観戦記2762 世界前哨戦! エドゥアルド・エルナンデスvsロジャー・グティエレス | 人生マイペンライ

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いつもながらの長丁場興行となった、昨日の(3月31日)3150Fight VOL.8。メインの重岡優大選手は1-2の判定敗けでWBCミニマム級王座から陥落したが、2度ダウンを奪われるもジャッジ1者が優大選手に振ったのはビックリした。セミの亀田和毅選手は、レラト・ドラミニとの再戦は実現ならずWBCユースシルバースーパーバンタム級王者のケビン・ビジャヌエバに5R終了時TKO勝ちした。リング上で第二子の誕生が控えている事を明かした和毅選手だが、2019年7月にアメリカのカリフォルニア州でアマチュア時代にも敗北したWBCスーパーバンタム級王者レイ・バルガスとWBC暫定王座との統一戦に敗けて以来 『観戦記2654』 世界王座戦へのチャンスは巡ってきていない。あの試合もアメリカでは酷評され、その後は日本を中心の活動となる。

あの日の興行では8試合が組まれたが、亀田選手と4試合目の8回戦が判定で残りの6試合は打ちつ打たれつの激戦続きだった。その中でも6試合目に、スーパーフェザー級の世界ランカー対決エドゥアルド・エルナンデスとロジャー・グティエレスは大打撃戦で会場を盛り上げた!

 

1997年11月にメキシコのメキシコシティで生まれた‘Rocky‘エドゥアルド・アレハンドロ・エルナンデス・ペレスは、『父はボクシングファンではなく映画好きだったので、子供の頃は父と一緒によく映画をみていました。リングで殴ったり殴られたりする、ボクシングの魅力がよくわかりませんでした。僕は少し太っていたので、ダイエットのためにボクシングをはじめたのです』と、2014年2月に16歳でデビューしてヘオベニ・サモラを判定で降す~さらに18連勝16KOして、2016年10月にビクトル・テラサスを2RにKOしてWBCラテンアメリカスーパーフェザー級暫定王座を獲得。

2017年4月に、ウーゴ・アルフレド・サンティジャンに3RでTKO勝ちしてWBCスーパーフェザー級ユース王座を獲得~6月に、ロランド・マグバヌアに1RにKO勝ちしてWBCユース王座初防衛に成功~9月にも、ラウル・オラシオ・センティーニョを3RにKOしてWBCユース王座2度目の防衛に成功~12月に、ラファエル・エルナンデス4RにKOしてWBCユース王座3度目の防衛に成功~2018年5月には、元WBAスーパーフライ級暫定王者のドリアン・フランシスコに2RでTKO勝ち~7月にも、マルリーン・カブレラに1RでTKO勝ちしWBCユース王座4度目の防衛に成功~10月には、ルイス・ディアス・ペスタナを2RにTKOで降しWBCユース王座5度目の防衛に成功~ユース王座を返上し、2019年3月にアメリカでイブラヒム・クラス・マジェンダーに2RでKO勝ち。

 

WBCスーパーフェザー級2位までランキングを上げ、世界挑戦がみえてきたところで対戦するのはWBAスーパーフェザー級9位のロジャー・グティエレス!

 

1995年4月にベネズエラのスリア州マラカイで生まれた‘The Kid‘ロジャー・アンドレス・グティエレス・クェバスは、2013年10月にベネズエラのカラカス州でデビューしてアレクサンデル・ポンセに判定勝ち~その後も14勝12KO無敗1分で、2017年7月に後のWBAスーパーフェザー級王者レネ・アルバラードに7RKO敗けし初黒星。

直ぐに再起して4連勝4KOも、2018年6月にヘクター・タナハラに判定敗け~9月にも、オスカル・デュアルテに4RTKO敗け~11月に、エドゥアルド・アゲロに4RでTKO勝ち~12月にも、レオナルド・バディージャに5RでKO勝ち。

 

無敗のWBC2位エドゥアルド・エルナンデスが、世界前哨戦として2戦連続でアメリカマットに参戦!3敗はしているものの、ロッキーのニックネームを持つ激闘派のロジャー・グティエレスが上位ランカーを喰うか!?

 

2019年7月13日 世界前哨戦! エドゥアルド・エルナンデスvsロジャー・グティエレス

 

エドゥアルド・エルナンデス 28勝25KO無敗 WBCスーパーフェザー級2位

 

ロジャー・グティエレス 21勝18KO3敗1分 WBAスーパーフェザー級9位

 

1R、様子をみるグティエレスに、エルナンデスが左フックを振る!

 

さらにエルナンデスがグイグイ攻める~グティエレスは左を伸ばしながら廻る

 

エルナンデスは、気にせず入っていきボディー!

 

ガンガン出ていくエルナンデスに、グティエレスもコンビネーションから右を叩きつける!

 

それでも低く突っ込んでくるエルナンデスに、グティエレスはバックステップして右を振り下ろす!

 

しかし、エルナンデスも詰めていき左を突き上げる!

 

しかし、距離が出来るとグティエレスの長いパンチが生きる!

 

正面から突っ込むエルナンデスに、グティエレスが右を狙い打ち!

 

エルナンデス効いた!必死にクリンチも、グティエレスは振りほどいて右!

 

さらに、エルナンデスが必死に伸ばした左にグティエレスは右を被せる!

 

それでも、エルナンデスは右アッパー!かわしたグティエレスが、右カウンターを振り下ろす!

 

吹っ飛んだエルナンデス!1度は立ち上がりかけるが、腰から砕けて無理!

 

見事に1Rで、ロジャー・グティエレスのKO勝ち!28戦無敗25KOで世界戦目前だったエドゥアルド・エルナンデスだが、ここでグティエレスに止められてしまうとは・・・・世界ランキング2位まで来ていたが、1つのKO敗けがその後のキャリアを一変させてしまう事は多々ある。その後のエルナンデスは、メキシコに戻り4ヶ月後の11月にセルヒオ・プエンテを5RにTKOで降す~さらに2連勝2KOして、2022年6月にホルヘ・カスタネタのWBCインターナショナルスーパーフェザー級シルバー王座に挑戦。初の世界王座挑戦は、2023年10月まで遅れることになる。

ランキング2位を喰ったロジャー・グティエレスは、さらに2連勝1KOして2021年1月に3年半前に敗けているWBAスーパーフェザー級王者になったレネ・アルバラードへ挑戦!

 

★やはりベネズエラというとカーロス・リベラだな 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村