観戦記2772 GLORY イスラエル・アデサニヤvsアレックス・ペレイラ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

残り2週間を切った4月29日のRIZIN.46だが、残念な事に鈴木博昭選手とYA-MANの1戦はYA-MANの内側側副靱帯と前十字靭帯の損傷で中止になった。キックボクシング時代から両選手を応援していたので、RIZINで目立ってほしくバチバチな打ち合いが観られると楽しみだっただけに残念・・・・昨年の大晦日に開催されたRIZIN.45でも、元K-1スーパーライト級王者の安保瑠輝也選手と元K-1ウェルター級王者の久保優太選手がMMAルールで対決などキックファンには微妙な組み合わせがあった。元々同じ競技の王者同士が他の格闘技で対決というのは、豪華そうに感じるが微妙な対決。そうは言っても、将来的に武居由樹選手と那須川天心選手がボクシングで世界王座を争うことも夢物語ではなくなってきた。

いまやMMAは総合的な格闘技ではなくMMAという競技で、初期のMMAのような様々な格闘技が集まるのでは無くMMAという競技なので‘異種格闘技‘感が好きなのは日本だけだろう。

立ち技選手を柔術家が締め落とすことで始まったUFCだが、キックボクサーのモーリス・スミスが第2代のUFCヘビー級王者になった時にはビックリし嬉しくなった。そして、立ち技の世界最候補のGROLYで2階級制覇、UFCでも2階級制覇をしたのがブラジルのアレックス・ペレイラ!

 

1987年7月にブラジルのサンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポで生まれた‘Poatan(石の拳)‘アレックス・サンドロ・シウバ・ペレイラは、劣悪な貧民街で育ち中学校を中退してレンガ職人として働く~タイヤショップでも働くが、同僚の影響でアルコール中毒になってしまう。

アルコール中毒から抜け出す為にキックボクシングを始め、2012年3月にJungle Fight.37でデビューしてクレイ・シウバに判定勝ち~7月のWGPトーナメントでも、2連勝して85kg級王座を獲得~9月にもWGP.9で判定勝ちし、11月にITS‘SHOW TIME.60でジェイソン・ウィルニスの85kg級王座に挑戦も2RにTKO敗け~2013年3月のSuper Combatで、セザール・アルメイダに判定勝ち~8月のWGPキックボクシング.15トーナメントで、カミロ・フェラスを1RにKO~同日の決勝では、セザール・アルメイダに判定敗け~2014年3月のGRORY.14での、ミドル級王座挑戦者トーナメントでダスティン・ジャコニーを1RにKOする~同日の決勝でも、サハク・パルパリアを判定で降し優勝。

同月にブラジルで、アレクサンドル・ドミトレンコに判定勝ち~6月のGRORY.17での、ミドル級トーナメントではアルテム・レビンに判定敗け~9月にブラジルのWGPキックボクシング22で、ロバート・トーマスに判定勝ち~12月のWGPキックボクシング24でも、イワン・ガラズに2RでTKO勝ち~2015年4月のGLORY.20で、ミドル級トーナメントに出場もジェイソン・ウィルニスに判定敗け~7月のWGキックボクシング.25で、セザール・アルメイダを判定で降しWGPキックボクシング85kg級王座を獲得。

 

そして、再びGLORYに参戦し対戦するのが後にUFCで激戦を繰り広げるイスラエル・アデサニヤ!

 

1989年7月にナイジェリアのラゴスに生まれたイスラエル・モブラージ・アデサ二ヤ(イスラエル・アデサンヤ)は、実業家で会計士の資格も持つ父親と看護師の母親の裕福な家庭で育つ~5人兄弟の長男で8歳からテコンドーを習うも、家の中で暴れまわり辞めさせられたらしい・・・子供たちの教育の為とアメリカへ移住する予定も、2001年のアメリカでの同時多発テロで入国が厳しくなりガーナ~ニュージーランドに移住する。

高校時代に黒人である事でイジメにあい格闘技を始める~映画のマッハ!!!やジャッキー・チェンの影響で18歳からムエタイを始める~21歳からオークランドでキックボクシングに転向し、アマチュアでは32戦全勝~2010年4月にニュージーランドでプロデビューしてジェリー・シーガーにKO勝ち~さらにニュージーランドで5連勝4KOして、WKBFニュージーランドクルーザー級王座を獲得。

