マイナス金利 | 後藤組社長 後藤茂之のブログ

後藤組社長 後藤茂之のブログ

仕事のこととか、趣味のこととか、Twitterでのつぶやきの他に思うところをアップしていきます。

驚きました、マイナス金利です。
{2605527C-8B46-4812-B2C1-13C6AE00F67C:01}
お金を預けると減っていく⁈
驚き桃の木山椒の木、ブリキに狸に蓄音機です。
異次元緩和どころじゃありません。
異常緩和です。

これで何が起こるか?
日銀はマネタリーベースは現状維持していく方針と言っています。
マネタリーベースは日銀券プラス日銀当座預金ですから、今後も日銀が国債を買い続けるのであれば市中銀行は売った国債の代金を日銀当座預金に預けておくと減るので、必ず何かで運用しなければなりません。
そこで融資や株式投資に向かうのでしょうが、これまでマネタリーベースを前年対比で30%以上増やしても3%前後しか増えなかったマネーサプライが、この政策によって増えることは間違いなさそうです。つまり市中に出るお金の量は増える。
また、日本円は金利がマイナスなのですから、当然円が売られドルが買われるので円安が続くでしょう。

以上のことから、再び円安株高に戻ることが予想されるのですが、ここで懸念材料があります。
それは、日本の名目GDPは2012年度474.4兆円、2013年度482.4兆円、2014年度489.6兆円、2015年9月度で500.7兆円で2015年9月度の名目GDP2012年度対比は105.5%です。
一方東証一部の時価総額は、2012年度363.08兆円、2013年度431.56兆円、2014年度560.62兆円、2015年9月度で515.35兆円で、2015年9月度の東証一部時価総額2012年度対比は141.9%。
この4年間に名目GDPが5.5%しか増えていないのに東証一部時価総額は41.9%も増えています。
しかも東証一部時価総額を名目GDPで割ると102.9%と100を超えています。
この数値が100を超えると実態経済より株が買われていると言われており、今後更にマイナス金利で株価が高くなるとすればそれは官製相場によるバブルであって、いずれそれが破裂するのではないでしょうか。
私はエコノミストではありませんのであくまでも素人の所見ですが、株は怖くてしばらく買えないような気がします。
今持っている株も売った方が良いのか、しかしマネーサプライが増えるということはインフレになる可能性が高いですから現金で持つのも怖い。

本当に異次元になってきました。
なんか不気味です。