【国道1号線徒歩の旅】Part616:土山町猪鼻(猪鼻交差点以西) | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号東海道上りは、長かった土山町南土山地区を抜け

いよいよ険しい山間部エリアへと入っていきます。

 

 

この先の分岐からアクセスできる

「大宮神社」「長松(ちょうしょう)寺」「ダイヤモンド滋賀」

「黒滝遊漁場」といった施設が案内されます。

 

 

 

これより始まるのは、土山町猪鼻地区です。

 

 

地名に猪(いのしし)が入っていますが、猪が出没するのでしょうか。

徒歩で無防備なので少し不安ですが…

 

 

 

左カーブが続く中、右手

下り側には何か白い看板が見えてきました。

 

 

 

 

「金比羅(こんぴら)神社」です。

 

京都に総本宮をもつ八坂神社と同様、

金比羅神社もまた全国各地に多数(約600社とのこと)存在しており、

香川県仲多度郡琴平町の「金刀比羅宮(ことひらぐう)」を

総本宮としています。

 

 

「こんぴらさん」の愛称で知られており、

「金刀比羅」「琴平」「事比羅」「金比羅」と神社によって

名称が多少異なるようです。

 

 

 

さて、上りではここで左に小道が分岐します。

 

 

東海道は国道1号とここでわかれ、左の道を降下しながら

大きくそれていき、その先の集落地帯を通過するルートをたどります。

 

以前はこの東海道だけだったところを、山を切り開いて

国道1号を新たに通した結果このようになったのでしょう。

 

 

 

それを示すかのように、分岐始めにはこのような石碑が。

 

 

この付近は「猪鼻村」と呼ばれていたようで、

現在の街区にも猪鼻の名が残っています。

 

 

 

そして、国道1号は片側2車線+両側歩道のまま、直進します。

 

 

こちらでは左カーブが終了し、一山を越えても

そこから急降下とまではいかず、見通しの良い直線で

緩やかな下り坂が始まります。

 

 

 

437.4km地点を通過します。

 

 

ところどころ中央分離帯は開きますが、基本

上り線と下り線は分離した状態が続きます。

 

 

 

土山町猪鼻に入る頃に予告された通り、

遠くに次の信号が見えてきました。

 

下り坂で速度が出やすいこともあってか、

道路標示には「速度落せ」の文字も。

 

 

まもなく左に分岐する県道507号からは、国道477号を経由して

行くことが可能な「湯の山温泉」が案内されています。

 

 

 

同じ地点、下り側では

距離および方面の案内がされています。

 

 

大津からは、これで51km。

国道1号は地図上では京都府より西方中央部から

滋賀県内に入っておりますが、それでも南方へ縦断で抜けていくと

50km以上の距離があることが分かります。

 

旧水口町の中心エリアに相当する「甲賀市街」からもこれで16km。

甲賀市自体の広さも相当なものであることが分かります。

 

 

 

つづく