【国道1号線徒歩の旅】番外編:甲西駅 | きまぐれの国道1号徒歩の旅

復路7日目の旅は、国道1号が栗東水口道路の

バイパス区間へと移る石部大橋交差点(Part511)より

旧道区間に入ってから約1時間半後の17時15分を迎えるところで、

JR草津線の甲西駅に到着しました。

 

国鉄時代の1981(昭和56)年、三雲~石部駅間に新設された駅で、

2018年現在、草津線の中では最も新しい駅です。

 

 

甲西駅には北口と南口の2つの出入口があり、

東海道の甲西駅口交差点からは、

こちらの北口前に行くことができます。

 

以前は国道1号から約300mの至近距離にある駅でしたが、

現道ルートが東海道から北の栗東水口道路へと移行してからは、

最も近い国道岩根花園交差点からでも約1.4kmと

駅からはかなり遠く離れてしまいました。

 

 

 

JR西日本の駅となった1987年より、

1985年閉園となった遊園地「甲賀ファミリーランド」から

当時の甲西町が引き取った蒸気機関車がこの北口前広場に

置かれていたようですが、2008年の駅周辺整備の際に

譲渡のため撤収され、跡地にはバスやタクシーの停泊スペースや

一般車両のための駐車場が設けられています。

 

 

バスの駐車スペースには、

湖南市コミュニティバス「めぐるくん」のバスが停車していました。

 

甲西駅前からは、菩提寺、ひばりヶ丘、石部・三雲両駅、市役所など

湖南市内の多くの方面とを結ぶバスが運行されています。

 

 

 

甲西駅は、南北に長く伸びた平松地区の北部に所在しています。

 

湖南市の中心市街地にあることもあって、開業以来

駅の利用者数は少しずつながら増加傾向にあり、2018年現在では

1日平均の乗車人員は2500人程度となっています。

 

 

駅舎は橋上に改札や窓口などを設けており、

2015年より地上とを結ぶエレベーターが新設されています。

 

 

 

駅の北口前ロータリーは、並ぶ商店の数は少ないですが、

屋根・ベンチ付きのバス・タクシー乗り場が並び、

開放感のある空間が広がります。

 

 

駅前整備が行われてからまだ10年程度ということもありますが、

日頃から美化活動も行われているためか、駅前は大変きれいです。

 

 

 

甲西駅ホームを撮影。

 

この駅は1面1線で列車交換がないため、

駅名標には双方向に矢印がついています。

 

 

甲西駅は、西隣りの石部駅からは3.3km、

東隣りの三雲駅からは3.8kmの所にあります。

 

湖南市内にある鉄道駅は、これら3駅のみです。

 

 

 

駅舎に入り、橋上から北口方面を撮影。

 

 

右の奥に見える建設中の建物は、

「湖南市立甲西中学校」のものです。

 

 

 

駅改札前のようす。

 

 

券売機は1台のみ。

石部駅には簡易式の改札機があるのみでしたが、

この駅には自動改札機があります。

 

窓口はありますが、早朝・深夜は無人となります。

 

 

 

甲西駅、2つの出口の案内。

 

 

東海道があり発着するバスの向かう方面が多いこともあってか、

市街地のある北口側に「湖南市役所」をはじめ

主な施設が集中しているようです。

 

 

 

改札を挟み、今度は橋上から見た南口のようす。

 

 

南口前にも北口前と同様にロータリーがあり、

駐車場やタクシーの停泊できるスペースがあります。

駐輪場はありますが、商店やビルの類がほとんどなく

こちらはややのどかな雰囲気です。

 

向こうの交差点近くには、南口側では唯一の商店である

「セブンイレブン」甲西駅前店があります。

 

 

 

こちらにも北口と同様にバス・タクシー乗り場がそれぞれ

設けられていますが、発着するバスの方面は

甲西南線のみで、やや少ないようです。

 

 

さて、甲西駅周辺を散策し終えたところで、東海道に戻り

次はこの日の最終目的地である三雲駅を目指します。

 

復路7日目の旅は、いよいよ終盤に入ろうとしています。

 

 

 

つづく