【国道1号線徒歩の旅】Part600:近江土山駅周辺 | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号東海道上りは、

土山地域市民センター(甲賀市役所土山支所)を過ぎて

これより土山町北土山の中盤へと入っていきます。

 

 

土山地域の中心地なだけあって、周辺には

商業施設こそ少ないですが、まだまだ数多くの民家が見られます。

 

 

 

440.5km地点を通過します。

 

 

下りでは、歩道部分こそ無いもののガードレールが多く設けられており

歩行者に対する安全への配慮が感じられます。

 

 

 

まもなく、小さな川が見えてきました。

 

先ほど渡った白川橋(Part591)の南で野洲川から枝分かれした

一級河川である田村川のさらに支流となる「吉川」のようです。

 

 

川の名は国道1号上では確認することができませんでしたが、

国道1号の南北を通る他の道に架けられた橋では

それぞれ「吉川」の名を確認することができました。

 

 

 

吉川を渡ると、東海道はこれよりゆるやかな右カーブが始まり、

少しずつ南東方向へと進路が変わっていきます。

 

 

下りの不安定な歩道状況が幸いしてか、

上りでは歩道が途切れる心配はしばらくなさそうですね。

 

 

 

ここで右手からは細い道が交差しており、200mほど先にある

「東海道 伝馬館(てんまかん)」の施設案内がされています。

 

 

南を並行する旧東海道では土山宿の本陣跡があり、

今に伝える関連施設がいくつか見られるようです。

 

 

 

さらに少し進むと右手には、甲賀市コミュニティバス

あいくるバスの「近江土山駅」が見えてきました。

 

 

何やらここまでで見かけたバス停とは少し雰囲気が異なりますね。

 

 

 

ここには待合所と共に、あいくるバスを運営する

「シガ・エージェントシステム」の近江土山営業所があります。

 

 

かつては、JRバスによる亀山駅~草津駅間を結ぶ路線バスが

運行されていたようですが、2002年に廃止されたのち、

甲賀市コミュニティバスへと引き継がれたようです。

 

 

 

ここではバス停留所ではなく、「バス駅」と呼んでいるようです。

 

土山地域を通るほとんどのバスが発着するターミナル駅であり、

土山本線においては途中の田村神社止まりのバスが多いため、

大河原方面への接続を行う当駅始発のバスを多数運行しています。

 

バスは上り・下りともに、国道1号上ではなく

国道沿いに独立して設けられた敷地内の島式ホームに停車します。

 

 

なお、営業所を含めた駅全体とその周辺は、2017年夏まで

行われていた改修・舗装工事により新しくなったようです。

 

前回熱中症になっていなければ、改修前の駅の姿も

拝めていたのかなと思うと、少しばかり惜やまれますね。

 

 

 

撮影していたら、1台のあいくるバスが駅にやってきました。

 

ということで、待機スペースに停車中のあいくるバスを撮影。

 

 

バスは、定員の少ない小型タイプです。

 

豊かな自然や土山茶を連想させる目に優しい緑に

紫のツートンカラー、そしてかわいい甲賀忍者のイラストが

あちこちに散りばめられた愛らしいバスです。

 

 

 

近江土山駅は下り側にあるため、上り歩道からは

駅前に設けられた横断歩道を渡って向かいます。

 

 

今回は上りの旅ということで、このまま直進し

近江土山駅前を後にします。

 

 

 

つづく