国道1号上りは、京阪国道口交差点を抜けて
その大半を東寺(とうじ)の敷地で占めている九条町の南端、
九条通を東へと進んでいきます。
東寺と九条通の間には、ごらんの通り大きめのお堀があります。
下りでは京阪国道側にあった
京阪バス「東寺南門」、京都市営バス「東寺南門前」の
2つのバス停は、上りでは東寺の南大門の近くにありました。
東寺には門がいくつかありますが、
南の九条通に面した門は2つあります。
最初に見えてきたこちらの門は、どうやら
消防等の非常時以外は開放されない開かずの門のようです。
境内には緑が多く動物も集まりやすいので、
通行人にはハトなどにエサを与えないよう注意喚起しています。
続いて左手には、さらに大きな門が見えてきました。
「教王護国寺」とも呼ばれる東寺は、真言宗の総本山であり
平安時代初期の796(延暦15)年に建立されたものです。
寺院内に見られる「金堂」や「御影堂」などは国宝に、
本尊の「薬師如来」などは重要文化財に指定されており、
京都を代表する名所のひとつとして現代に受け継がれています。
東寺は国の史跡や世界遺産にも指定されており、景観を保つため
このような注意の書かれた立て札がところどころに見られます。
南側のもうひとつの門に近づいてきました。
東寺の正門である、「南大門」です。
南大門の入口のようす。
夕方も17時近くになり、西日が強くなってきたせいか
角度次第で写りが少し白っぽくなってしまい申し訳ないです…。
南大門は、重要文化財に指定されています。
一般開放されている門ですが、
開門時間が午前5時~午後5時(通年)ということで、
拝観時間が午後4時半までということもあり早めに閉められたようで
どうやら閉門した直後にここへ来てしまったようですね。
どうせなら閉門している様子も見てみたかったなぁ。
やはりバーミヤンでは休みすぎましたね(苦笑)
この時期(撮影日:2017年4月23日)は
「春の特別拝観」と称し、真言宗の開祖である
空海(弘法大師)にまつわる宝物の公開があったみたいですね。
九条町の区間は、このあとも
東寺の敷地が終わるまで続きます。
つづく