観戦記2758 WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級王座戦 木村吉光vs力石政法 | 人生マイペンライ

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いまの日本人ボクサーで1番指名挑戦者との対戦をクリアーしている井岡一翔選手に、WBAスーパーフライ級1位のジョン・ラミレスとの防衛戦がWBAから指令されたのが大晦日の防衛戦をクリアーしたばかりの 『観戦記2718』 2024年1月。WBCスーパーフライ級王者のファン・フランシスコ・エストラーダとの統一戦を熱望していた井岡選手だが、エストラーダは2022年12月のローマン・ゴンサレス以来1年以上試合をしていないが正規王者。WBC暫定王者のカルロス・クアドラスが誕生しているが、エストラーダは夏ごろにIBF&WBOフライ級王者のジェシー・ロドリゲスとの対戦が計画されているらしい・・・・

やはり、欧米での知名度がないのとプロモーターの関係が大きく関係しているのか!?井岡選手が、復帰した目的でもあるエストラーダ戦は実現しないのか!?

元々は叔父の井岡弘樹さんが所属したグリーンツダジムでボクシングを始めた井岡一翔選手だが、井岡ジム~引退して海外で復帰~REASON大貴ジム~田中恒成戦よりAmbitionジムになり、フランシスコ・ロドリゲスJr戦からはジム名が志成ジムに変更している。

いまや、井岡選手の他に東洋太平洋フェザー級王者の堤駿斗選手、元WBOアジアパシフィックフェザー級王者の森武蔵選手、元WBCフライ級王者の比嘉大吾選手などが所属する。比嘉選手と同じ白井・具志堅ジムで二人三脚だった野木丈司さんとのコンビも復活したが、白井・具志堅ジムのから大湾硫斗選手と木村吉光選手も志成ジムに移籍している。

 

1996年8月に香川県善通寺市で生まれた木村吉光選手は、幼稚園時から空手を始め中学生ではキックボクシングを始める~高校生時は同好会でボクシングを始め、キックボクシングではプロで5勝4KO1分。

高校卒業後に上京し、白井具志堅スポーツジムからデビューし西川勇気選手に判定勝ち~さらに5連勝3KOして、東日本フェザー級新人王に輝く~12月には、澤井剛志選手に2-0の判定勝ちして全日本新人王に輝く~さらに2連勝1KOして、2018年4月にWBOアジア太平洋フェザー級王者のリチャード・プミクピックに挑戦も判定敗け~7月に再起して、三瓶数馬選手を5RにTKOで降し日本スーパーフェザー級ユース王座を獲得。

さらに2連勝2KOして、2019年12月に三代大訓選手の東洋太平洋スーパーフェザー級王座に挑戦も1-2の判定敗け~2020年11月に、仲里周磨選手とドロー~2021年12月に、坂晃典選手を3RにTKOで降し東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得。

 

2022年8月にも、中川兼玄選手を12RにTKOで降しWBOアジア太平洋スーパーフェザー級王座を獲得。

 

そして、世界戦へ向けてのサバイバルマッチで対戦するのが元東洋太平洋スーパーフェザー級王者の力石政法選手!

 

1994年6月に三重県鈴鹿市に生まれた力石政法選手こと佐藤政法さんは、幼い頃から親からボクシングを習わさせられるが複雑な家庭環境もあり17歳で家出~しかも、警察に捕まり2年間少年院で過ごす。

 

しかし、兄の矢吹正道選手からの励ましもあり出所後は名古屋に拠点を移しアマチュアで25勝15RSC5敗~薬師寺ジムから2017年7月にデビューしてイ・サヤに判定勝ち~11月にも谷本涼選手に3RでTKO勝ちも、緑ジムに移籍後の2018年4月に坂晃典選手に2RでTKO敗け。

