【国道1号線徒歩の旅】Part517:菩提寺(中郡橋北交差点以東) | きまぐれの国道1号徒歩の旅

菩提寺地区は、野洲川から北に大きく広がり

蒲生(がもう)郡竜王町と接する

湖南市北西部を占めるエリアです。

 

地区の中央を横断する名神高速道路には、

「菩提寺パーキングエリア」があります。

 

菩提寺地区の中には、北山台、菩提寺北、サイドタウンなど

5つの異なる地区が入っており、

菩提寺地区はその周りを囲むように指定されています。

 

 

地区名「菩提寺」の由来となる寺院は

731(天正3)年に建立されたもので、戦国時代にその大半が

消失したようですが、正念寺、西應寺、菩提禅寺など

跡地に再興された寺が現存しています。

 

 

 

その菩提寺地区の南部に広がる田園地帯に新設された

国道1号栗東水口道路の上りを東へと進みます。

 

指定区間は2.1kmあり、ここまでの最長だった

逢坂1丁目(1.6km)をも上回っています。

 

 

上りでは、バイパス区間に入ってから最初に見かける

方面および距離案内です。

 

次の中継地・甲賀(こうか)市まで13kmと示されました。

調べたところ、13km先は

旧水口(みなくち)町のあたりでしょうか。

 

 

 

栗東水口道路は、中郡橋北交差点で側道が本線に吸収され、

高架道路がなくなって視界は開けましたが、

4車線分のスペースに設けられた暫定2車線の様子は

外部の歩道からは確認が難しく、ここからしばらく

歩行者が撮影するにはもどかしい暫定区間が続きます。

 

 

下り側のガードレールに設置された463.1kmの距離標も

この通り確認しづらいです。

 

バイパスの略記「Bp」が頭に付いているため

キロ数が余計に読みづらく、地味にストレスです(苦笑)

 

 

 

しばらく進み、バイパスの車道と高低差が出てきたせいか

車道の様子がさらに把握しづらくなる中、

463km地点を通過します。

 

 

このタイプの距離標は高く掲示してくれて

まだ発見しやすいので、良かったです。

 

 

 

まもなく、北側から道が交差します。

 

 

バイパスを挟んだ南側にも同じような道があることから、

かつては南北を通していたであろう細い一本道でしたが、

国道1号バイパスを分断するわけにもいかず、

バイパスの車道とは交差せずに歩車道の間に割って入り、

バイパスの側道に移行しています。

 

現状、暫定2車線につき2車線分の用地が余っているので、

これを活用した形です。

完成4車線になれば、この側道はなくなるのでしょうか…。

 

 

 

462.9kmの距離標は、ギリギリ確認することができました。

 

 

再び側道の一部となった歩道では、

ここから短くゆるやかな坂道をのぼります。

 

 

 

坂道をのぼり切ったあたりで、

柵越しに462.8kmの距離標が見えました。

 

 

今度は車道と高さが揃ったので、

距離標の向こう側も少し見えます。

 

 

 

坂をのぼったかと思えば、

またすぐなだらかに降下していきます。

 

 

先を見た限り、どうやら降下するのは側道だけのようです。

 

 

 

再び本線と高低差がついてきました。

 

 

下る途中で未整備地帯が途切れて車道部分が広がり、

上り側道は全面舗装された状態になりました。

 

 

 

462.7kmの距離標、何とか顔を出してくれました。

 

もしかしたら、側道から見える程度の高さに掲げて

距離標を設置してくれているのかもしれません。

 

 

まもなく、石部大橋から続いた菩提寺地区がようやく終了し、

次の正福寺地区へと移っていきます。

 

 

 

日本橋まで、あと463km。

 

 

 

つづく