開業をする時、もしくは新規事業を始めるための融資を受けるなどに、
「事業計画書」というものを作ると思います。
ですが、別に特別な時でなくても、それは作って良いものです。
例えば、会社全体を見直したい時や、年度始め、などなど何時でもいいでしょう。
また、金融機関に提出するようなカッチリとしたものでなくとも構いません。
今回から数回に分けて、その「事業計画」の立て方(というよりは立てるための考え方になりそうですが)を書いていきます。是非ご参考になさってください。
今回は、その取っ掛かりとして、
「何のために、会社は(事業所は、もしくはお店は)存在するのか?」
を考えてみましょう。
間違いなく、どの会社も(事業所も、お店も)、ある「目的」のために設立されたはずです。
「何のために、我々は存在するのか」
「我々が存在し、事業を行うことで、どんなことをこの世の中で実現したいのか」
といったようなことです。
明文化されていれば、それを見直しましょう。
されていなければ、誰が読んでもわかる形で文章にしてみましょう。
この「存在意義」と「実現したいこと」が、全ての根本だと思います。
これがなかったら、わざわざあなたが、会社を起こすことも、お店を始める必要もありません。誰かの会社なり、お店で働けばいいのです。
そして、その「存在意義」と「実現したいこと」が明確になると、次の段階として、
存在意義を世間に知らしめるために、実現したいことを実現させるために
「自分達は、どういう姿であるべきなのか」
を考える必要が出てきます。例えば、
・会社の規模はどれくらいか
・おおよその売上高はどれくらいか
・業界での地位はどれくらいか
・地域での立場はどんな感じか
といったようなことです。言い換えれば、
「当初の存在意義や実現したいことのために、『なりたい姿』はどんなものか」
ということになります。
まずは、初回として、ここまでをじっくり考えてみてください。
続きは次回に。