しかし、兄の矢吹正道選手からの励ましもあり出所後は名古屋に拠点を移しアマチュアで25勝15RSC5敗~薬師寺ジムから2017年7月にデビューしてイ・サヤに判定勝ち~11月にも谷本涼選手に3RでTKO勝ちも、緑ジムに移籍後の2018年4月に坂晃典選手に2RでTKO敗け。直ぐに再起し7連勝4KOして、2021年12月に元東洋太平洋スーパーバンタム級王者のロリ・ガスカに4RTKO勝ち~2022年5月に、東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で渡邉卓也選手をフルマークの判定で降し王座栄冠。8月に、東洋太平洋15位のトムジュン・マングバットを4RにTKO勝ちして初防衛に成功。

 

兄の元WBCライトフライ級王者矢吹正道選手が、この試合の3週間後にIBFライトフライ級王座挑戦者決定戦に挑む 『観戦記2557』 目の前で王座獲得成るか!?WBO13位の木村選手は4年5ヶ月振りのサウスポーとの対決らしいが、WBC15位の力石選手を降し志成ジム2人目の世界王座挑戦へ進めるか!?

 

2023年1月6日 WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級王座戦 木村吉光vs力石政法

 

木村吉光 14勝9KO2敗1分 初防衛戦

 

力石政法 12勝7KO1敗 WBOアジア1位

 

1R、オーソドックスの木村選手に、サウスポーの力石選手で前手をぶつけ合う

 

左に廻れない木村選手に、力石選手がアウトを取りワン・ツー!

 

2R、木村選手は、入ろうとするが入れない~力石選手がストンっとダイレクトの左!

 

入りづらそうな木村選手も、右から入って左フック!

 

3R、左ストレートを狙う力石選手に、左フックで待ち受けようとする木村選手

 

距離を取る力石選手に、木村選手が低く飛び込む~力石選手は左を打ち降ろして右フック!左ストレート!

 

大きくふっ飛んだ木村選手!ダウン!

 

立ち上がった木村選手に、力石選手が極めにいく~しかし、時間無くラウンド終了

 

4R、力石選手のジャブで、木村選手の顔が羽上がる

 

木村選手がガムシャラに打っていく~しかし、力石選手も右フック!左で飛び込んでおいて右フック!再び木村選手ダウン!

 

木村選手は鼻血も酷いが、立ち上がったところでラウンド終了

 

5R、木村選手は、ダメージはあるだろが前に出る~力石選手は、右フックから左ストレート!

 

木村選手は身体を振って入っていく~力石選手は距離を取りながら、左ストレートを餌に右フックを入れる

 

それでも前に出てくる木村選手に、力石選手は距離をキープしながらも踏み込み左アッパー!

 

またも吹っ飛んだ木村選手!立ち上がろうとするが、カウントは10を数え終了!

 

見事に5RにKO勝ちで、力石政法選手がWBOアジアパシフィックスーパーフェz-有級王座を獲得!力石選手はサウスポーの利点を生かして、アウトを取っての左ストレート&フィッシュのアッパーは見事で3度ダウンを奪う圧勝。力石選手はリング上で 『我ながらブラボーでした。木村選手は同じ階級で1歩先を走っていたので。彼に勝つことは価値があること。僕がアジアの頂点に立った。途中、効かされるところがあったので、そこが反省点です。僕はいつでも世界挑戦できる準備はできている。この階級は世界戦を日本でやるのは難しいけど、ファイトマネーは1円もいらないので日本に呼んで下さい』 とリングサイドの3150Fightの亀田興毅さんへアピール。

スーパーフェザー級では長身の178cmを誇るサウスポーの力石選手は、この勝利でWBC8位&WBO9位にランキングを上げる。そして力石選手は、5ヶ月後の2023年6月に3150Fight.VOL6でWBCスーパーフェザー級17位のリカルド・ヌニョスと対戦。王座陥落してしまった木村吉光選手は、7ヶ月後の2023年7月に再起しジャスティン・テソロに5RでTKO勝ち。

 

★漫画ではジョーも力石も世界王座は獲得できなかったが力石政法は!? 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村