妄想小説-秘密のring(2)-
2日間ジヨンから連絡がこない
今までこんなことは
なかったのに
どれだけ疲れてても
連絡をくれた
不安が積もってく
携帯ばっかり
気にして仕事にならない
ご飯も喉を通らない
家に帰る途中携帯が鳴った
急いで携帯を取り出す
でもサブ画面には
小学生からの幼馴染の名前が映っていた
「もしもし」
「あ、もしもし?元気にしてる?」
頼りがいがあって
やさしいお兄ちゃんって感じの人
なにかあるといつも相談していた
「うん、元気だよ」
「彼氏とは順調なの?」
「もちろん」
ちょっとした嘘
順調だけど不安が積もりすぎて苦しかった
「うそ・・・今すごく苦しいんだ」
「なにかあった?」
「うん」
「話し聞いてやるよ。時間ある?」
土曜日会って話しを聞いてもらうことにした
妄想小説-秘密のring(1)-
「ただいまー」
今日は残業でジヨンより
帰りが遅くなった
「おかえり。遅かったね」
「残業でさぁ、疲れちゃった」
ソファでくつろぐ
ジヨンの隣に座った
「もうすぐ誕生日だね」
突然ジヨンが話しかけた
「え?あ…忘れてた」
「普通自分の誕生日忘れる?」
「最近忙しくてそれどころじゃなかった…」
「大丈夫?」
ジヨンが心配そうに見つめる
「大丈夫だよ。」
じっと見つめられて恥ずかしくなって
目をそらしながら答える
ジヨンも忙しいのにいつも
私の心配をしてくれる
「なに?恥ずかしいの?」
そらした顔を覗き込む
「別に恥ずかしくないよ」
「顔真っ赤だよ」
「え?ホント?」
「うそ」
久しぶりに上機嫌な
ジヨンがいた
「誕生日お祝いしようか」
「ホント?嬉しい」
次の日枯れるほど泣くなんて
思ってもいない私は
ジヨンといつまでも
笑い合ってた
妄想小説-ジヨン-happy birthday編(最終回)
朝になった
携帯を見ると
サブ画面が点滅している
いそいで携帯を開いた
From ジヨン
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件名 ごめん
――――――――――――
今日仕事で会えなくなった…
ほんとごめん。
帰ったら電話するよ
――――――――――――
「誕生日も一緒に過ごせないんだ…」
携帯をベットに投げた
「仕事だもんね…しかたないよね…」
わかってるのに涙が出た
せっかく今日のために
新しい洋服を買って
プレゼントも用意して
手作りのケーキも
作る準備をしていたのに
1日中ソファに座って
泣いていた
なにもする気になれずにいた
「あと5分でジヨンの誕生日終わっちゃうよ・・・」
気付けば夜中の11時55分
電話も来ない
メールもない
「はぁ・・・」
ピンポーン ピンポーン ドンドンドンドン
「おーい俺だよ!ジヨンだよ!開けろって」
「え?ジヨン?」
急いでドアを開けた
「はぁ、はぁ、間に合ったぁ。まだ俺の誕生日だ」
苦しそうなのにニコニコしている
「ん?目赤いよ?泣いてたの?」
「だって今日のためにいっぱい用意したのに・・・
仕事で会えないって言われて…
しかたないってわかってるのに…
でも・・・・でも・・・」
言葉に詰まった
「おいで」
両手を広げてほほ笑んでいる
「ほら。はやくしないと俺の誕生日おわるよ」
私はジヨンに包まれた
「こんなに泣かせてごめんな。
でも仕事中も頭に浮かぶのはおまえだけだよ。
それだけはわかってて」
ジヨンの腕に力が入る
「うん・・・わかった。」
「こんなに走った誕生日初めてだよ」
「がんばったね」
よしよしすると照れくさそうに
「でも今までで1番幸せな誕生日だよ」
きれいな白い歯が見える
「あっプレゼント渡さないとね」
私がジヨンの腕から離れようとした
「ダメ。もうちょっと俺のそばにいて」
また腕の中にひきこまれた
-end-
ジヨンの誕生日を記念して
書いてみました(。・ω・)ノ゙

