国道1号線復路7日目の歩き旅は、17時半を過ぎたところです。
甲西駅への寄り道を終え、甲西駅口交差点に戻ってきたところで、
旅で撮影した写真は累計5000枚に到達しました。
引き続き、旧道区間を東へと進んでいきます。
甲西駅口交差点を境に、西(大津方面)行側は
丁目区分のない針地区に入っています。
「湖南市役所東庁舎(旧甲西町役場)」や「甲西図書館」などの
公共施設が並ぶ北の東(四日市方面)行側は、
中央1丁目がまだ続いています。
旧460.8km地点を通過。
東行側には、「平和堂」甲西中央店が見えてきました。
西行側では、甲西駅北口前から
「湖南市立甲西中学校」の敷地が大きく広がっています。
この周辺一帯の避難所兼緊急避難場所に指定されています。
復路7日目の歩き旅は昨年6月の実施でしたが、この時は
甲西中学校が全面改装工事をしていました。
この秋、補完撮影で再び同校の前を通ったのですが、
ごらんの通り全面改装は完了し、同じ場所とは思えないほど
様変わりした新しい甲西中学校の姿を見ることができました。
その甲西中学校前で、旧460.7km地点を通過します。
向かいの東行側には、平和堂のほか、
レストランの「COCO'S(ココス)」甲西店も見えました。
まもなく、針交差点に入ります。
交差点北東側の角に見えるのは、「甲西郵便局」です。
ここで左折すると、甲西橋で野洲川を渡り、国道1号バイパス
栗東水口道路の国道岩根花園交差点につながります。
同バイパスと接続する野洲川に架かる橋は、
石部大橋・中郡橋・甲西大橋に続きこれで4つ目となります。
西行側では、針交差点を過ぎても針地区は続いています。
東行側では、針交差点先の甲西郵便局までで中央地区が終了し、
西行側と同じく針地区が始まると「甲西高等学校」の敷地に入ります。
東海道沿いは同校のグラウンドが広がり、
校舎などの建物は野洲川沿いに集中しています。
同校は1985年夏、高校野球で全国大会(甲子園)に
滋賀県勢として初出場しています。
余談ですが、あだち充原作の漫画「タッチ」の舞台である
「明青学園高校」の女子制服(ブレザー)は、この時に取材した
甲西高校の制服がモデルになっているとのことです。
こちらは今秋、補完撮影したものです。
国道1号指定から外れて2年半以上が経過した現在でもなお、
このようにガードレールに国道1号のマークが表示されるなど、
旧道には国道1号であった事を示す痕跡がはっきりと残っています。
旧460.5km地点を通過します。
そもそもこの距離標は元々の国道1号に関するものですから、
その大多数が現存する時点で、痕跡が残っていることになるわけで。
旧460.4kmの距離標は、東行側に設置されていました。
甲西高校の敷地が終わったのか、
東行側の沿道は田畑に変わっています。
まもなく、県道4号は針地区を抜け、
東行・西行両側とも次の夏見地区へと入っていきます。
つづく









