APコースについてのアドバイス。 | アメリカおばさんのブログ

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アメリカの学校の先生と日本語学校の補習校の先生をしています。教育のこと、習慣の違いに驚いたこと日々感じたこと、起こったことなど独り言を書いてみたいと思っています。趣味は料理です。

APコース(advance placement)。

高校に在籍しながら、アメリカの大学のコースを学習して、単位をとってしまう。

 

こうすることで高校のGPAが上がるし、GPAが上がるとアメリカの大学に入る場合、希望の大学に入りやすい。GPAとは成績のこと。成績の平均点。

 

大学に入ってから入ってからとても楽。高校に在籍する間に履修してしまうと大学に入ってから単位を取るための学費が安くなります。

 

息子は高校時代に11個APコースを取りました。

その時に周りからは凄い凄いって言われていたのですが、娘が13個APコースを取り。。先生方も周りも驚いていました。

高校時代は本当に勉強勉強でした。

娘の場合は、「私、高校に入学して、顔を上げて気づいたら卒業だった」高校生活の感想。。

息子の場合は、教室移動をするため廊下を歩く時、居眠りしながら歩いている変な奴。と言われていました。ある時学校から連絡が来て息子さんが倒れた。と。

4日間宿題やプロジェクトで全く寝ていなかったため寝不足で倒れたのでした。

いろいろあったけど息子も娘も二人とも1学年が600人中の1番で卒業時には総代でスピーチすることができました。

両親とも純粋の日本人で苦しいことはたくさんありました。

映画やテレビに出てくるような楽しいアメリカの高校生活なんて息子も娘も皆無でした。

青春無し。

 

さて、私が何を言いたいかというと、

アメリカの大学に行く場合は、高校の時に出来るだけ沢山のAPコースを取ることをお勧めします。しかし倒れるまでは頑張りすぎないこと。

 

②このAPコースで履修した単位が自分の希望した大学で単位を認めてくれるかどうか、有効かどうかを調べておくこと。大学によっては認めてくれないところもある。

 

③APコースを履修するにあたって、どれを取るかをカウンセラーとじっくり相談すること。割と簡単に取れるコースもあるため。

 

④APコースの学期末テストはカレッジボードから出ている共通のテストでパソコンでテストを受けます。

学校にあるパソコンで、学校の先生が試験監督。

このAPコースのテストは毎年5月にあります。

もしこのテストの成績が悪ければ、高校の単位はもらえるけど大学の単位は認められないのです。

5点満点中の3は最低取らないとダメ。

という大学と、いやいや5段階中の5取らないと単位を認めない。という大学や、最低でも4取らないとダメという大学があるのでしっかり勉強。

APコースの授業はきついしテストも結構難しい。

まあ大学のコースなので当然ですが。。

でもアメリカの大学を早く卒業することができますからね。

 

娘は大学1年生の時に3年生扱いされたそうです。

必修科目も全て取ってしまっていたためです。

でも「お母さん、もう必須科目全て取っているんだけど、どっちみち4年間学費も寮費も食費も全て無料なので、好きな科目とってもいい?スイミングとか。」

自由ですよ。好きな科目取ったらいいよ。高校で本当は部活のスイミングやりたかったんだもんね。カラーガードやマーチングバンドも諦めたし。

もし、過去に戻れるなら、息子にも娘にもスポーツや音楽やらせてあげたかった。。やりたいことをやらせてあげたかった。

アメリカの大学はお勉強君だけでなく、生徒会や部活、音楽やスポーツもやっている子が有利だということがわかったので。。

アニメクラブの部長はやってたし、サイエンスクラブ、keyクラブにも入っていたけど。イングリッシュソサエティとか他にもやっていたけど。。音楽やスポーツって大事だと思ったわ。

あ、そうそう!AP日本語のテストを受けるといいですよ。カウンセラーに相談してください。

学校の授業を受けなくても、APテストだけ受けることができました。これは日本人の特権なのかな。。

大学で第2外国語履修しなくてすみました。

 

こちらは現在1月1日です。

今、ある女の子が、zoomで息子からAPコースのChemistryを学んでいます。

日本時間の1月2日朝8時から5時まで。

途中食事休憩1時間含む。合計8時間。

APテスト対策コース。

 

昨年、息子からこのコースを学んだ男の子S君。

最高点数を取ったとお母様から連絡をいただきました。

 

次回のAPコースはPhisicsコース。

1月16日。アメリカ時間で行います。