きまぐれの国道1号徒歩の旅 -22ページ目

国道1号上りは、

土山地域市民センター(甲賀市役所土山支所)を過ぎて

これより土山町北土山の中盤へと入っていきます。

 

 

土山地域の中心地なだけあって、

周辺には商業施設こそ少ないですが、

まだまだ数多くの民家が見られます。

 

 

 

440.5km地点を通過します。

 

 

下りでは、歩道部分こそ無いものの

ガードレールが多く設けられており、

歩行者に対する安全への配慮が感じられます。

 

 

 

まもなく、小さな川が見えてきました。

 

先ほど渡った白川橋(Part591)の南で

野洲川から枝分かれした一級河川である田村川の

さらに支流となる「吉川」のようです。

 

 

川の名は国道1号上では確認することができませんでしたが、

国道1号の南北を通る他の道に架けられた橋では

それぞれ「吉川」の名を確認することができました。

 

 

 

吉川を渡ると、国道1号はこれより

ゆるやかな右カーブが始まり、

少しずつ南東方向へと進路が変わっていきます。

 

 

下りの不安定な歩道状況が幸いしてか、

上りでは歩道が途切れる心配はしばらくなさそうですね。

 

 

 

ここで右手からは細い道が交差しており、

200mほど先にある「東海道 伝馬館(てんまかん)」の

施設が案内されています。

 

 

南を並行する東海道では土山宿の本陣跡があり、

今に伝える関連施設がいくつか見られるようです。

 

 

 

さらに少し進むと右手には、甲賀市コミュニティバス

あいくるバスの「近江土山駅」が見えてきました。

 

 

何やらここまでで見かけたバス停とは

少し雰囲気が異なりますね。

 

 

 

ここには待合所と共に、

あいくるバスを運営する「シガ・エージェントシステム」の

近江土山営業所があります。

 

 

かつては、JRバスによる亀山駅~草津駅間を結ぶ

路線バスが運行されていたようですが、

2002年に廃止されたのち、

甲賀市コミュニティバスへと引き継がれたようです。

 

 

 

ここではバス停留所ではなく、

「バス駅」と呼んでいるようです。

 

土山地域を通るほとんどのバスが発着する

ターミナル駅であり、土山本線においては

途中の田村神社止まりのバスが多いため、

大河原方面へと接続する当駅始発のバスが

多数運行されています。

 

バスは上り・下りともに、国道1号上ではなく

国道沿いに独立して設けられた

敷地内の島式ホームに停車します。

 

 

なお、営業所を含めた駅全体とその周辺は、2017年夏まで

行われていた改修・舗装工事により新しくなったようです。

 

前回熱中症になっていなければ、改修前の駅の姿も

拝めていたのかなと思うと、少しばかり惜やまれますね。

 

 

 

撮影していたら、1台のあいくるバスが駅にやってきました。

 

ということで、待機スペースに停車中のあいくるバスを撮影。

 

 

バスは、定員の少ない小型タイプです。

 

豊かな自然や土山茶を連想させる目に優しい緑に

紫のツートンカラー、そしてかわいい甲賀忍者のイラストが

あちこちに散りばめられた愛らしいバスです。

 

 

 

近江土山駅は下り側にあるため、上り歩道からは

駅前に設けられた横断歩道を渡って向かいます。

 

 

今回は上りの旅ということで、このまま直進し

近江土山駅前を後にします。

 

 

 

つづく