることなく、挑戦して頂きたい。)
現行国産主力ロケットH2Aは2025年(R7年)打上げ予定のH2A50号機で終了となり、このH3ロケットが主力後継機となる為、しっかりと予算付けなどをしてロケット製造・打上げ技術を確立して欲しいと強く思います。≫
(科学技術の目標は、2位じゃダメなんです。トップを狙わないと。)
| H3 | H2 | |
|---|---|---|
| 全長 | 63m | 50m |
| 直径 | 5.2m | 4m |
| 全備重量 | 575t | 260t |
| 打上げ費用 | 約50億円 | 約190億円 |
| 初号機 | 2号機 | 3号機 | |
| 打上げ日 | 2023年3月7日(火) | 2024年2月17日(土) | 2024年7月1日(月) |
| 打上時刻 | 午前10時37分 | 午前9時23分 | 午後0時06分 |
| - | 失敗 | 成功 | 成功 だいち4号(ALOS-4)投入成功 |