脱炭素を考えた場合、ポイントとなる発電は、小型水力、地熱発電、原子力が、有力候補ではないだろうか?

 

 

 

 

原子力は事故による放射能汚染のリスクが伴うが、より安全なPWR(加圧水型)であれば、ある程度リスクヘッジが可能だし、ベースロード電源としても期待できるからだ。より安全な原子炉も研究開発中だし、地球に太陽を作る核融合炉は、もっともっと先の話だろうから・・・

 

国定公園などの使用許可がでれば地熱発電もベースロード電源として期待できるが、場所が限られるから、ここは温度差発電(OTEC)の実用化が期待される。OTECは、久米島にて100kWの実証実験中で、2026年には1MW、30年以降に100MWを目指している。

100MWクラスになれば原子力発電所並みの能力になるのでかなり期待できる。

 

水力は大規模なものではなく、小型水力をネットワークでつなぎ、地産地消をメインにすれば、天災時の広域停電などのリスク回避が期待できる

 

個人的には、欧州などではフランスの原子力、デンマークの風力、北欧の水力など、国を挙げて一定の発電に注力できるのは、各国間の送電網のネットワークが構築されているためで、万が一のリスク回避につながっている。

 

しかし、日本は島国であり、大陸とのネットワークもないことから、欧州のようなことができないのだから。