新しい年が始まりました! | アメリカおばさんのブログ

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アメリカの学校の先生と日本語学校の補習校の先生をしています。教育のこと、習慣の違いに驚いたこと日々感じたこと、起こったことなど独り言を書いてみたいと思っています。趣味は料理です。

新しい年が始まりました!
 今年もよろしくお願い致します。
みなさんにとって素敵な年でありますように!!!

実は、夕べ。
というか、明け方のこと。
真夜中までお餅をつく準備やお煮しめ、田作りなどなんだかんだごたごたしていて寝たのが4時ちょっと前でした。

そしてうつらうつらしていたら、ドアのチャイムの音「ピンポーン」
あれ?もう朝の8時頃かな?元旦の朝から誰かな?もしかしたら郵便屋さんかな?
実は先日、日曜日の朝8時にドアのチャイムが鳴って(うわー?誰?今頃。
出なくていいや。もしかしたらまた屋根のおじさんのような人か物売りかも。)と思っていた。でも気になってしばらくして出てみたら、ドアに不在配達の紙が貼られていたのです。

日本からの荷物。「郵便局までとりにきて!またはここにサインしてくださればまた持ってきます」だったので、あちゃー!!!
また荷物かも知れないとドアを開けました。てっきり朝の8時ぐらいだと寝ぼけて勘違いして。それともピンポンダッシュかな?

ドアを開けると、
知らない男の子がドアの前に立っていました。
まだ外は暗い。
思わずストレンジャーに「うわーぁぎゃー!!!」と大声をあげました。
ふと玄関の時計を見るとまだ5時だ。
やっぱりドアの覗き穴絶対必要だね。
「な、なんですか?私は英語は話せないので」とドアを閉めようとしました。

道路が凍結して、運転していた車が雪に突っ込んで出られない。携帯電話の充電切れ。そして電話を借りようと一軒一軒ドアのチャイムを押し続けたそうです。
そしてやっとドアを開けて出たのが私だった。
あー失敗したな、どうしてドアを開けたんだろう。と後悔。これって最悪のパターンだ。強盗だったらもう殺されているよ。馬鹿だったぁ!!!!こっちは銃を持っているから。
なんで?元旦早々!しかも朝の5時に!!!
ドアを細めにして怖くてそばにあった携帯電話をドアの隙間から貸しました。

外はものすごい寒い。
携帯電話、もたもたして掛けていて繋がらないらしい。
代わりに「何番ですか?」と手を出して私が掛けた。
近づいたらお酒臭い!え?
「あなたお酒飲んで運転してたの?私、お父様とお母様に通じなかったら今から警察よんであげようと思ったんだけどこりゃ無理ね。酔っぱらっているんだから。とりあえず中に入りな。外寒いから」「すみません」
ニューイヤーパーティをして車を運転して家に帰ろうとしたところだそうだ。
「あなたいくつ?」
「21才です」
えー?うちの息子と同じ年?
「すみません。父も母も寝ているようなのでメッセージだけ残して歩いて帰ります」
外は零下だ。歩いて帰るって言ってもお父さんお母さんが住んでいるという隣町までは、
車でも10分以上は走らなくてはいけない。
そのうち、うちの旦那が物音に気づいて2階から起きてきた。事情を話した。
私は21才と聞いて少し安心した。
どうやら高校を卒業後、一人暮らしをしているんだそうだ。大工さんをしているそうだ。
「ちょっとまって、もう一度かけよう。お父さんもお母さんも寝ているから何度か掛けてみよう。」メッセージも残して何度かかけてやっとお母さんが電話に出てきた。
「息子さん道路が凍結していてハンドル操作を誤って脱輪事故です。迎えにきてあげてください。」どうやら脱輪した時、腰を強く打ったらしい。
「椅子に座りなさい。もう、だめでしょ!お酒飲んで運転しちゃ。」
10分経ってお父さんが迎えにきた。
「あーお父さんは見た目がまともな感じだったのでよかった。
人間って見た目で判断するなっていうけど今回は見た目で判断しちゃったよ。」
と旦那。感謝されて、手を振って見送り、
あとから旦那に「どうしてドアを開けるの!!!」と怒られた。
「これってふらふらあるいていてヒッチハイクする人と同じなんだよ。」
その通りだ。決してヒッチハイクを乗せてはいけないと固く言われているのにどうしてドア開けちゃったんだろ。今までドア開けるとろくなことがないんだった。

昔、息子がまだ赤ちゃん、1才のときだ。
当時ロスアンゼルス、トーランスのアパートに住んでいたときのこと。借家かコンドミニアムを捜すまで、とりあえず2ヶ月のアパート暮らしだった。
それまでは最初にミズーリ洲に住み、その後日本に一時帰国して息子を生み、旦那の仕事でカリフォルニアに来たのだった。
ある日、ドアを叩かれて「トイレ貸して」と高校生風の子2人に言われトイレを貸した。次の朝、旦那から「あれ?ひげ剃りがない。」洗面所に置いておいた買ったばかりの高い電気剃刀持って行かれた。それから、アンティークの小さなハサミも無い。
2人組の高校生風のこの子たちは車のドアを割ってゴルフバッグを盗んだり、外に置いてある自転車を盗んだりする子たち。気をつけること。ということがアパートの回覧板でわかった。

また、隣の若い女の子から赤ちゃんのミルク代がないのでお金貸してと言われた。ボーイフレンドと住んでいる若い子だ。
「お金持ち合わせが無い」といったら、テレビの横にコインランドリーのために積んでおいたコインをめざとくみていて、それを指差し、「そこのコインで良いから。」と8ドル分。貸した。
アパートのマネージャーは日系2世の人だった。「なんて人でしょ、赤ちゃんのミルク代のはずはないよ。国からミルク代は支給されているんだから。1週間経って返さなかったら私が取り返す。」と言って結局1週間後お金は戻ってきた。

この日系のおばちゃんに、「トイレを貸す、電話を貸すのはだめ。お金もよ。」と教わった。
その後、アパートを出てパロスバーデスという住宅街に引っ越し、セキュリティが行き届いていたコンドミニアムに引っ越したのでドアを叩く人もいなくなった。
しかし、今度は郵便配達の若い男の子だ。メキシコ系の子。
私たちは4階に住んでいた。エレベーターを使えばなんてことはないんだけど、その子は日本からの荷物を「4階まで運んだのだからね。超過料金だよ。50ドルよこしな。」と言われた。「え?持ち合わせないわ。」というと「いくらならあるんだ?」「20ドルなら」といったら「それで良いから」と言われた。
日本人の友人に話したら「そんなの聞いたことないよ。郵便屋さんがチップ要求するなんて。しかも50ドル?20ドルだって高すぎよ。領収書もらえばよかったんだよ。郵便局にいいつけなさいよ。」
あーアメリカって!とつくづく思った。日本人はなんにも知らないお人好し。馬鹿だから。というか私が馬鹿だ。

今までに本当にいろいろあった。ドアは絶対に開けないこと。ドアの覗き穴。つけなくっちゃ。今回はなんにも事故はおこらなかったからよかったけど気をつけなきゃ。

今年の抱負。
健康のため腰痛を治すため少し痩せること。ドアは決して開けない。ドアの覗き穴を付ける。
みなさんの今年の豊富はなんですか?

身体に気をつけて今年も気楽に頑張りましょう!!!