さらにニュージーランド、中国、イギリスで10連勝3KO~2012年にはMMAデビューもしていて、7連勝総てTKO勝ち~2014年2月に中国のKunllun Fightで、シモン・マーカスに判定敗け~4月にはGLORY.15で、フィリップ・バーリンデンにも判定敗け~5月にKnees of Fuly.46で、チャールズ・オーガストを2RにKOしてWMCオセアニアクルーザー級王座を獲得~8月に、King of The Ring.86Ⅱワンデイトーナメントを3連勝2KOして優勝~さらに3連勝2KOして、2015年3月にニュージーランドでのボクシングワンデイトーナメントでも3連勝で優勝~4月のKing of The Ring.86Ⅲワンデイトーナメントでも、3連勝3KOして優勝~10月のKing of The Ring.100ヘビー級ワンデイトーナメントでも、3連勝2KOして優勝。

2016年1月に中国でのThe Legend of Emei.7で、カール・ンディアエに1RでKO勝ち。

 

2年前のGROLY参戦で敗けたのを最後に、14連勝してGROLYに再参戦するイスラエル・アデサニア!GROLYのコンテーンダートーナメントでは敗けてしまったアレックス・ペレイラも、王座挑戦を目指す為にも将来の渡るライバルとの1戦目に敗けられない!

 

2016年4月2日 GLORY OF HEROS.1 イスラエル・アデサニヤvsアレックス・ペレイラ

 

イスラエル・アデサニヤ 30勝14KO2敗

 

アレックス・ペレイラ 13勝6KO4敗

 

1R、ペレイラがパンチからロー~さらにパンチで追いかけるも、アデサニヤはステップでかわす

 

アデサニヤは、ペレイラの攻撃をかわしてロー~当ててはかわす

 

アデサニヤは動き廻るが攻撃は出ず、ペレイラに削られていく

 

お互いによく動く~蹴りを当てるアデサニヤに、ペレイラは飛び込んで左フック!

 

アデサニヤは、細かくジャブを入れながらボディー!

 

2R、突っ込んでくるペレイラに、アデサニヤはスイッチしながらジャブを通す

 

ペレイラは、振り回すが当たらない~バックスピンも空振り

 

ペレイラが前に出てアデサ二ヤをロープに追い込むも、身体を入れ換えたアデサンヤが連打!

 

アデサ二ヤが変則的なアッパー~下がったペレイラにサイドキックから連打!

 

アデサ二ヤが変則的なアッパー~下がったペレイラにサイドキックから連打!

 

お互いにパンチは入っているが、決定的なダメージは与えられない~アデサ二ヤが飛びヒザ!

 

3R、ペレイラがパンチで詰めていく~廻るアデサニヤを追いかけ右ストレート!

 

アデサ二ヤもパンチを返すが、打ち合いならペレイラか!?

 

それでもアデサ二ヤは、スピードある連打から飛びヒザ!

 

ペレイラは身体を生かして、当たりながら押し返していき振り回す!

 

揉み合っても、ペレイラの方が体幹強い~バックブロー!

 

アデサ二ヤは止まらずに、ペレイラの突進をかわしながらアッパー!

 

前に出て手数はペレイラだが、当てているのは廻るアデサ二ヤ

 

判定は、28-29 28-29 28-29 3-0でアレックス・ペレイラの判定勝ち!

 

競った内容も、前に出たアレックス・ペレイラの印象がよく判定勝ちとなったか!?体格的には勝るペレイラが、アデサニヤのトリッキーな足技にもダメージを感じさせずに前に出続けたのがポイントに響いた。しかし、アデサニヤが勝っていた!という声もあり1年3ヶ月後のGLORY OF HEROS.7で再戦する。

そして、アデサニヤに勝利したペレイラは翌月にブラジルのWGPキックボクシング.30でジェニファ・アルファに4RでKO勝ち~7月には中国でのKunllun Fight.48で、旧K-1で魔裟斗さんの引退試合でも対戦したアルツール・キシェンコと対戦する。連勝が中国で止まったアデサニヤだが、その後も中国の様々な大会で5連勝1KO~2016年10月のGLORY.34で、ミドル級コンテーンダー・ワンデイトーナメントで優勝~2017年1月のGROLY.37でミドル級王者ジェイソン・ウィルニスに挑戦も判定敗け 『観戦記2141』 そして、2ヵ月後の3月にアレックス・ペレイラと再戦がGLORYラストマッチになる。

 

★ペレイラは2021年9月までGLORYでUFCは2021年11月に参戦 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村