【国道1号線徒歩の旅】Part349:北花山大峰町 | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号五条バイパス上りは、京都市東山区に入り

北花山大峰町(きたかざんおおみねちょう)の区間が続いています。

 

カーブをともなった下り坂が続くことは、

東山トンネル入口前の標識で知らされていましたが、

ここで具体的に7%と傾斜の程度をお知らせしています。

やや急坂でしょうか。

 

 

徒歩は勢いがついて下りているうちは少し楽かもしれませんが、

下り坂の脚への負担は後々地味にくるみたいですし、

楽だからって勢いをつけすぎるのは禁物です。

 

車道でも、下り坂に入った車に必要以上に加速がかからないよう

「導流レーンマーク」と呼ばれる道路標示が見られています。

これは、各車線の左右端に破線を入れることで車線をはっきりさせ、

また車線中央に白い矢羽根状の標示を入れ注意を促すことで

この矢羽根の上を車両により安全に通行させ、車道の幅を

視覚的に狭く見せ、ゆっくり走行させる効果があるようです。

 

 

 

さて、歩道が狭かったので嫌な予感はしていたのですが、

ここで目の前に厳しい現実を突きつけられます。

 

 

車道脇の歩道が再びなくなり、左にはかわりに新たな細道が。

 

車道側には歩行者通行止めの標識こそありませんが、

下り坂で加速しがちの車の脇を歩く危険を冒すよりは

遠回りでも安全な左の脇道を選択する方が賢明でしょう。

 

ああ、合流した途端にまた離脱とは…(泣)

 

 

 

というわけで、国土交通省京都国道事務所

東山スノーステーション(雪寒基地)の左を通り、細い脇道へ。

 

この旅3度目となる国道1号離脱は、

先ほどの合流からわずか3分後のスピード離脱となりました。

 

 

今度は東山ドライブウェーの時と違い

歩行者用への案内がないので、けっこう不安な離脱です。

 

道中の寂れた雰囲気がより一層不安を掻き立てます。

通ったのが夕方とか暗い時間帯じゃなくてよかった…。

 

 

 

この道は、清閑寺山ノ内町の

下り線で交差していた府道116号 渋谷街道のようです。

 

どうやら交差して以降、国道1号とは重複していたようですね。

 

 

いくつか民家が並ぶ前を通り抜け、道がだんだんと

五条バイパスの方に近づいているようなと思ったら、

なんと早くも五条バイパスが再び見えてきました。

 

 

 

バイパスから離脱していた距離は

わずか200m足らずの短いもので、しかも単純な一本道でした。

 

なんとか道を探してバイパスにまた戻ってくるぞと意気込んで

離脱したのですが、肩透かしを食らってしまいました。

 

 

おまけに、東側では歩行者向けの案内があるではないですか。

国土交通省さん、西側にも案内の設置、お願いします!

 

 

 

そして、五条バイパスに再び歩道が復活したところで

北花山大峰町の区間が終了します。

 

 

この先の山科東野付近までは、京阪バスの運行ルートです。

バスは東山トンネルを通ってきたわけですか…

 

山越えする路線バスを見ると、ちょっぴり応援したくなったり。

国道1号は東京へ向かうまでにいくつか山越えするので、

今後もそういうバスを少なからず見かけることになるのでしょうか。

 

 

 

つづく