近頃(いや、今に始まった話でもないですけれど)、企業の不祥事が
方々で報じられています。
東京電力福島第一原発の「管理不能および環境破壊」に始まり、
阪急阪神ホテルグループ、リッツカールトン大阪の「食材偽装」
(「誤表示」などと言い張っていますが、それはもう「悪意のある言い訳」に過ぎません)
みずほ銀行の「反社会的組織への融資」などなど、
はあ?と耳を疑うようなことが次から次へ明るみに出ています。
しかも、その理由がまたふるっています。
おおよそ普通に論理的行動でできる人であれば絶対に言わないようなことです。
「今、原発を止めると経営に悪影響が出る」
(=我々の住む大地へ多大なる環境汚染・破壊をもたらしているのに、まだ自分の経営を気にするほうが先だということ)
「コストがかさんで儲けが減るから、そうした」
(=自分の懐に入るお金が減るから、って行間で語っているということ)
いやいや、それすら見込んで企業経営はなされなくてはなりません。
それを名立たる大企業が平気でやってしまう、というところが非常に恐ろしい。
しかし、これを読まれる中小事業者の皆様は絶対にそういうことをしないで
いただきたいですし、そういう思考にすら走っていただきたくないです。
現在の日本政府の政策は、そういう大企業に対しては、少々何かがあっても
かなり融通を利かせて、その存亡が問題になるような事態にはしないように
できています。
ですが、中小企業や個人事業主の方々向けにはそんなものは全くありません。
「不祥事=即、存亡の危機」となるのです。
となると、どうするのが良いのか…。
もう、真っ当に誠実にビジネスをするより他ありません。
もちろん、戦略・戦術は必要ですし、他の企業に負けないように競争も
しなくてはなりません。時には厳しい価格交渉もあるでしょうし、家族同然の
従業員の方を解雇せざるを得ない時だってあります。
でも、それでも、法を犯すことや嘘、欺きはいけません。
そうしてしまったら、もうビジネスを行う資格すらないと認識すべきです。
私は、公共の利益に反することなく、真っ直ぐに自分の仕事をしたいですし、
同じように考えてくださる中小企業や個人事業主の方々を心から応援
したいですし、支援させていただきたいです。
誠実にビジネスを行い、かつ成長したいと思われる企業様・事業者様からの
お声掛けをお待ちしております。一緒にこの厳しい時世を乗り越えましょう。