《本日のDVD鑑賞》
なんとも残念な話だが史上初の4団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシクが、前WBCヘビー級王者タイソン・フューリーとの再戦前にIBFの指名挑戦をできなくIBF王座を返上になるらしい・・・・ウシクは 『アンソニー、ダニエル、聞いてくれ。IBFのベルトは君たちにとって大切なものだろう。9月21日用にプレゼントしてやる。世界は強者を愛している。君たちの友人で、無敗の世界ヘビー級チャンピオン、ウシクより。ベルトは君たちにくれてやる!』 と、嫌みたっぷりに発言した。タイソン・フューリーの怪我やらで再戦が延長になっていたのが悔やまれるが、4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥選手もWBAからムロジョン・アフダマリエフとの指名戦指令に最悪はWBA王座の返上する可能性が高いとか!?
指名挑戦はあって当たり前だし、上位ランカーと下位ランカーの対戦も頻繁に行われるべきだと思う。しかし、時期挑戦者決定戦でも魅力的なカードになるイギリス人同士のアンソニー・ジョシュアvsダニエル・デュボア。1986年生まれのジョシュアに1997年生まれのデュボアだが、ダニエル・ダイナマイト・デュボア(DDD)と呼ばれるデュボアが一気に世代交代するのか!?
両者ともにデビュー戦からKOの連続を重ねたが、アンソニー・ジョシュアは全勝全KOで2016年4月にIBF王座を獲得 『観戦記1246』 しかし、ダニエル・デュボアは9戦目にケビン・ジョンソンには判定勝ち。それでも、直ぐにKO連発勝利をして地域王座を獲得しまくる。
1997年6月生まれイギリスのロンドン近郊のグリニッジ出身のDDD(Dynamite Daniel Dubois)ダニエル・デュボアは、11人兄弟で育ち9歳からボクシングを始めて弟のプリンスと妹のキャロラインもアマチュアのボクサー~イギリス少年選手権で2度優勝、ジュニアのナショナル選手権では5度優勝~アマチュアで69勝6敗の戦績で、東京五輪のメダル候補だったがプロに転向。
2017年9月にイギリスのマンチェスターアリーナでデビューし、マーカス・ケリーに1RでTKO勝ち 『観戦記2059』
2週間後にもブライズ・メンデューノを2RでKO~5月にデビッド・ホーンを1RでKOして、7月にはマウリシオ・バルガンを2RでKOしてWBCユースヘビー級王座を獲得。
WBCユース王座は返上して、9月にBBBofc南部ヘビー級王座決定戦でAJ・カーターを1RでKOして王座獲得 『観戦記1839』
12月にも、ドリアン・ダーチを2RにTKOで降す~2018年2月にDL・ジョーンズを3RにTKOで降しBBBofc王座の初防衛に成功
6月にも、トム・リトルを5RにTKOで降しBBBofcイングランド王座を獲得
10月に、元IBFインターナショナルヘビー級王者のケビン・ジョンソンを判定で降す
2019年3月に、WBO欧州ヘビー級王座と世界ランキング入りを賭けて世界王座挑戦経験のある世界ランカーのラズバン・コジャヌと対戦し2RにKOして王座獲得 『観戦記2431』
わずか1ヶ月後の4月に、WBOアフリカ王者のリチャード・ラーティを4RにKOしてWBOグローバル王座を獲得 『観戦記2471』
7月にも、元WBCインターナショナルシルバー王者のネイサン・ゴーマンを5RにKOしてBBBofc英国ヘビー級王座を獲得 『観戦記2713』
さらに4団体で世界ランキングあげる為に、WBOインターナショナル&コモンウェルス英連邦ヘビー級王座決定戦!対戦するのは、元WBOアフリカヘビー級王者のエベニーザー・テテ!
西アフリカに位置するガーナのアクラで生まれたエベニーザー・テテは、2012年4月にアクラでデビューしてリチャード・アマーティに3RでTKO勝ち~さらにアクラで10連勝9KOして、2017年5月にジョージ・アムズに判定勝ちしてガーナクルーザー級王座を獲得~その後もガーナで3連勝2KOして、12月にボニカス・カボレを2RにKOしてWBOアフリカヘビー級王座を獲得。
王座を返上してガーナで4連勝4KOして、初のガーナを出ての試合でダニエル・デュボアと対戦!
全勝全KOは途切れたものの、3連続KO勝ちで地域王座を増やしたデュボアがコレクションに2本ベルトを足すか!?やはり無敗のエベニーザー・テテが、初のガーナを出て大観衆のロイヤル・アルバートホールでアップセットを魅せるか!?
2019年9月27日 WBOインターナショナルヘビー級王座決定戦 ダニエル・デュボアvsエベニーザー・テテ
ダニエル・デュボア 12勝11KO無敗 元BBBofc英国&WBO欧州ヘビー級王者
エベニーザー・テテ 19勝16KO無敗 元WBOアフリカヘビー級王者
1R、デュボアが走って出ていく~廻りながらジャブを出すテテに、デュボアが綺麗に左を伸ばす
下がるテテを、デュボアが追いかけワン・ツー!
デュボアが一気に連打も、まだまだテテも打ち返してくる
逃げ腰のテテに、デュボアは慎重に左を上下に突く
逃げ腰のテテに、デュボアは慎重に左を上下に突く~下がるテテを、デュボアが追いかけワン・ツー!
ガードを固めるテテに、デュボアがワン・ツーから左ボディー!左フック!
さらにボディーを狙うデュボアに、テテは右を返す~しかし、デュボアがショートで打ち抜く!
テテは崩れ落ちる!早くもダウン!
立ち上がったテテに、デュボアが走って極めにいく!
テテも返そうとはしているが、デュボアのラッシュに足が踊る!
デュボアの右がこするように当たり、テテは前のめりにダウン!
なんとか立ち上がりファイティングポーズを取るテテも、レフリーはストップをかけ抗議する!
見事にダニエル・デュボアが7試合振りの1ラウンドKO勝ちで、WBOンターナショナル王座とコモンウェルス英連邦ヘビー級王座を獲得。無茶苦茶荒いしガードもゆるゆるだが、そこが魅力で爆発力勝負のデュボア。
これでWBOランキングはヘビー級6位に上がり、世界戦が見えてきたデュボアの次戦は・・・・3ヶ月後の2019年12月にロンドンのカッパーボックスアリーナで、WBOアジア太平洋ヘビー級王者の藤本京太郎選手を迎え 『観戦記1863』 WBOインターナショナル王座の初防衛戦と、WBCシルバー王座を賭けて対戦し2Rに凄まじいKO劇を魅せ栄冠。
初のガーナ国外での試合も、英国が誇るプロスペクトに完敗となったテテは、ガーナに戻り2021年3月に再起し6RでTKO勝ち~2024年4月にも、西アフリカのトーゴ共和国でアヤオヴィ・アグボンソンに5RでTKO勝ちしている。
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